外人監督が撮った日本を舞台にしたへんてこ映画。いきなり女体盛りのシーンからスタートして、これは期待ができそうだと思ったら、期待外れもいいところでした。5点(100点満点)
ナイト・トーキョー・デイのあらすじ
築地の市場で働いている身寄りのないリュウ(菊地凛子)は、夜になると闇の仕事を請け負う冷酷な殺し屋としての生活を送っていた。ある日、新しい抹殺のターゲットがいるワイン店をいつものように訪れた彼女は、スペイン人のワイン商ダビ(セルジ・ロペス)と劇的な恋に落ちるが、彼こそ彼女が殺さねばならない相手だった。
シネマトゥデイより
ナイト・トーキョー・デイの感想
「エレジー」、「死ぬまでにしたい10のこと」などで知られるイザベル・コイシェ監督の失敗作。
外国人ビジネスマンを相手に女体盛りレストランで接待している日本人サラリーマンが「これも契約取るために必要なんです。最後にいい方向に転がりますよ」などと言った瞬間から見る気が失せました。
ただのお馬鹿映画になってしまっていて、最後まで収拾がつかないまま終わってしまいあす。
女体盛り見せられただけで商談が成立するほど外国人は馬鹿じゃないって。女で釣ろうとするなら、せめて日本人の女用意するべきなのに、全員白人の女っていうのもアイデアミスですね。どうせならもっとイヤラしい店に連れていけよと思いました。
菊池凛子のベッドシーンだけが唯一の見所、というのも寂しかったですね。菊池凛子は幸の薄い女を演じたら抜群に上手く、とても男なんて寄り付かなそうなオーラが出てていいです。
そのくせイタリア男に惚れた後には急にきれいになったりするから驚かされます。やはり彼女は只者じゃないですね。
それなのにこの監督は菊池凛子を魚市場で働く殺し屋、などというわけの分からない役どころを与え、プロの殺し屋のくせに簡単にターゲットの男に恋をする、というなんともプロ意識の低い中途半端な人間に仕立て上げてしまう大失態を犯していました。
殺しを依頼した方も依頼した方で、最後はじれったくなって自分で銃を手に入れて、ターゲットの男を殺そうとしていましたが、それだったら最初から自分でやれって。とにかくこんなに誰が何をしたいのかが分からない映画も珍しいですね。
出演者全員が自分を見失いすぎ。監督もただ日本が撮りたかっただけだったんじゃないですかね。
こういう人に限って自称日本通で、日本をこよなく愛してたりするから困ります。日本にいるときならまだしも、母国に帰るとこういう奴は必ず友達や家族に「日本人は毎日歯を磨かない」とか「日本人の男はせっかちだからズボンを脱いだ時点でコンドームが装着済みだ」などとホラを流すので嫌いです。
コメント
えーと、そういうホラで迷惑した、そういうことですか?ww
まあ、それに近いことを言っていた馬鹿はいましたね。