言葉を話すテディベアが主人公の下らなくて結構笑えるお馬鹿コメディー。力を抜きたいときに見ると、多少のストレス解消にはなる一本。50点(100点満点)
テッド2のあらすじ
アルバイト先で出会った恋人タミ・リン(ジェシカ・バース)と愛を育み続け、ついに結婚を果たしたテッド。幼いころからの親友ジョン(マーク・ウォールバーグ)との悪ふざけと新婚生活を楽しむ中、彼はタミ・リンとの子供を欲しいと思うように。
だが、自分が縫いぐるみではなくて人間であることを証明しなければ子供を持てないと知った彼は、女性弁護士サマンサ(アマンダ・セイフライド)のもとへ相談に。そして、彼女とジョンの協力を得ながら、法廷に立って自分は人間だと証明しようとするテッドだったが……。
シネマトゥディより
テッド2の感想
セス・マクファーレン監督による、ふざけたストーリーや設定を前提としたコテコテのアメリカンコメディー。下ネタ、ドラッグネタ、人種ネタ、ホモネタなどお約束の笑いでまとめられた、とにかくアホな作品です。
驚きだったのは登場人物に意外と豪華なキャストが集まっていたことです。最近人気のアマンダ・サイフリッドはもちろん、モーガンフリーマンなど俳優人もそうですが、アメフトのスター選手トム・ブレイディやアメリカのTV番組の司会者などが友情出演していたのが笑えました。
それにしても主人公を口の悪いテディベアにするとはすごいアイデアですね。あれはただオッサンの役をテディベアに置き換えただけなのに、それだけで笑いになってしまうのがなんとも斬新で、同時に安上がりなアイデアでもあります。
あれで成立するなら、もうなんでもありですね。苦情覚悟でドラえもんに下品なことを喋らせても笑えるだろうし、ミッキーマウスでやっても大丈夫でしょう。
知らなかったんですが、テディベアというのはあくまでも呼称であって、商標名ではないようです。だからこんなふざけた利用の仕方をしても訴えられないのでしょうね。
これが商標登録された実在するキャラを使っていたら大変なことになるでしょう。見かけがかわいい、子供にも大人にも人気のある、無料で利用できる、下品なイメージとはかけ離れている、などの条件を絞っていったら必然とテディベアになったんだと思います。
物語は前半から中盤にかけて大いに笑えました。ただ後半になって裁判後くらいからダラダラになっていきます。会話のネタが尽きたのか、いつのまにか追いかけっこになり、B級アクション映画へと方向展開していったのが残念です。こういう映画はスパッと終わればすっきりしていいのに、約2時間も引き伸ばす意図が理解できませんでした。
それでも結構笑えるフレーズもありました。僕的には「Excuse me. Where is your non jerk off bathroom?」が一番良かったです。意味が知りたい人はぜひ映画を見てください。
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