安っぽいCGに頼り切った、味気ない、極めてクオリティーの低いヒーローアクション。出演者だけが無駄に豪華で、製作費ばかり無駄遣いした、ろくでもない映画。11点(100点満点)
アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロンのあらすじ
人類の危機的状況を何度も打破してきたアイアンマンことトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)は、平和維持システムとしての人工知能“ウルトロン”を誕生させる。人類を脅威から守るために完成させたウルトロンであったが、平和を脅かす唯一の存在は人類だと結論付け、抹消しようとする。
シネマトゥディより
アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロンの感想
もともこもないことを言わせていただきます。これって実写にする必要ありますか? アクションシーンのほとんどがCG映像。ハルク、アイアンマン、ウルトロンなんてキャラ自体がほぼほぼCGという手抜き。だったら全部CGアニメにしたらいいじゃん。ライブアクションでやる意味ってなに? 前作はここまでひどくなかったんですけどね。
そもそも「アベンジャーズ」という企画自体がすべってますね。ヒーロー何人いるんだよって。 あれだけたくさんヒーローがいて、それぞれにストーリー上に個性と役割を持たせようとするからワンシーン、ワンシーンがかなり薄くなっていました。
画面の中で登場人物たちがあまりにもごちゃごちゃしていて、誰が誰でなにをやっているのかさっぱり伝わってこないのです。
分かるのは、なんとなく頑張ってるよねえ、というぐらいなもので、誰が敵で、誰が味方かも検討がつかないような意味不明な世界が広がっていました。
最近のSF映画はストーリーには力を入れないということでみんなで条約でも結んでいるんでしょうか。だめなSF映画はなにかと「AI(人工知能)」を出してきますよね。
よかれと思って開発した人工知能が反乱を起こすっていう下りはどのSFも全部同じです。「チャッピー」もそうだったしね。
一番ひっかかるのがあれだけ個性豊かな正義の味方が大勢いるのに、みんなが一つの目標に向かって一致団結している点です。
普通だったら必要以上に正義感の強い人間が大勢いたら戦争になります。だからスーパーヒーロー同士がガチで殺し合う、というふうにしないとアベンジャーズは辻褄が合わないのです。
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