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崖の上のポニョは可愛くない!感想とネタバレ

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ponho

風立ちぬ」「となりのトトロ」「風の谷のナウシカ」「千と千尋の神隠し」「ハウルの動く城」「もののけ姫」「紅の豚」「魔女の宅急便」などの宮崎駿監督によるリアリティーとファンタジーがごっちゃになったコメディアニメ。結構ひどいです。38点(100点満点)

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崖の上のポニョのあらすじ

5歳の少年宗介は、海辺の小さな町のがけの上の一軒家で暮らしていた。市街地から外れた彼の家の周囲には何もさえぎるものはなく、ただただ青く美しい海と空が広がっている。仕事で留守になりがちな父親の不在を寂しく思っていた宗介だったが、ある日、浜でさかなの子ポニョと出会うことでその寂しさも忘れ、やがて2人は強いきずなで結ばれていく。

シネマトゥディより

読者の馬刺しさんのリクエストです。ありがとうございます。

崖の上のポニョの感想

まるで東日本大震災を予知していたかの内容で、田舎の村が津波に飲まれて沈んでしまう、というただただ恐ろしいストーリーの一方で、登場人物たちが緊急事態にもかかわらず、決して不安も恐怖も絶望も覚えずに平然としている温度差が笑えます。

死後の世界がどうとか言っている報道もありますが、SFにすれば辻褄を合わせなくてもいい、ということではありません。

物語の中に隠されたメッセージがある、なんていうのもいいけれど、その前に隠されていないメッセージをしっかり伝えろよと思います。 おそらく製作側はストーリーうんぬんよりポニョの可愛らしさを全面に押し出せばいけるだろう、といった安易な企みがあったはずです。

ポニョは確かにかわいいんですが、ポニョを取り巻く人たちがぜんぜん可愛くありませんでしたね。

宗介はポニョを見て「金魚」だと言っていたし、お婆ちゃんの中には「人面魚」とか呼んでる人もいて、金魚と人面魚の明確な線引きもされていない世界なのかと思うと、やっぱり恐ろしくなりました。

僕的には一番面白かったのは宗介のお母さんリサで、どう考えても車で帰ったら命を落とすような嵐の中でドリフトしながら家に帰ったり、ポニョにインスタントラーメンを出したりしてファンキーすぎて爆笑してしまいました。

魚の子であるポニョがハムやラーメンを食べるってどれだけシュールなんだよ。あれはカツオダシのラーメンなのかな。

ラストもいいですねえ。「魚の子であるポニョが人間になるには人間界の身元引受人が必要なのよ」などとポニョのセクシーお母さんが言うんですが、散々ファンタジーのノリで来たのに、突然「身元引受人」とかお役所言葉を使うのにはたまげました。ぶっ飛びすぎてて降参です。

コメント

  1. 馬刺し より:

    日本アニメにも関わらずリクエストを採用していただきありがとうございました。

    38点ですか…少し高過ぎる気がします、この点がどこに振り分けられているのか気になるところです。
    映像美?とかですか?

    「この映画は子供向けに作られた映画なんです!」と言われてしまったら「すいませんでした」と言うしかないのですが、今までの…もっと言うとポニョ以外のジブリ作品は、いくら対象となるのが子供であってもメッセージ性というか…そこまではいかなくとも一本線が通っているストーリーがほとんどだと思います。
    一方この作品は終始ぐちゃぐちゃしてて何が言いたいのか、何を伝えたいのか全くわかりませんでした。
    ストーリーに関しても…なんでお母さんは嵐の中帰ろうと思ったの?小さな子供を乗せてるのに…そもそもあのビックウェーブは何なの?なんで建物が壊れないの?なんでみんな楽しそうなの?家沈んじまったんじゃないの?津波じゃないとしたらあれは何を表しているの?…という様に疑問は絶えません。

    ファンタジーの世界の話であってもファンタジーの世界なりの辻褄合わせをしてもらいたいです。
    「この作品は海のうねりや大きい魚などの描写を楽しむ映画だ!ストーリーは関係ない」なんて言ってしまったら大好きなジブリ映画そのものの格が落ちてしまうような気がします。

    長々と好き勝手書きましたがこの作品の興行収入はとても良かったんですよね、よく考えてみれば子供逹はそんな何かを考えて映画を見ていないし、内容なんてどうでもいいのかもしれません。

    長文失礼しました

    • 映画男 より:

      馬刺しさん

      リクエスト&コメントありがとうございます。点が若干高めなのは、コメディとして見たら結構笑えるからです。もちろん作り手は笑いを狙ってないんですが、天然の笑いが生まれていました。ポニョが大波を裸足で駆けるところもよかったし、宗介がお父さんと光のモールス信号でやり取りするところなんかは最高でした。「馬鹿」と一言打つのに何回も光をカチカチさせてたのに、「旅の無事を祈る」という一文になると、たった3回ぐらいの点滅で表現していたのには腹を抱えて笑ってしまいました。そういう見方で見ると結構笑える映画です。

      • 馬刺し より:

        各所によくわからない「これいる?」ってシーンがありましたよね。

        モールス信号に関しては「航海の無事を祈る」はよく使われる文なので簡略化されているのですが、あのシーンの意図はよくわかりませんでした。

        • 映画男 より:

          馬刺しさん

          モールス信号はあんなに簡略化できるんですね。知りませんでした。