大ヒットディズニーアニメ「アナと雪の女王」のその後を描いた短編ミュージカル。短すぎてアナ雪の大ファンという人以外わざわざ見るほどのものではなく、面白いとかつまらないとかいうより、「これだけ?」と言いたくなる不完全燃焼の一本。30点(100点満点)
アナと雪の女王/エルサのサプライズのあらすじ
エルサとクリストフは、エルサの妹アナの誕生日に今までにない一番のお祝いをしたいと計画を立てていた。ところが、エルサの魔法の力によって誕生日パーティーが危険なものになってしまい……。
シネマトゥディより
アナと雪の女王/エルサのサプライズの感想
アナ雪フリークからすれば待ちに待ったといったところでしょうが、あれだけ期待させた割にはあまりにも短くて、内容がなく、拍子抜けするんではないでしょうか。
上映時間はわずか7分程度です。それだけ短いので短編映画というより、CM感覚で見たほうがいいかもしれません。
出演者(声優)はアナ、エルサ、オラフ、クリストフ、オーケン、スヴェンとコーラスの子供たちのみです。それにちょこっとハンス王子、街の人々、マシュマロウが出てくる程度です。
ストーリーは邦題が「エルサのサプライズ」なんてふうにつけてしまったものだから、てっきり多くの日本人はエルサがとっておきのサプライズ誕生会を開くのかと思いきや、いきなり寝ているアナにエルサが「誕生日おめでとう」といって起こしてしまい、「あなたのためにこの日を祝わせてよ」といった会話で始まるので、ぶっちゃけアナにはその時点でサプライズもなにも計画がばれてしまってるのです。
サプライズ下手な人って結構はた迷惑ですよね。当人からしたら、気づいてないふりしとかないといけないし。
ちなみに本題は「Frozen Fever フローズン・フィーバー」なのですが、なぜフィーバーかというと、その名の通りエルサがその日、熱(fever)を出しているからです。
風邪を引いたエルサはことあるごとにくしゃみをして、その度に魔法によってミニオラフがたくさん生まれてきて、ミニオラフを含めたみんなからアナが祝福を受けます。
ところがエルサは途中で風邪でフラフラになって誕生会どころではなくなってしまい、最後はベッドで寝込み、アナに介抱してもらいお終いです。たったこれだけの内容です。
ディズニーは「アナと雪の女王」の長編映画の製作を発表したので、この短編はファンたちの「熱」を冷まさないためのつなぎ的役割を果たすと考えているんでしょうね。
「シンデレラ」と同時上映になっていますが、わざわざこの短編を見るためだけにお金を払う必要はないと思います。
おそらくそういう人もたくさんいるでしょうが。やっぱりディズニーはマーケティングが上手いですね。
ジブリも「風の谷のナウシカ」の続編とか言って5分ぐらいの短編映画を作って「かぐや姫の物語」と同時上映していればおそらく倍ぐらいの興行収入を得られたんじゃないでしょうか。ジブリはそういう小賢しさを学ばないといけませんね。
コメント
あんまりまともな教養や感性がないなら公共の場でものを言わない方がいい