アカデミー賞長編アニメ映画賞の受賞作品。お姫様の姉妹が雪の中で巻き起こす、ファンタジーアドベンチャー的ディズニー映画。38点(100点満点)
アナと雪の女王のあらすじ
エルサとアナは美しき王家のプリンセス。しかし、触ったものをカチカチに凍らせてしまう秘められた力を持つ姉エルサが、真夏の王国を冬の世界に変化させてしまった。行方不明になったエルサと王国を何とかすべく、妹のアナは山男のクリストフ、トナカイのスヴェン、夏に憧れる雪だるまのオラフと一緒に山の奥深くへと入っていく。
シネマトゥディより
アナと雪の女王の感想
クリス・バックとジェニファー・リー監督による大ヒットディズニー作品。「アナと雪の女王2」の前編です。
生まれつき持ったエルサの不思議な魔力が強くなりすぎて、触れるものすべてを凍らせてしまい、ついには王国全体まで真冬にしてしまう、という身内の揉め事に王国全体が迷惑を受ける意味不明な物語です。
ディズニー映画を見るのは「ライオンキング」以来です。ディズニーアニメをここで紹介するのも初めてですね。夢の国のファンタジーをぶち壊すようなので自粛していたのですが、今回のアカデミー賞の流れてちょっと久しぶりに見てみようかなという気になりました。
アニメ映画というのはそもそも多くの子供が見るのでストーリーになにかしらの教訓があるというイメージを持っていました。ドラえもんの映画にしろ、昔のジブリにしろ、ディズニー映画ももちろん子供が「いい子になる」ような物語ではなかったでしょうか。
自然を大切にしなさいとか、人を外見で判断するな、とかそんなレッスン。しかしこの映画に関しては、特別何もテーマがなく最後に「やっぱり大事なのは愛だよねえ」で終わってしまうのです。もう完全に駄目なハリウッドの家族ドラマと同じでした。お姫様のアナは劇中で姉のエルサの魔法によってハートを凍らせられてしまうのですが、それを治せるのは真実の愛だとさ。
もちろん愛は映画にとっても大切な要素です。しかし愛そのものをメインディッシュに持ってくる映画は不味く仕上がるというのがお決まりのパターンです。とにかく誰かにキスされたがってる、愛されたがってるお姫様から子供たちは何を学べというんでしょうか。
お姫様が王子様から一般人の男に狙いを切り換えるのが早すぎて教育にもよくないですね。劇中には10分ごとに歌が入るんですが、あれもサントラを売るためのディズニーの作戦です。あのせいで子供が親にサウンドトラックを買ってとせがむんです。
あぁ、大人になるとアニメ映画がこういう風にしか見れなくなるから悲しいですね。僕なんかがやっぱりディズニーは見る資格はないんだと思います。
「美女と野獣」が人は中身が重要だとか言うのなら、なんで野獣も中身の美しい野獣と結婚しないのか突っ込みたくなるんです。
美女は外見を気にしないのに、野獣のお前は面食いかよって。こうなったらディズニー映画は卒業しなくちゃいけないと思います。映画そのものより、映画のプロデューサーが子供たちを騙して儲けた札束でカリブ海で豪遊している姿しか浮かばないのです。
コメント
日本アカデミー賞の作品賞が舟を編むという映画でしたよー。
また感想聞かせてくださいっ♪
みーさん
コメントありがとうございます。舟を編む、見たらアップします。
やっと気が向いたので最近見ました
エルサの魔法はLGB(Tは付けたくない)等の所謂普遍でない人の暗喩かなー
アメリカ人の好きそうな話だなー
と思いましたとさ
子供にせがまれ一緒に見ましたが、愛と一口に言ってもキスやハグをされたいと言うような性愛だけでなく、人間愛、姉妹愛、友情、等…様々な愛を表現していて実にディズニーらしい映画と思いましたよ。
性愛にばかり目がいくのは汚れた大人になってしまった証拠ですね。
やはりディズニーは良い意味で子供向けですね。