終始うるさくて、ノリの良さだけで勝負してるアニメ作品。これがピクサーだなんて信じられないdせう。10点
私ときどきレッサーパンダのあらすじ
トロントに住む13歳の中国系カナダ人のメイは仲の良い友達たちに囲まれ、好きなように自分の人生を生きているつもりだった。
しかしお寺を経営しているメイの家族は伝統を重んじる厳しい家族だった。そんな家族や先祖に敬意を払うのが何より大事なことと教わってきた。特に母親はメイのことを異常なまでに干渉し、彼女から自由を奪った。
そんなある日、メイは目を覚ますと自分が赤いパンダになっていることに気づく。やがてメイは感情的になるとパンダになり、落ち着きを取り戻すとまた自分の姿に戻れることを悟る。
パンダは代々メイの家族を守って来た家系のシンボルのような存在だった。メイの母も祖母も叔母たちもみんなかつてパンダとなり、伝統儀式を行うことでパンダを封じ込めていたのだった。
まもなくしてメイの親族が家に集まり、メイのために儀式を行うことになった。ところがメイは大事な儀式の晩に家を抜け出し、大好きなアイドルグループのコンサートに友達たちと出掛けて行ってしまうのだった。
私ときどきレッサーパンダのキャスト
- ロザリー・チアン
- サンドラ・オー
- エイバ・モース
- ヘイン・パーク
- マイトレイ・ラマクリシュナン
私ときどきレッサーパンダの感想と評価
短編映画「Bao」で知られるドミー・シー監督による長編デビュー作。中国系カナダ人をヒロインにし薄っぺらいピクサー映画です。
アジアンテイストと変身プロットをミックスさせた、どこかで見たような映画で、ストーリーの薄さをノリのいい音楽やテンポの速さでごまかしている駄作です。
アジア人といえば、伝統や先祖を重んじ、子供の将来は全て親が決め、親には絶対に逆らえない、といったハリウッドお決まりの偏見に基づく設定がうざく、またかよって思いました。
厳しい両親や親族に振り回されるヒロインがやがて家族と衝突し、最後は仲直りして家族が心を入れ替え、ヒロインは家族の愛情を再確認し、自由を嚙みしめてハッピーエンドみたいなワンパターンなストーリーはどうにかならないんでしょうか。
これを白人監督が作ったっていうなら「分かってないなあ、バカだなあ」で済むんだけど、中国系カナダ人監督が撮ってるんですよ。自分で自分の人種のことをステレオタイプにはめていくっていうタイプね。
そもそもヒロインが中国人にすら見えないのもなんなんでしょうかね。目を細くしたりするとそれはそれで差別だなんだって言われるのかな。外見の特徴がないから食べ物だけとりあえず肉まん食べさせておけば中国人でしょみたいなノリだし、ちゃんと振り切れてないんですよね。
ヒロインのメイをはじめ、友達、お母さん、お祖母ちゃんなどどのキャラも存在感がなく、ヴィランもいません。あくまでも内輪でガチャガチャやってるだけでパンダの呪いを解きたいのか、お母さんとの関係性を健全にしたいのか明確なゴールがないんですよね。だからただ時間が過ぎて終わりが来るまで待つような映画なんですよ。
最近のピクサー映画同様、褒められる点はアニメーション技術ぐらいで脚本やストーリーは絶望的なレベルにまで落ちています。まとまりがないし、適当な出来事をつなぎあわせて時間を稼ぐだけだから心に響くものがないんですよね。
パンダを登場させたのもただ単に中国を象徴する動物だからでしょ。それもサイズが大きすぎるから可愛いくもないし、パンダの無駄遣いしてますよね。ストーリーとパンダは特に何のつながりもないからね。なんだよ先祖代々パンダに取り付かれる家族って。それも女性だけって。
ディズニーは一旦中途半端なグローバリズムとフェミニズムから脱却しないと取り返しのつかないことになりますよ。ほんとピクサー映画なのに話題にすらならなくなってるじゃん。ピクサーは今後しばらく人気シリーズか、人気シリーズのスピンオフぐらいしか売れなさそうですね。
コメント
ご意見に賛成です。3月11日にディズニー+で公開される前にCMでバックストリートボーイズの曲が使われていたのでそれも楽しみにしていましたが、謎の曲に変わっていて、日本語吹き替えから英語に変更しても曲に変わりなくガッカリしました・・。まず主人公が可愛くないのも残念でした。ジブリのアーヤ魔女を思い出してしまいました。(これはもう可愛くないの事前に朝のニュースで取り上げられていて分かったので見なかったです。)言葉悪いですが個人的にはディズニー映画でくそガキ系の顔をメインに持ってくるのやめていただきたいです・・。母と祖母の喧嘩の話も父からこんなことがあってね~と聞くだけで終了したので、昔のエピソードのシーンがあっても良かったのかなと思いました。仲直りも急というか無理矢理な感じだったので・・。竹藪で母だけ若い頃の姿で泣いていたのも謎でした。なんで戻ったの?レッサーパンダになったのはメイメイが噓ついていたからなんだけど。歩いている間にお母さんに戻ったのも?謎でした。1つ前の魔法の家もノリで最後まで持って行った感じだったので、歌って踊って解決系、ハグ解決系ではなくトイストーリーやモンスターズインク、ベイマックスのような中身があるものを今後期待したいです・・2回は見ないです。唯一評価できるのはふわふわの毛並みくらい・・。
確かに手並みはふわふわでしたねえ。ほんとにそれぐらいしか褒めるところないですね。
今晩は。本作、女性の「生理」を描いたところは「斬新」でしたし、クスッと笑えたり、ジーンと来たりする場面はあるのですが、一方で、「not for me」と感じる場面もありました。「共感性羞恥心」をやたら煽られたり、母親の「異常行動」を観るのがきつかったり。
ちなみに、映画男さんは「日本アニメのオマージュやトレス」についてはどう思われますか?
本作の監督が「日本アニメに影響を受けた」と述べており、数々の日本アニメのワンシーンが挿入されています。
しかし、他の作品(ディズニー傘下ではない)からそのシーンを持ってくるなら、「引用」になるため、「エンドロール」にクレジット表記をする必要があるのではないか?と思います。※最も、英語表記だと全てわからないのもありますが。(飽くまでも、一個人の意見です。)
そもそもパンダになったり、戻ったりというのが、らんま二分の一みたいだったし、ゴジラや時をかける少女などのオマージュも見受けられましたね。いずれにしてもオマージュはそのまま原物を使う引用とは違うので、クレジット表記は必要ないかと個人的には思います。
お返事ありがとうございます。確かに、今回は「オマージュ」のレベルでしたね。「原作をそのままトレス」した訳ではないので、「クレジット表記」も必要ないですね。
初コメント失礼します。
正直ミラベルより点数低くて安心しました(笑)
なんか…。そもそも見た目が見る気なくしますよね。ミラベルは『映画では』かなりかわいくて個人的に大好きなキャラクターになったのですが…。
メイはもう、どう見ても可愛いと思えませんでした😣
見た目で決めつけるのはよくないけど、もう少しなんとかならなかったのでしょうかね。
かわいいキャラがパンダぐらいでしたね
これぐらいでしがない芸能人と認めましょうed