拷問を受けることに快楽を感じる人しか見てはいけない作品。日本人ではなく、最初からフランス人向けに作ったに違いない映画です。9点
ドライブ・マイ・カーのあらすじ
舞台俳優であり演出家の家福は、妻の音と幸せな夫婦生活を送っていた。ある日、夫と愛し合った後に音にストーリーが舞い降りてきた。音はそれを夫に語るようになり、記憶力のいい夫が翌朝それを彼女に再度聞かせることで音が脚本を書けるようになった。
こうして音は夫と愛し合うことで脚本を書くためのインスピレーションを受ける毎日を送るようになった。ところが彼女がインスピレーションを受けるのは夫だけではなかった。家福もそのことに気づいていたが、彼は黙認していた。
ある日、音は「今晩大事な話がある」と家福に伝えた。ところがその日家福が家に戻ると、音がくも膜下出血で倒れていた。音はそのまま帰らぬ人となった。
2年後、家福は演劇祭のために広島に2か月滞在することになる。そこで寡黙なドライバーのみさきと出会う。みさきは家福の愛車を運転するために雇われた専属ドライバーだった。家福は、自分の車を人に運転させるのが嫌だったが、主催者側の規則でそれに従わなければならなかった。やがて家福は、みさきと時間を過ごすうちに自分の過去と向き合うようになる。
ドライブ・マイ・カーのキャスト
- 西島秀俊
- 三浦透子
- 霧島れいか
- 岡田将生
- パク・ユリム
- ジン・デヨン
- ソニア・ユアン
ドライブ・マイ・カーの感想と評価
「寝ても覚めても」などの不自然でつまらない映画を作ることを大の得意とする濱口竜介監督による人間ドラマ。村上春樹の同名小説を基にしたカンヌ映画祭脚本賞受賞作品。
出演者全員の演技が絶望的に下手で、村上春樹ファン以外は決して楽しめないし、フランス人じゃないととても評価できない映画です。
日本のキアヌ・リーヴスこと西島秀俊が大根すぎて笑うしかなく、主人公が大根だからほかの人たちもみんな彼に合わせたかのような大根演技を見せています。喋るときは無表情。鼻はピクピクさせる。浮気されても怒らない、がモットーで人間らしさを極力除外したパフォーマンスには失笑ものでした。
演劇のセリフを読むシーンが多いんですが、セリフを読むシーン以外も基本的に全部棒読みで、外国人キャストによるネイティブじゃない日本語に寄せて行ったとしか考えられないです。
脚本家の物語なのに、この映画の脚本家はほとんど仕事らしい仕事をしておらず、村上春樹の本をそのまま出演者に丸投げしたのかよってぐらい会話が不自然です。男女そろって話し方がくどく、男たちは女々しく哲学的で、女なみんな性に奔放で、もうなにからなにまで村上春樹なんですよ。
映画化するにあたって実写っぽく、現実社会の会話っぽくするのが映画脚本家の仕事じゃないの? これ映画じゃなくて、映像を使った小説の朗読会ですよね。
ファーストシーンからして鬱陶しいもんね。裸の男女がベッドの上でなにやら芝居じみた口調で物語をロボットみたいに語っているんですよ。なんでも妻のほうがいつも夜の夫婦生活の最中に突然ストーリーのネタが浮かぶんだって。
それで同じ物語を今度は記憶の弱い妻のために夫が語り、それを聞いて妻が脚本に仕上げるんだそうです。それがこの夫婦のルーティンなんだって。面倒くせぇ。そんな方法でしかネタが思いつかないんだったらレスになった瞬間、キャリア終わりじゃねえかよ。
それも妻はやるのが大好きなのか、インスピレーションを受けることが好きなのか、夫以外の男とも浮気しちゃうそうで、すぐに男を自宅に連れてきちゃうんだそうです。最低かよ。
なんでもいいけど、どうしてそんな喋り方なの?っていう気持ちの悪い話し方をこの夫婦はしているんですよ。こんな喋り方の奴いたら秒で引っぱたくよってレベルなんですが、この夫婦だけかと思ったら登場する奴みんな同じ口調で開いた口が塞がらなくなりました。
そしてそんな片言の日本語を話す日本人と流暢な日本語を話す外国人たちによるナンセンス劇場は3時間以上続きます。見どころは三浦透子が色っぽい、というぐらいでしょうか。それにしたって別に全裸になっているわけでもなければ相変わらず胸を隠すことに命かけてますみたいな撮り方をしていて、大人の芸術セクシー路線で行きたいのかなんなのかはっきりしません。
もう一つの盛り上げどころは若手のイケメン俳優がサイコパスだった、というくだりでしょうか。「バーニング」がそうだったけど、村上春樹の小説を映画化するなら安っぽい恋愛や哲学ドラマにしないで、サイコスリラーみたいにしないとダメなんですよ。そもそも多くの人は気づいていないけど、ホラーSF作家なんだから村上春樹って。だから本作もサイコパス男にフォーカスを置いて進めたらもっとましになっていたことでしょう。
しかしそれをせずに延々と車の中で登場人物同士が誰にもなにも聞かれていないのに突然カミングアウトし合うっていうのが意味不明でした。あの車に乗ったら秘密を喋らないといけないみたいなルールがあるんですか?
「実は私が母親を殺したんです」
女性運転手の告白なんだけど、これだけショッキングなことを告白したくせに、よくよく聞いていくと全然彼女が殺してなかったりするからね。災害のときに母親を助けなかったことを「殺した」って表現するんですよ。「見殺しにした」っていうならまだ分かるよ。でもまるで自分が手をかけたって言っちゃうところが寒いんですよ。私、今もずっとそのときの背徳感、罪悪感を背負ってますアピールね。一生背負ってろって。
そしたら主人公の家福も家福で、「じゃあ、俺も妻を殺したよ。だって妻が倒れた日にすぐに家に帰らなかったんだから」とか言い出して、車内で謎の「私が殺した」自慢が始まるんですよ。あいつらは一体なにを競ってるの?
あの流れなら家福と女性運転手が男女の関係になって、寝てるときに運転手が「あ、思いついた」って言いながら、またストーリーを語りだすとかにしないとダメですよね。妻だけかと思ってたら、ここにもいたぞって驚いてエンディングでいいでしょ。
コメント
いつも楽しく拝見しています。
濱口竜介監督&村上春樹なんで最初から期待はしてなかったけど、海外での評価がやたら高いのでひょっとしたらと思ってましたが、やっぱりそういう感じの仕上がりだったんですね。
「寝ても覚めても」は早送りでもアホらしくなって、途中で観るのを止めましたし(笑)
河瀨直美の作品しかり、外国人にああいうのが刺さるのが本当に謎です。
カンヌだけでなくてアメリカでも高評価のようで、このままだとアカデミー賞も当確の勢いですね。
日本映画が評価されるのは嬉しい事ですけど、これがオスカーを受賞したら複雑です(笑)おそらくもっといい作品があるはずなので。
外国人には、意味不明で、詩的で、哲学的で、エキゾチックなのが刺さるんでしょうね。
よくぞ書いてくれました、です。ありがとう。
海外における人気は村上春樹原作につきると思う。このバブルののりの映像は海外では目新しい。この作品を好き、ということでちょっと難解な原作も映像もわかるインテリ、みたいになる。まさに海外むけを狙ってる。村上春樹の作品が全て嫌いなのでやっぱり20分が限界だった。購入じゃなくてレンタルでよかったー。
役者より原作がダメ。こんなのをよく演じるな、と反対に感心してしまった。村上春樹、なんで今更?感がものすごいある。設定が80年代すぎて既視感ありすぎで気持ち悪い。役者も当時流行ったバブル期アンニュイ感をよく体現していて、見る側を非常に退屈にさせる。「わざと」退屈にさせる、といいうのも80年代トレンドだったし(フランス映画に起源あり)。アメリカ人はほとんどそんなフランス映画のことを知らないと思うのでマジで目新しいんだと思う。もちろん、こんなスロームービーは今だからこそわかるのかもしれない。
目新しいで言えば日本の特にTVショーなどこっち(海外)でやったらよっぽどその方が衝撃的だと思う。あなたの番です、とか。こっちの人はまだ業界の人以外はそういうアジア、日本のTVショー見てないからこんな映画でビビっちゃう。
そもそもなぜ海外には村上春樹を批判する批評家がいないのか?あるいは村上春樹が嫌いな私がおかしいのか?なんであんな小説が海外でも売れたのか、売れているのか、謎すぎ。何も起こるようで起きない。出てくる人物全て軽くて気取っている感じ。深くもないけどチェーホフとかアソシエーションによって作品の質を妙に高める手法。みんな、騙されるな、と言いたい。多分、人間ドラマを求めていない人に受けるんだろうか。人間の本質とか、真の追求をしたがらない大衆にウケるのかもしれない。だから私にはわからないのかも。
村上春樹しか思い浮かばない作品でしたね。
ガマンして2時間椅子に座っていましたが、耐えられませんでした。映画の良さが全く感じられない私は異常なのでしょうか。
いたって正常だと思います。
全く同感です。
この映画のどこが面白いのか、数々の賞を取るのは私が鈍感だからなのか?と
自問自答しました。
仰る通り、何が言いたい映画なのか
分からない、つまらない映画でした。
アカデミー賞を取るくらいだから
さぞかし面白いに違いないと心早らせた自分を後悔しました。
賞に釣られて見ちゃうと痛い目あいますね
初めまして。
記事拝見しました。
あなた様がはっきり書いてくれていてとても有難いです。
私もこの映画と西島秀俊はいいとは思っていないのでw
グレートパフォーマーに選出されたのだって村上春樹原作だからだよとしか言いようがありません。
本当に外国人って村上春樹好きですよね。この人も私は大嫌いです。
外国の映画賞を更に受賞するのでしょうか?
他の名作を差し置いて。
とても複雑です。
村上春樹の海外人気すごいですよねぇ。
ドライブマイカー、感想はすべて同感です。一言でいうなら、退屈極まりない、しみったれた作品。日本アカデミー賞8冠だけど、邦画界の質の低さを改めて感じた。まあ、日本アカデミー賞なんて最初から期待はしてないんですが。
日本映画が内容的にもクオリティーにおいても、ますます疲弊していく兆候を見た気がしました。がっかりです。
米アカデミーには本質を見極める評価を期待したいです。
もともと海外のほうが評価が高かったので、米アカデミー賞でも何かしら取りそうで怖いです。
本日のYahooニュースで、
「ドライブ・マイ・カー」が絶賛される、深くて大きい理由
よみました。
米の日本人ジャーナリストが書いてたけど、その根拠が全く解りませんでした。こじつけたような抽象論で長々と書いてるだけで、これがまかり通るならハリウッドのカブはガタ落ちでは?
意外です、俺が拷問好きだったなんて
霧島れいか演じる“おと“がセックス後にインスピレーションが湧き、だけど、覚えてられなくて、相手の男がそれを語る。なんでこんなまどろっこしい設定にしたのか、ここでまず入り込めませんでした。台詞覚えのために わざわざカセットに吹き込んでいるというエピソードがあるんだから、物語が降りてきた時点で、自分の声を録音すれば良かったのに。
この作品で重要な、“言葉で伝わらない何か“を“イ ユナ“を演じたパク ユリムは立ち稽古で 確かに何かを伝えてくれました。ピアノを 落ち葉で 表現していて それでも“何か“は伝わってきました。ここはグッときました。反対に、“おと“を巡る男が『良い女』だったと繰り返しいう度に、良い女だと、言葉でない描写では伝えきれてない自信が見えました。
カンヌで賞を取ったと聞いてからずっと観たかったのですが、叶わず、ですがグラミー、アカデミー賞に絡んできそうということで、私の住んでいるサンフランシスコでも上映されたので観れたのですが、英語圏の観客が一番受けていたのは、広島の劇場関係者の女性のものすごく辿々しい日本語でした。←大爆笑! 観終わってから隣の男性が『彼女は日本人ではないの?』と聞いてきました。
確かに、夫婦のルーティンがまどろっこしいですねえ。あんな複雑な物語をアドリブで言えるくせにすぐ忘れる妻ってなんなんでしょうね。
昨日見ました。広島の風景は期待していたほど映ってなくて拍子抜けしました。24時間の情事を見習って欲しい。映画に誘ってくれた娘が面白くなくてごめんなさいと謝ったので、悪いのは村上春樹だからと慰めました。娘にこんな辛い思いをさせた村上春樹が許せません。ノルウェイの森を中学生の時に読んでから大嫌いです。
これ一人でもそうだし、親子で観に行ったら絶対ダメなやつですよね。
ごめんなさい、娘さんとのやり取り、おかしすぎます。
私も非常につまらない映画に夫と娘を連れて行って、後で二人の人生の2時間を無駄にしてしまい、ごめんねと謝ったことがあります。今でも時折、いやぁ、あれはひどかったねと懐かしんでおります。
娘さんに対する慰め方も、「悪いのは村上春樹だから」とは、もうおかしくて涙が出ます。「娘にこんなつらい思いをさせた村上春樹」って、あぁ、もうやめてください、涙が止まりません。
私は春樹派でも龍派でもありませんが、「ノルウェイの森」は、読まなきゃよかったと後悔した本の一つです。
黒沢清と村上春樹の、海外での謎人気。
映画男さん今晩は。本作は村上春樹さん原作の映画なので、その独特の感性故に、評価は分かれますね。私も鑑賞しましたが、「これは賛否両論だな~」と感じました。
一つ質問なのですが、映画男さんが「鑑賞を途中で止めた」作品と、「酷評ながらも最後まで観て感想を書いた」作品の違いって何ですか?
私は、映画館だと、「途中退出したいけど、中々実行できずに結局最後まで観てしまう」ことが多いので、もし映画男さんの基準があれば知りたいです。※配信やレンタル、テレビ放映なら、即止められるのですが。
勿論、読者からのリクエストなら最後までご覧になっていると思います。
最後まで見る映画と、そうでない映画の違いは単純に面白いかつまらないかですね。ただ、話題作に限ってはどんなにつまらなくても見るようにしています。話題作以外だと、たとえ読者さんのリクエスト作品でもあまりにもつまらないものは最後まで見れないことが多く、リクエストに応えていないものはだいたいそれにあたります。
お返事ありがとうございます!確かに話題作の記事はアップされていますね。今後も参考にさせていただきます。
皆様のコメント見て私だけじゃないんだと安心しました。突っ込みどころ満載のなんだか気持ちの悪い映画でした。同性から見ても旦那が出張キャンセルになり家に帰ったら他の男家に入れてアンアンしてるのキモいって〜。
それを黙認してる男もっとキモいって〜
現実感のない映画。本当に小説のままの方が良かったのかなと思わせる映画でしたね。3時間はキツい。過去の後悔を語り合うならもっと感情的に酒でも飲みながら、あいだみつを並に人間だもの〜って
汚い心さらけ出して暴露大会してほしい。綺麗な小説のような日常は
なかなか非現実で映像では受け入れにくいのでは??
お腹いっぱいの喪失感。
ご馳走様でしたm(_ _)m
村上春樹の小説の映画化はやめておいたほうがいいですね。
何つーか、村上春樹とその信者は「バブル時代の美学や価値観」から卒業できていない印象がある。この映画で出て来た車のサーブとか、まさにその典型だし。
こんにちは、再びお邪魔いたします。
ドライブ・マイ・カーが多数の映画賞にノミネートされていて何だかうーん、という感じです。
村上春樹原作の上に外国での評価が高いからでしょうか?
それに元から棒演技と噂の高い西島秀俊が主演男優賞を受賞しているのも納得できません。
多分ですが日本アカデミー賞もこれが殆どの賞を総ナメでしょう。
とてもつまらないと思います。
正しい評価がなされていないと思います。
邦画がどんどん地に落ちていくでしょうね。
評価がどうなるかは人それぞれの物差しによるので難しい問題ですが、日本は海外の権威に圧倒的に弱いので影響を受けているというのは大いにあるでしょうね。
やはり海外での評価に影響を受けている可能性があるのですね。
だとしたら他に素晴らしい映画があるのかもしれないのに間違っていると思います。
そんな出来レースのような決め方をするのなら映画賞など決めなくていいと思います。
他に評価されるべき邦画を誰も言わないのが面白いコメント欄ですね
尾身会長さんw
私のベストは「まと君」ですわ。
ドライブよりも、はるかによかった!まあ「まと君」は、世界で勝負するってタイプの作品ではないですけどね!
だがそれがいい!
「まと君」って何?と思った場合は、自分で調べて下さいね!
尾身会長ならわかるでしょ?笑
ちなみに、私も、ドライブの謎の大絶賛に嫌気さしていたので、映画男さんが鋭い点をついてくださってスッキリしました!ありがとうございました!
ここに辿り着いて良かったです。
3時間がほんとに時間の無駄。
キャストが大根。
広島、瀬戸内の良さも何も描かれてない。
ひかりTV のポイントで自宅で鑑賞しましたが、映画館に行かなくて正解。
この映画もですが、なぜ村上春樹は絶賛されるんでしょう?
そこが知りたいです。
村上春樹自体が権威みたいになってますよねえ。おかしな話ですが。
はじめまして。
皆さんが絶賛するなか、私の気持ちを代弁するかのようなご意見、ちょっと安心しました。久しぶりに気持ち悪くて途中で出て行きたい映画でしたから。
ところが、息子(物書き業)は凄く良かったと、、新しくて、と。
私には古めかしくて陳腐な東京カレンダーみたいな映画だったのに。saabを見た時に嫌な予感しましたが(笑)
もしかしたら、1周回って若い方々には新鮮な映画なのか、と思ったりしてます。
映画好きより、文学好きに受けるんでしょうね。
ドライブマイカーも酷かったですけど、「まと君」あれは途中で馬鹿らしくて退席してしまいました。
清原果耶の演技が臭すぎて、なぜもっと自然に演技ができないのでしょうか。
彼女が評価されているのが謎です。
「まと君」もそんなにひどいんですね。
映画男様の評価すごくわかります!
この映画、最低ランクですね。。
僕からあえて一つ言います。
主人公が現場観てしまうときの、音と男性がものすごく安っぽく思えました。
形式上の感じで、、
ここは笑わせたいなかな?とも勘繰りました。
このシーンで一気に冷めて
二度と戻れなかったですw
そこまではなんとか耐えていたのですが、、
耐えがたい退屈でしたね。
ネット上のレビューでは、素晴らしいだの、傑作だののオンパレードで辟易して、もしかして自分の目が腐っているのかと、目薬をしていましたが(笑)映画男さんのお陰で、自我を取り戻せました(笑)
ありがとうございます!
冒頭の不倫シーンであんなの見せつけられたら普通発狂して襲いかかるか、我慢して動画撮影して証拠押さえるというのが本来の人情だと思いますが、主人公はスルーするわ、その後、女々しく後悔するわ、間男にマウント取られるわ、虫酸が走る展開に終始ヘドが出ました。
撮影も単調で工夫もなく、民放の安ドラマレベル。みんな棒読みで、特に広島の演劇主催者のおばさんの演技は放送事故レベル。
これだけつまらないのに、長さはバルジ大作戦並なので完走するまで地獄でした。
もう二度と見ませんw
追伸
このブログ、マジで面白いのでこれからゆっくり拝見します!
ぜひゆっくりブログを読んでいってください。
見てきました。高槻が何かやらかしそうな面白い味出してました。彼が出なくなった後は途端に長く感じてしまってしんどかった…色々削りたくない気持ちはあるんでしょうがもっと削れたんではないかと思いました。予告編はまとまっていて面白そうに見えたんですけどね。家福と運転手にワンナイトあっても良かったですね。死と正反対の所にあるのが性ですし。
半分は削れたかと思います。
真っ暗な部屋で3時間ぶっ続けで中身の無い低俗で単調な映像を見させられる…もはや拷問でしかなかったです。
これをお金払って観に行って楽しめる人がいるなら…ぜひ解説頂きたい。
最低レベルの映画でした。
ほんとに拷問ですね。
外評判がとても高いので気になり観に行きましたが、赤の古いSaabが出てきた途端に”ん?”と思い、後は春樹ワールド全開でした!本当にフランス人向けに作ったとしか言えませんね。
西島秀俊酷評ですが、彼は大根だと分かっているので。私は岡田将生がミスキャストにしか思えず他にもっとギラギラした俳優いただろう?と。
交通事故を起こして立ちすくんでいるシーンは”アクサダイレクトだろー!”と観ていて突っ込みたくなりました。私一人笑ってましたが、誰もくすりとも笑ってなかったです。
終わった後も私はさっさと退席したかったのですが、誰一人立ち上がらずエンドロール終わるまで座ってました!
えー!そんなものなの?と驚きです。しかもほぼ満席状態だったし、、、
海外での評判が良いと急に良い映画になってしまうのは日本はまだまだですね。
日本人は自分の物差しで芸術を評価できない人が多いですよね。
もうくその極限。気持ち悪くて20分で見るの辞めました。子供と一緒に鑑賞していたのですが子供には酷い映画を見せてしまったなと反省しきり。
間違っても子供と見る映画ではないですね。
3月5日に観賞しました。端的にいえば3時間は長すぎですよ。理屈っぽいセリフで男女関係を紐解いていくんですが、欧州の観客受けを意識した賞狙いの作品だと思いますよ。映画の面白さは映像で説明、シナリオでは伏線をはることと時間経過が大切だと、常々私は映画を観賞する時はこの3点を意識するようにしています。この3点を満たした映画こそ「面白い」と言えるのではないでしょうか。では「ドライブマイカー」のラストってどういう意味?……伏線ありましたか?映像で説明ありましたか?時間経過は?蛇足なシーンだと思いますけど。何度も繰り返しますが3時間は長すぎます。
つまらなくて3時間は地獄ですよね
「ドライブ・マイ・カー」が絶賛される、深くて大きい理由
Yahooニュースで取り上げていました。
まったく、その理由が理解できませんでした。皆さんの意見を聞きたいです。
寝れないときにこれを観ると、絶対眠くなって寝れる作品(笑)
間違いないですね。
いろんなところで賞を取りまくってるので、どんなに素晴らしいのか、テレビの前でお菓子も飲み物も用意して、もう3時間動かないぞー!と、あんなに意気込んでしまった私。がっかりでショックでした。なんでこれがあんなにたくさんの賞取るの??
すごーくつまらなくて1時間半で断念。床に入りました。
次の日、少し期待をもって最後の半分を頑張って見たのですが、やっぱりつまらなかった。
映画男さんの「私が殺した」自慢のくだり、おかしくて声を上げて笑っちゃいました。
もうすぐ米アカデミー賞授賞式ですね。日本人だから応援したいけど、なんか賞取っちゃってもっとたくさんの人がものすごく期待して見ると申し訳ないから、賞取らないで欲しいなぁー、なんて思っちゃいます。
同じアジア映画ならパラサイトのほうが断然面白かったです。
映画男さんのサイト初めて読んだので、バックナンバー読んでみますね。いちゃもん付け、とても面白いです!
ありがとうございます。ぜひほかの作品の感想も読んでみてください。
男の感情死んでるのがテーマの話なのでしょうがないかと (「浮気されたのをもっと正しく傷つくべきだった」みたいなことを主人公が吐露するのがクライマックスみたいな)
セリフとかがキモいのは村上春樹の作品を映画化する時点である程度は免れない現象だと思います。悲しい。
映画男さんの、村上春樹はホラーSF作家だ!に同感です。私的には、「辻褄合わせを手放しちゃった星新一」です。
夫婦で配信で観ましたが終わった時夫曰く「この内容言うために3時間半必要だった?」映画館でなかったのが救いでした。
また映像関係者が好きな「自己言及もの」なんですよね。「ラ・ラ・ランド」も然り。彼らのナルシシズムなのか。ご夫婦で交わって脚本のネタを思いつくって、そんな設定面白がれるのは業界関係者だけでしょ、って言いたい。これのどこに普遍性があるんだか。
さらに自分のドラマの出演男優と次々関係を持って、ってMe Too的にどうなんですかね。ハリウッドはそこは気にしないんでしょうか。
3時間半いらないですよね、3分で十分です
お久しぶりです。
これが米アカデミー賞を受賞したらニュースがうるさくなりそうで今から憂鬱です。
絶対に他の作品が受賞して欲しいです。
受賞したらメディアは大騒ぎしそうですねえ。それでまたTVで本作の批判をする人が誰もいなくなるという変な状況になりそうですね。
>本作の批判をする人が誰もいなくなる。
こういうのはとてもいけない事だと思います。
映画男さんのこのページがあってとても助かっています。
お役に立てて嬉しいです
楽しく拝読させていただきました。同感しかありません。
観終わった後、いちばん印象に残ったことといえば、
リフレッシュのためだけで、
広島から北海道まで車を飛ばすか普通っていうところでした。
ツッコミを拝読していろいろとスッキリしました。
ありがとうございます。
すっきりしていただいて嬉しいです。
取っちゃいましたね~アカデミー・・。で、FLEEが何んにも受賞できないってなんか狂って無い?!とか思いました。
やっぱりって感じでしたね。
見てないけれど、オーバー演技のやすっぽい映画ではなさそうですね
なんか、イスラム教徒の肌を見せない教えが思い浮かぶ
元々、私たち日本人はおおらかな人々なのに
八百万の神で争いを求めない他者を認める人々なのに
他人の行動に、自分のイスラムの基準をあてはめて 怒るはずと思うのもどうかと思う
まず、見てから言おうか
話題作なので、昨日、大学生と高校生の二人の娘を誘ってみてきました。いきなりのベッドシーン、その後もちょいちょい出てくるセックスシーンで焦り…。それはよいとして、最初から最後まで気になったのが、感情を入れない棒読みのセリフでした。特に、広島の舞台関係者の韓国人女性の話し方は、ネイティブではないという理由からではなく、不快なほど棒読みすぎませんか…?それが意図的なのだとしても、あの不自然な間の取り方などは、終始気になりました(どなたかがおっしゃったように、原作のセリフを踏襲しているからなのでしょうか) それ以外では、韓国人の夫婦は、優しそうな旦那さんも可愛らしい奥さんもとても感じがよかったです。ストーリーにまどろっこしさはありましたが、それは許容範囲としても、とにかく感情のない淡々としたやり取りが気になる作品でした。
棒読みひどかったですねえ、全員が棒読みだったと思います。
さっき映画見て帰宅しました。
村上春樹がキライだったことを改めて思い出しました。劇中劇で、それぞれの役者が違う言語で話す舞台なんて、そんな演出あるんでしょうか?まずそれに納得できず、世間一般の評価も良いみたいなんで「自分ってバカなのかな?」と悩みます^^; 広島から北海道まで走って、ノーマルタイヤででしょうかね?タイヤ変えたんでしょうかね?チェーンも付けてなかったですよね?で、最後どうしてドライバーの彼女は韓国であの車に犬連れて乗っているんですか?理解出来てない自分の理解力不足の問題でしょうか?いちいちそういう所が納得出来なくて、う〜〜〜〜〜んと唸ってしまいました。映画男さんの評を読んで多少はスッキリしました(笑)やっぱり村上春樹とは相性悪いみたいだわ、私。
ごめんなさい、同じような内容2度送ってしまいました。
映画男さんのお書きになったもの、非常に面白いですね。他も読ませていただきますね。
重複のコメントとこれは削除してくださいませ。
ありがとうございます。ほかの映画の感想もぜひ読んでいってください。
ああ、面白くない私が異常じゃなくてよかったですwアカデミー賞までとっちゃったんで
もしかして私だけが理解できていないだけで、何か物凄い特別な何かがあるのか、私がサイコパスすぎてわからなかっただけなのか、と思っていましたが、同じような感想をお持ちな人がいてよかったです。海外で人気、、本当かなぁ。外国人の旦那も、息子も、「これ、ロボットが喋ってるの?」って言う感じに気付いてたんで、台詞回しの違和感も私とさほど違いなく感じていたようです。
こう言う風にとればアート的、
て言う感じがくどくて、
内容もさして深いともなんとも。。。深いような感じのそれっぽい作りで作った映画という気がしてその感じが鼻について嫌でした。
鼻につく映画でしたね。
いやはや、普段は邦画はあまり観ない夫婦ですがワイフの希望を取り入れ、今回は特別に。いつも最後列に陣取りポップコーンをポリポリやりながら鑑賞するのが私流。館内を見渡せば平日の昼間というわけで、シラーガ、hageしかいない! 村上原作ということでスケベ親父の私としては冒頭から「え~ぞえ~ぞ」と脳内下品の極み。しかしそっからがいけません。ねむいのかったりいの。途中でシラーガ族、hage族がトイレのためか席を立つ。途中退席してもストーリーに乗り遅れることはありません。どっから観てもOK。だってろくな物語設定ではありませんから。それにどこから集めた?棒読み大根役者さんには期せずして「あの人コリアン?」と独り言。あとでググったられっきとした日本人。この監督には純粋日本人をも在日風に仕上げる才能あるのかしらん?こんなのを長々と見せられたらやっぱり邦画はアカンということになりましたよ。同じ邦画でも「飛んで埼玉」のほうがなんぼか面白かったとつぶやいて見せる。お邪魔しました!
この映画で何を言いたかったのか全くわかりません。出演者も理解できなかったでしょう。村上春樹の小説だから仕方ないですね。お金と時間を返してください。
「ドライブ.マイ.カー」昨日、観に行きました。と言っても20分位観ていて何かつまらなかったので、一旦出て「メタモルフォーゼの縁側」のチケットを買い直して観て来ました。2人の設定や展開に違和感がところどころありましたが、最初の20分で帰ろうとは思いませんでした。芦田愛菜さんの泣く演技は、子どもの時も今も上手だなと感心していました。
大切な休日をもう少しで無駄にするとこでした。宮本信子さんと芦田愛菜さん10年前に観た「阪急電車奇跡の片道切符」以来の共演みたいで、観たいとは思って無かったんですが………。
20分で見切りをつけられる勇気がすごいです。
AmazonPrime でみましたが、皆さんと同様 面白いと思えませんでした。他の方々が詳しくどこがつまらなかったかいろいろ書いて下さっているので省きますが、最後の方で北海道に着いて車から降りて歩いてる二人が何故か長靴履いてる…、何故?いつも長靴 車に積んでんのか?どこかで長靴買うシーンありましたっけ?とかしょうもないことが気になったり。最後 何故か韓国のスーパーから出てきた彼女が車に戻るシーンで、画面に写っている他の車の中にほとんど日本車がない!それに何で彼女 韓国で暮らしてんの?なんて所で、やっぱり村上春樹は日本が嫌いなんだ~と確信しました。何にしても意味不明な映画でした。理解出来ない私がアホなのかな?どーもお邪魔しました
それがまともな感性だと思います。意味不明すぎますね
村上春樹の小説は嫌いでは無いけれど、あれは文学故の美しさなんだなって思いました。
個人的に煙草を車の上から出すシーンは線香のようで中々上手いと思いました、他はだめですね、、
文学を無理やり映像化するのよくないですよね
美男美女の登場もなく、演技は文化祭ですか?のレベル、脚本は感覚ズレすぎ、美しい背景も皆無、何も無い駄作でした。
ぎこちない会話やげんなりするラブシーンで全く夫婦に見えないので、妻を失った悲しみも共感できず。
運転手が5年前に土砂崩れで母が亡くなった話を語った時、観ている側は「そんな大変な事があって、お気の毒に」と話に入り込もうとしても、家福は驚くこともない表情で「てことは君は今23?」と実に頓珍漢なセリフ。これは流石に椅子から転げ落ちそうになりました。
そんなチグハグな言葉のやりとりが多く、観る側の感覚とズレすぎていて呆れました。
何故脚本賞なんて取れたのでしょう?審査員は人とのコミュニケーションが取れている人なのでしょうかね?不思議です。
道を走る車を俯瞰で見せる時間が長く、景色が良いわけでもないので無駄に退屈でした。
北海道に行けば何か新しい展開あるとか?
期待したけれど、残念。ガラクタの山を見せて「あれがうちです」って。本当かよ?って感じです。もうこの頃にはすっかり話についていけなくなってました(笑)
もっと大人になればこの映画の良さがわかるのでしょうか?
多分、一生分からない映画だと思います。
これは断じて観ないですなー。
先生の文句でそう決めました。
こんなへんてこな話をなんで映画化すんだろう?
絶対観ないっすね。