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マリグナント狂暴な悪夢はつまらないB級ホラー!ネタバレと感想

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この記事は 約4 分で読めます。

オチがひどすぎて笑うしかないホラーもの。次から次へとよくこんな酷いネタを思いつくなあ、と悪い意味で感心してしまう作品です。17点

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マリグナント狂暴な悪夢のあらすじ

1993年ドクター・フローレンスは患者ガブリエルの治療にあたっていた。特殊な能力を持つガブリエルはある晩、狂暴化し、病院のスタッフを殺害してしまう。

27年後、シアトルに住むマディソンは夫の子供を妊娠していた。しかし妊娠のせいで体調がいつも優れなかった。やがてマディソンは夫と些細な事から口論になり、壁に頭をぶつけられてしまう。彼女はそのまま痛みに耐えながら眠りについた。

目を覚ますと夫は何者かに殺害されていた。マディソンは誰かが家に侵入し、夫を殺す悪夢を見たばかりだった。するとマディソンまで家の中にいた何者かに襲われ、再び頭を強打し、意識を失うのだった。

それによってお腹の赤ん坊は息を引き取ってしまい、マディソンは絶望の中で病院のベッドの上で目を覚ました。一体何者の仕業なのか。マディソンはその後も度々悪夢とも幻覚ともいえる症状にうなされるようになる。

マリグナント狂暴な悪夢のキャスト

  • アナベル・ウォーリス
  • マッケナ・グレイス
  • ジェイク・アベル
  • ジョージ・ヤング
  • ジャクリーン・マッケンジー
  • マディー・ハッソン
  • ミコレ・ブリアナ・ホワイト

マリグナント狂暴な悪夢の感想と評価

ソウシリーズ死霊館シリーズアクアマンシリーズなどを手掛けるジェームズ・ワン監督によるB級ホラー。予告動画は面白そうなのに肝心な中身は低クオリティでアホらしく、終盤は笑ってしまう物語です。

プロットが相変わらずぶっ飛んでいて、そんなことあるわけねえだろ的な設定についていけませんでした。

物語はヒロインの女性が、ガブリエルと呼ばれるモンスターの幻覚を見るようになり、やがてそのモンスターが次々と人殺しをする様子をまるで目の前で見ているかのような”錯覚”に陥る、というものです。

見どころとなるのは、そのモンスターの正体のみで、一体そいつは何者なのか、そしてヒロインとはどのような関係にあるのかが終盤で明かされます。

一番の問題点はモンスターの戦闘能力が異様に高すぎることでしょう。飛んだり跳ねたりは当たり前。銃に撃たれても問題なし、マインドトリックも使える。腕を振り下ろせば相手の体を貫通させ、首の骨を折ることなど朝飯前、といった調子です。

そのせいでホラー映画のはずが、ところどころでアクション映画に様変わりするんですよ。終盤なんて一人で10人ぐらい相手に戦いだしたりして、マトリックスみたいな動きになる始末で、笑わずにはいられませんでした。あいつは一体どこで格闘を覚えたんだよ。

そしてモンスターのガブリエルがなにがしたいのかが全く分からず、とにかく触る者皆傷つけるんですよ。人を殺すのが好きみたいで、あんなに大暴れして、被害者も大勢出てるのに警察が少人数しか出動しないっていうのがバカですねえ。最初から逮捕する気ないっていうね。

ジェームズ・ワン監督の作品ってアイデアはいいんだけど、映像、演出、出演者がダメなんですよね。もう最初の5分でB級臭がプンプンするんだもん。もはや怖いとかじゃないんだよね。へええって感じで。

マリグナント狂暴な悪夢のネタバレ

さてガブリルの正体ですが、実は彼はヒロインのマディソンの肉体に寄生した、いわば結合双生児だった、というのがオチです。

ガブリエルがあまりにもマディソンの体を蝕むので、体の大部分をそぎ取って、頭部だけをマディソンの後頭部の中に閉まってしまえ、とドクターが言い出し、手術の結果、後頭部に蓋をして、ガブリエルの存在を隠したんだそうです。ね、バカでしょ?

それでもときどきガブリエルはマディソンの後頭部をドアのように開けて出てきては悪さをするんだけど、ちゃんと南京錠かなんかで鍵かけたらって思いました。

それだったらすぐにマディソンが逮捕されてるはずじゃん。現場に指紋とかベタベタついてるはずなのに。あと二人して体を共有しているなら、マディソンももっと運動能力が高くてもいいですよね。いずにしても終始そんなバカなな話で、まともに見れませんでした。

ラストの締めくくり方も強引すぎて、まるで意味不明でした。「私もマインドトリックつかえるんだからね」などと言って、ガブリエルとマディソンが会話をし始めるんですよ。話し合いで解決できる相手なの? そんでもってマインドの牢屋の鍵を閉めたかなんかで、めでたしめでたしってなんじゃそれ。

「すぐにこんなところ抜け出してやるからなあ」

「分かってるわよ。でも次回は私も準備しておくわ」

挙句の果てには次回作まで予告したりして、ふざけんなって思いましたね。そうなんです。これもシリーズ化目指してるみたいです。

ジェームズ・ワンってどんだけシリーズに携わる気なんですかね。このレベルで世界に配信できるってすごい特権だなあ。

コメント

  1. ゆーた より:

    めちゃめちゃわかる。
    傑作っていう人多いから見たら、開始30秒くらいでB級じゃね❔と嫌な予感。
    直感通りあらゆる箇所で説得力が足りない。全くあなたの書いていること通りで痛快でした。

  2. ちー より:

    冒頭からB中のBでした。
    最後まで見るのつらかったです。
    けど、あの両面姿で戦ってる姿には笑わせてもらいましたw

  3. より:

    B級の枠として見たらアクションホラーっていうジャンルとして、見れなくはないぐらいの作品でしたね。
    映像も面白いとこはあるにはあるし。
    のめり込んで見入るほどの面白さは個人的になかったです。B級なので内容も緻密に作り上げているというほどのものはなく、話半分ぐらいに見ましたね。そうすれば見れなくはなかった。