スポンサーリンク

ブラッド・レッド・スカイはつまらない!ネタバレと感想

※当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています
※当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています
この記事は 約4 分で読めます。

ヴァンパイア母ちゃんがテロリストに立ち向かう世界観がごちゃごちゃな映画。いろいろな要素を混ぜればいいと思っている人たちが作った駄作です。23点

スポンサーリンク

ブラッド・レッド・スカイのあらすじ

ナディアはニューヨーク行きの飛行機に息子のエリアスと共に搭乗しようとしていた。彼女はトイレで何やら注射を打ち、持病の発作を抑えているようだった。その間、エリアスはほかの乗客の男性と仲良くなっていた。

ナディアとエリアスを乗せたフライトは無事離陸する。ところがしばらくすると機内にいたスカイマーシャルが複数の乗客たちに殺害されてしまう。フライトはハイジャックされてしまったのだ。

たちまち乗客はハイジャック犯に制圧された。怖くなったエリアスが席を立って逃げようとしたところナディアが止めに入り、ハイジャック犯の一人エイトボールに銃撃されてしまう。

何発も銃撃を受けたナディアだったが、彼女は徐々に意識を取り戻し、吸血鬼となってハイジャック犯に立ち向かうのだった。

ブラッド・レッド・スカイのキャスト

  • チディ・アジュフォ
  • ペリ・バウマイスター
  • グレアム・マクタヴィッシュ
  • ローランド・ムーラー
  • ドミニク・パーセル
  • アレクサンダー・シェア

ブラッド・レッド・スカイの感想と評価

「WAVE」の脚本家として知られるピーター・ソーワース監督による、ドイツ発吸血鬼ハイジャックアクションドラマ。ヴァンパイア映画とハイジャックテロ映画を掛け合わせた作ったアクションホラーでやりすぎ感満載のバカっぽい話です。

「たまたまハイジャックに遭った機内にヴァンパイアの女がいたら」というプロットがこの映画のアホさ加減を物語っていて、乗客の中にお医者さんがたまたまいるのとは比較にならないほどレアだろっていうところから始まり、途中からハイジャック犯や乗客もヴァンパイアになって機体を破壊しながら戦うハチャメチャストーリーになっています。

一件、普通に見えるお母さんが実はヴァンパイアなのはかつて家族旅行に行った際に自動車が故障し、助けを求めに行った夫が帰ってこないのを心配して追いかけていくと農家でヴァンパイアに殺され、自分もそこで噛みつかれたからだそうです。なんだそりゃ。

そういった出来事を今まさにテロが起きている最中に回想シーンとして平行して思い出していくのがまず笑えるし、噛みつかれてもすぐヴァンパイアになる人とそうじゃない人がいたり、ヴァンパイアの身体能力が高かったり、そうでもなかったり、ガバガバの設定のまま話が進むためついていけません。挙句の果てにはヴァンパイア同士で噛みつき合ったりしてるからね。

また、ヴァンパイアの発作を防ぐ抑制剤はどうやって誰によって作られたのか問題には一切触れられず、ヴァンパイアは光に弱いといったベタな条件も加えられ、とても真剣に見れませんでした。

ストーリー性が低く、テロリストの意図や目的についてもスルーで、ただなんとなく機内がパニックに陥る様子を描いていきます。最初はヴァンパイア母ちゃんVSテロリストという図式だったのが、いろんな人たちが噛まれるうちに誰対誰の戦いなのかも分からなくなっていくのもダメですね。なによりしっかりとした話の着地点を考えてないので、行き当たりばったりなストーリー展開になっています。

もしかすると「新感染ファイナルエクスプレス」からインスパイアされたんじゃないかな。「新感染ファイナルエクスプレス」もストーリー性はそんなにないけど、あれは交通機関とゾンビを掛け合わせた一発目のアイデアとして斬新だったから受けたわけで二番煎じはダメですよ。

最後はもう面倒くさいから飛行機ごと爆発させて終わらせちゃえみたいな投げやりなエンディングになっていましたよね。あの状況でそもそも乗客の中でも一番か弱い子供が最後まで生き残れるわけないだろって話なわけで、善人の男性までテロリスト扱いされて逮捕されたかと思ったら、またすぐに解放されたり、ほんと何がしたいんだろう。

普通のテロの話ではつまらないからもう一つなんか要素を加えたいよねえって感じでヴァンパイアになったんだろうけど、結局のところ「最近、ゾンビものが多いからそろそろヴァンパイアで行こうよ」的なノリで作られた映画なんですよね。別にヴァンパイアをゾンビやエイリアンに変えても全く内容は変わらないでしょ。もうこのパターンは通じないよ。

コメント

  1. リリコ より:

    「新感染ファイナルエクスプレス」がヒントかもという洞察には納得です。まあ、当方は体調が悪い時に見て爆笑できたのでそんなに不満はありませんでしたが。
    最後の方、善良な中東系の男が警察と「君の出席する予定だった会議は存在しない」「奴らにハメられた」というやりとりをしていたのですが、確かに冒頭で自分は科学者で会議に出席するとか言っていたのは覚えているのですがハメられたというような伏線はありましたかね…。

  2. RenoBank より:

    そこそこ楽しかったです。
    悲運な境遇におかれた親子の母子愛だとかを誇張せず、アクション?、ホラー?に徹してくれたのがよかったです。ウォーキングデッドみたいに聖書の引用とか説教くさいことたれられるとアウトでしたが。

  3. ヴァイパイアのお母さん より:

    普通に面白かった。
    映画マニアの方々の考え方は上をいこうとし過ぎて全く映画の存在意義を理解できていません。
    そもそもなぜ映画を視聴している最中に「ヴァンパイアは光に弱いといったベタな条件も加えられ真剣に見れなかった」
    とか「夫を探しに行ったら噛まれて感染した。なんだそりゃ」とか、じゃあほんとにこの設定がしっかりしていたら記者の方は楽しめていたのでしょうか?
    絶対楽しめれていないはず。なぜなら、映画の設定をばっか気にして、全く映画の世界に入り込もうとしないから。

    何に対しても映画を見るときは集中して見てみましょう。

  4. たらこ より:

    駄作は言い過ぎかと。
    まともなサイトの評価通り☆3/5ぐらいが妥当な感じでした。
    小狡いキャラがやられる所はちょっとスッキリする。無能指揮官も良い感じ