間違っても映画館で見てはいけないB級映画。日本人俳優に釣られて見ちゃダメですよ。1点
モータル・コンバット2021のあらすじ
17世紀の日本、ハサシ・ハンゾウは妻と二人の子供と静かに暮らしていたところをライバル一族であるビ・ハンに襲撃されてしまう。ビ・ハンはハサシ・ハンゾウが留守にしている間に妻と息子を殺害する。
ハサシ・ハンゾウは怒りに燃え、ビ・ハンに立ち向かっていくが返り討ちに遭ってしまう。唯一生き残ったのはハンゾウの長女の赤ん坊だけだった。
それから数世紀後、アメリカではハンゾウの血を引くコール・ヤングは総合格闘技の選手として戦っていた。彼の胸には生まれつき龍の痣があった。それを見た元特殊部隊の兵士ジャクソン・”ジャックス”・ブリッグスがコール・ヤングに近づいていった。ジャクソンによると、その痣は生まれつきのものではなく、選ばしものに与えられたものだという。
そこにビ・ハンが現れ、コール・ヤングに襲いかかった。ビ・ハンは龍の痣がついてる者たちの命を狙っているらしかった。そうして地球を征服するのを企んでいるのだった。コール・ヤングはそれを阻止するために同じ痣を持つ同志たちを探しに行く旅に出る。
モータル・コンバット2021のキャスト
- ルイス・タン
- ジェシカ・マクナミー
- ジョシュ・ローソン
- 浅野忠信
- メカッド・ブルックス
- ルディ・リン
- 真田広之
モータル・コンバット2021の感想と評価
サイモン・マッコイド監督による、大人気ゲームを実写化したおバカ映画。ゲームの映画化は失敗するという典型的なパターンを行くゴミ作品です。
そもそもモータル・コンバット映画ってずっと酷評され続けてきたのに、この期に及んでなんでリブートしたのか疑問に思います。今回こそ上手くいくって思ったんですかね。
「モンスターハンター」もそうだったけど、製作側は鼻っからまともな映画を作ろうという気はないですね。監督は長編映画未経験者だし、キャストのレベルがそれを物語っています。
質は酷くても売れればいい、という感じで、アジア人を中心には俳優を起用している時点でアジア市場を狙いに行ってるのが分かります。早い話、普段から低レベルな映画しか見ていない未成熟な層をターゲットにしていて、日本人もその中にがっつり含まれています。
劇中で使われている単語もチャンピオンとか、選ばれし者とか、トーナメントとか語彙レベルが小学生でつい最近喋れるようになった子供たちに向けて作ったとしか思えないです。
特に編集がひどいなんてもんじゃないですね。コール・ヤングを中心に仲間たちを集めていき、修行してから敵と戦う、という流れが全部ぶつ切りでYoutubeかよっていうぐらいカットの連続です。
無駄な格闘シーンが多すぎて、10分おきぐらいに理由もなく誰かが誰かを殴り出すのも笑えますね。これでアクションが格好良ければまだましなんだろうけど、格好悪いんですよ。動きといい、映し方といい、全体的に古いんですよね。
俳優たちもエセイケメン俳優たちの寄せ集めで、まともな演技ができていませんでした。ルイス・タンを主演に抜擢したのが最大のミスで、キアヌ・リーヴス二世みたいな感じで売り出そうとしては失敗しています。アクションはしょぼいし、演技はボロボロだし、こんなに主役が脇役に見える映画も珍しいです。
唯一、まともなのはオープニングの真田広之のシーンぐらいでしょう。それに対し、浅野忠信はずっと目が光っているウルトラマンみたいな滑稽なキャラになっていて気の毒になりました。人気俳優なんだからもっと仕事選ぼうぜ。
こんなゴミ映画がなにを血迷ったかシリーズ化を目論んでいて、なにも解決しないままエンディングを迎えます。つまるところ2時間も付き合ったのはなんだったの?という気持ちにさせられるということです。これを映画館で見てしまった人、本当に残念でした。
コメント
頭の悪い底辺校のヤンキーが書いたラノベみたいな印象。
元が頭の悪い(良い意味で)ゲームだし、こう云う古臭いB級映画をここまで派手にやってるのももう殆ど無いし、凄く新鮮でした。話もシンプルでしたしね。
B級映画に飢えてると楽しめますね。
B級映画の楽しみ方がいまいちわからなくて、楽しめる人がうらやましいです。