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カラー・アウト・オブ・スペース遭遇はマニア向けB級ホラー!感想

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一部のホラー映画ファンやSFオタクが気に入りそうなマニアックな映画。ただし、ストーリーはシンプルなので見れないことはないです。48点

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カラー・アウト・オブ・スペース遭遇のあらすじ

ネイサン・ガードナーは妻と3人の子供たちを連れて都会の喧騒を離れ、自然に囲まれた、父が生前に所有していた農場に引っ越してきた。

そこでネイサンはトマトは栽培し、アルパカを飼いながらできるだけ自然と共存していくつもりだった。そしてそれが理想の生活のような気がした。

そんなある日、ネイサンの家の庭に隕石が落下した。その瞬間、大きな爆発音がしたかと思うと、不思議な色が空に広がった。隕石は最初こそ光を放っていたが、やがてそれは消えてなくなった。

翌日、水文学者のウォード・フィリップスが現場に現れた。彼はその近くのダム建設のために市長と共に水質調査をしていた。彼は地下水が変に脂っぽい光沢を放っていることに気づき、注意していた。しかし市長はダム建設に支障が出るのを恐れて彼のアドバイスを聞こうとしなかった。

隕石が落ちてからというものネイサンの家族に次々と異変が起こった。末っ子のジャックは井戸にいるなにかと交信をし始めた。

ネイサンの妻のテレサは料理をしているときになにかにとりつかれたように自分の指を切ってしまう。

ネイサンはテレサを家から離れた病院に連れて行こうと、家をラヴィニアとベニーに任せることにした。ところが次々と説明のつかない現象が起き、家族が徐々に精神不安定になる。やがて予想だにしない狂気が待ち受けていた。

カラー・アウト・オブ・スペース遭遇のキャスト

  • ニコラス・ケイジ
  • ジョエリー・リチャードソン
  • マデリン・アーサー
  • ブレンダン・マイヤー
  • ジュリアン・ヒリアード

カラー・アウト・オブ・スペース遭遇の感想と評価

リチャード・スタンリー監督による、隕石が落ちたのをきっかけにある家族が狂気に陥る様子をつづったSFホラー。H・P・ラヴクラフトの小説「宇宙からの色」の映画化です。

カルトホラーっぽさがあり、またB級テイストも含まれていて、なかなか際どい路線を行く作品です。SFホラーが好きな人にはいいですが、それ以外の人はわざわざ見なくてもいいでしょう。

主演が、すっかりウルトラZ級映画にしか出なくなったニコラス・ケイジというのも、この映画を見るかどうかの重要な判断材料じゃないでしょうか。「マンディ・地獄のロード・ウォリアー」とか見れたもんじゃなかったら、もう彼の映画は見ないでおこうっていう人も少なくないかもしれません。

結論からというと、特別怖いとか、狂気を感じるといったことはなかったけど、決して見れない映画ではなかったです。

宇宙から来た謎の物体を恐怖の対象としていて、エイリアン的な要素もあり、また動物や登場人物が化け物になっていく姿は「遊星からの物体X」を彷彿とさせるものがありました。

謎の物体が放つ光によって生き物に変異が起こっていく様子を俳優たちの顔芸で表現していて、ニコラス・ケイジの狂いっぷりはどこか懐かしさすら感じましたね。

最大のホラーシーンはAとBが合体する下りでしょう。ほかのシーンに気味悪さは感じませんでしたが、あれはさすがに気持ち悪かったです。ホラー映画好きならあのシーン一つのために見てもいいかもしれません。それぐらいインパクト十分でした。

地球の水問題と宇宙からの隕石を関連付けようとしているプロットは正直ちょっとよく分からなかったです。環境問題に一石投じようとしているのか、なんなんでしょうかね。

また、不思議な色が何を意味するのか、隕石、あるいはエイリアンの目的は一体なんなのかというのも曖昧にしてあって、はっきりとした答えを提示しているわけではありません。その曖昧さを楽しめるかどうかもポイントになりそうです。

タイトルの通り、不思議な「色」が物語の重要な役割を果たしていることには違いないんですが、その割には肝心なカラフルな光線が飛び交うシーンがもれなくB級っぽくなっていたのが残念でなりません。なんでピンクなんだろう。それにあの映像、もっとなんとかならなかったのかなぁ。

ラストも強引に破滅的なエンディングで終わらせた感があって、なんでお前が生き残るんだよっていうキャラが最後、物語をナレーションで締めくくっていたのには笑いましたね。あんなに突然、脇役が主人公面する映画も珍しいよね。

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