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ハウルの動く城はつまらないし話が滅茶苦茶!感想とネタバレ

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この記事は 約5 分で読めます。

なにが面白いのかちっとも理解できない、ファンタジーアニメ。話がぶっ飛びすぎてて、いちいち登場人物の行動が意味不明でした。22点

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ハウルの動く城のあらすじ

帽子屋で働くソフィーはある日、兵隊にしつこく絡まれたところをハウルに救われる。しかしその晩、ソフィーのところに荒れ地の魔女がやってきては彼女に呪いをかけてしまう。

呪いをかけられたソフィーは90歳のお婆さんの姿に変えられてしまった。ソフィーは帽子屋にいられなくなり、街を出ていくことにする。

ソフィーは魔法使いしかうろついていない街はずれの荒野へとたどり着く。そこで杖だと思って拾った木がカカシのカブだった。

カブは助けてもらったお礼にとソフィーに杖とハウルの動く城を持ってくる。それをきっかけにソフィーはハウルの動く城に住み込むことに。

城には火の悪魔カルシファー、少年のマルクル、そして主のハウルがいた。ソフィーはすっかり彼らと仲良くなり、掃除婦として動く城の住人となる。

ハウルの動く城のキャスト

  • 木村拓哉
  • 倍賞千恵子
  • 美輪明宏
  • 神木隆之介
  • 我修院達也
  • 香月弥生
  • 大泉洋

ハウルの動く城の感想と評価

紅の豚」「崖の上のポニョ」「風立ちぬ」「となりのトトロ」「風の谷のナウシカ」「千と千尋の神隠し」「天空の城ラピュタ」「もののけ姫」などでお馴染みの宮崎駿監督によるファンタジーアドベンチャー。ダイアナ・ウィン・ジョーンズの小説『魔法使いハウルと火の悪魔』を基にした、テーマやストーリーがはっきりしない駄作です。

話の分かりにくさと、ストーリー性の薄さはどこか「千と千尋の神隠し」を思い起こさせます。登場人物の行動に目的や動機がなく、誰がなんのために今なにをしているのかが伝わってこず、とりあえずヒロインの動向に付き合わされてる感が半端ないです。深読みバカのファンのおかげでかなり救われた映画といえるでしょう。

結局のところほとんどが空を飛ぶキャラの話に行きつくんですよね、宮崎駿って。また、空飛びの話に限って駄作でしょ。飛行機が好きなのは分かったけど、こっちは腹いっぱいだから。

最初に物語を動かすのはヒロインのソフィーにかけられた呪いで、それによってソフィーは老婆の姿になったために家にいられなくなります。そこまではまあいいとしましょう。

だけど、家を出たはいいけど、どこに行くんだよってなったときにソフィーが街外れまで馬車をヒッチハイクしていくんですよ。そもそも彼女は最初どこに行くつもりだったんですか?

荒野でたまたま出会ったカカシがハウルの城を連れてきてくれるっていう偶然すぎる展開がまずダメですね。

そんでもって人の家に勝手にずかずか入っていって、私は今日からこの家の掃除婦ですって、やってること不法侵入者じゃないですか。絶対追い出すわ、あんな奴家に入ってきたら。

てっきりソフィーは呪いを解くために一連の行動をしているのかなと思いきや、いざハウルの城に着いたら呪いのことは一旦置いておいて!みたいになるんですよね。それよりも部屋を片付けなくちゃとか言い出したりするもんだから結構早い時間から話についていけなくなりました。

いいですか。18歳の自分の姿が90歳になってるんですよ。普通だったら一刻も早く呪いを解いて、姿を元に戻そうってなりませんかね。なにが老いを肯定してるだよ。そういう問題じゃないだろ。自然に老いていくならまだしも、突然90歳になってるんだからね。掃除してる場合かよ。

その後、どこかの国が戦争をおっぱじめ、ハウルが王様に呼び出しを受け、なぜか国から命を狙われるというこれまた意味不明な展開が待っています。

そこでソフィーは自分を老婆の姿にした魔女と出会うんですが、なぜかソフィーは魔女にも優しく、特に恨みを抱えている様子でもないんですよね。

それによってそれぞれのキャラの立ち位置がより不明確になり、誰が敵で、誰が誰と戦っているのかが全然分からないんですよ。誰と誰が戦争していて、なんでハウルが命狙われるんだよ。

曖昧な設定と抽象的なストーリーを全て魔法、呪い、愛といった、ふんわりしたキーワードでごまかしているような気配があって、終盤のごちゃごちゃぶりはひどいもんですね。

終盤にはお約束の破滅、あるいは破壊がやってきて最後はまた平和が訪れるみたいな締めくくりもワンパターンです。

魔女やハウルですら解けない強力な呪いも戦争ですら帽子屋の娘のソフィーのキスで解決しちゃうんだから、今までの苦労はなんだったんだよって思いました。

挙句の果てにはハウルの師匠のサリマンなんて「しょうがないわね、じゃあこの馬鹿げた戦争を終わらせましょう」とか言ってたからね。どんなノリで戦争してたんだよ、お前は。

ソフィーはソフィーで意識朦朧としてるハウルにキスしたかと思ったら、カカシにもキスしちゃうし、最後はキス魔みたいなことになってたじゃん。いまにも「私、お酒入ると、すぐキスしちゃうの」とか言い出しそうだったもん。

気になったのはソフィーの顔が序盤と後半では全く別人になってた点ですね。髪の毛の色だけじゃなくて、顔自体が変わってませんでしたか。早い話がもっとブスだったはずなんですよ。ブスが呪いをかけられてお婆ちゃんになるってなかなかシュールだよね。

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コメント

  1. りゅぬぁってゃ より:

    当初は若手育成を兼ねて、細田守が監督する予定だったみたいですね。(21世紀の現代社会で暗躍する魔法使いの話に改変するつもりだったとか。)
    降板させられた悔しさをバネに『時をかける少女』を作られたのは感慨深いです。

    でもネット上で公開されてる細田版ハウルの絵コンテを見ると、そのまま完成して欲しかったと思う時もあります。

  2. すこ より:

    ジブリ全般嫌いそう

  3. KwK8.8 より:

    とりあえず名作を貶しときゃPVが稼げるという下衆な考えが透けて見える逆張りレビュー。まぁ悪口大会が大好きな連中だけは喜びそうですがね。