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レンタルなんもしない人は哲学的ハートフルドラマ!感想とネタバレ

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この記事は 約5 分で読めます。

美化しまくってるのがやや気になるものの、全体的には好感の持てるドラマシリーズ。新しい哲学や生き方を提示しているのがいいです。59点

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【ドラマ】レンタルなんもしない人のあらすじ

森山将太はある日、「レンタルなんもしない人」というサービスをツイッターを通じて始める。基本的に簡単な受け答え以外なにもしない、という斬新さがSNSで受け、次々と彼に依頼が舞い込む。

夢見て東京に出てきたものの故郷に帰ることになり、最終日に東京タワーに上りたいというOL。離婚届の提出に付き合って欲しいというキャリアウーマン。仕事でミスをしたために会社に行きづらくなったから出社するところに付き添って欲しいというサラリーマン。山手の線の電車の中で一日過ごしたいという男。

レンタル何もしない人を通じて、それぞれの依頼人が寂しさや不安をさらけ出していく。

【ドラマ】レンタルなんもしない人のキャスト

  • 増田貴久
  • 比嘉愛未
  • 葉山奨之
  • 古舘寛治
  • 松川星
  • 森岡正虎

【ドラマ】レンタルなんもしない人の感想と評価

ツイッターで話題になった、レンタルなんもしない人の活動をもとにしたTVドラマ。

基本なにもしない主人公と、彼を面白がってちょっぷり変な依頼をお願いする依頼主たちによる心の交流を描いた癒し系ストーリーです。

ちなみに本人はこちら。エンタメ系ユーチューバーたちにとっては絶好のネタでしょうね。

本作は一見、レンタルなんもしない人が主人公かと思いきや、依頼主にスポットライトを当てているのが特徴で、現代人にありがちな悩みを抱えている男女がレンタルなんもしない人と時間を過ごしていくうちに癒されていく様子をハートフルに描いています。

依頼主のエピソードによっては話の良し悪しにかなりの開きがありますね。依頼主の背景より、レンタルなんもしない人の背景をもっと描くべきなのに依頼主、あるいは彼の妻を通じてしか彼という人物が見えないような作りになっているのは残念です。

また、実物のレンタルなんもしない人と比べると、キャラクターが大分爽やかかつ積極的な性格になっていて、彼の生き方そのものを美談としているような気配もありますね。

しかしながらそういったマイナス点を含めても、くだらない恋愛ドラマとかよりは、かなりまともなドラマに仕上がっていると思いました。久々のそこそこ見れるTVドラマですね。

特に奥さんが素敵でした。僕が奥さんの立場だったら、働けよこのクソが!って言っちゃうなぁ。赤ちゃんもいるのに、「しばらくゆっくりしてたら」って働かない夫に言える奥さんすげえなあ。

どうやったらあそこまで相手に期待せずに無条件で愛せるのか教えてもらいたいぐらいです。器でかすぎ。

毎日忙しく働いている現代人に対し、特に毎日なにもしていないレンタルなんもしない人とのコントラストが見所だといってもいいでしょう。

社会的信用を勝ち取った人たちのほうが、プー太郎よりも生き方に悩み、孤独に苦しんでいるというのも皮肉でした。

特に日本社会は悩みと孤独を紛らわすために思考停止になってがむしゃらに働くことが正解みたいになってるからなぁ。

依頼主を見る限り、やはりものすごく寂しい人たちが多いんだなぁ、という印象も受けました。東京が舞台だけに東京で生きる人特有のむなしさみたいなものを感じます。

基本依頼主たちはみんな「一人で~するのが気が引ける」っていう自意識が強い人たちばかりで、ナルシストか、あるいはパラノイアかのどっちかみたいな極端な思考になっていて、いずれにしてもものすごく日本的ですよね。

「今の私って何点ですかね?」なんてことを聞く女とか本当にいそうだもん。会社ではバリバリ仕事こなして、それなりのポジションに就いていて、自信満々風なのに、実際のところは周囲の評価が気になって仕方がないっていうね。

あんな一言からもどこか病的なものを感じちゃうし、ジメジメしている割には離婚届けを出してもドライで決して感傷的にならないっていう下りも、人間味がないという点においてリアルですねぇ。

一方のレンタルなんもしない人はああ見えてものすごい自信家ですよね。独自の哲学を持っているから軸がぶれないし、なにもしないことに付加価値を与えたという意味でもかなりの優れた戦略家といえそうです。

笑われ者になることを買って出て、自虐ふうにプー太郎をアピールし、依頼主にほどよい優越感を与えているようで、実際のところは多くの労働者や依頼主たちよりも稼いでるだろうから本人からしたらしてやったりじゃないかな。

レンタルなんもしない人しかり、プロ奢ラレヤーしかり、まず肩書のネーミングセンスがすごいし、人々から面白がってもらえるポジション取りが見事ですよね。

そして建前上は仕事をしないことを売りにしているけど、あれだけ知らない人に会いに行って、様々な要件に付き合うだけで立派な労働ですよね。

労働に見えないのはストレスを最小限に抑えた新しい働き方を確立しているからで、ある意味働き者だと思いますよ。本当になんもしたくない人だったら、あんな面倒なことまずやらないもん。

ちなみに昔は交通費と食事代だけだったのが、今は1万円取っているそうですね。話のネタになるから1万円ぐらい払う人はたくさんいるでしょう。

コメント

  1. アオヤンマ より:

    これは私は駄目ですねー。 
    この人にいて欲しい瞬間が、今までの人生の中で全く見つからない。
    助けてくれないんだもんね。いらねえなあ。花見の場所取り?いらねえよ。
    むしろ、なにもしない他人が側にいたら、私はどうしても追っ払ってしまう。
    なんだてめえ、何を見てやがんだ消えろぶちのめすぞ。
    自分が何にもしないで側にいてくれ、って言われても、いたら、あーでもこーでもと口を出してしまうし、黙ってろって言われたら、いちいち目でモノを言ってしまうし、それも駄目だって言われたら、もちろん出来るが、相当貰わないといてやれない。
    私は何点?って女の話をたまたま見たが、こんな女絶対いないね嘘くせえ。
    写真撮りたいカップルなんざほっときゃいいのに、わざわざ首突っ込んでカウンター食らってやがんの。バカでねえのか。
    あなたの嫌がられるところは、そこなんじゃねえですかね?
    あなた1人で不安だから、知りもしない奴に付いて来て貰いたい心情であるのに、いちいち頼まれもしないことを親切ごかして目立たねえで、大人しくしてろってんじゃないんですか。
    気が咎めるから人を頼ったんじゃないの。
    知らねえのが側にいると急に気がでかくならねえで、少しは咎めてろってことですよ。バカですか?
    そうやって良い人ぶって面倒持ってくるようなとこが、元旦那もめちゃくちゃ鬱陶しかったんじゃないんですか。
    そういうのを点数つけると、でかいマイナスになっちゃうなー、点数悪いよー。
    いまいっときしか会ってないでもうこんなわけだから、暮らしでもしたら、耐えられないね。仕事で組むのはもっと駄目だろうね。だから相手のそいつは逃げたね。
    なんもしないこいつも、てめえのヨメに、「あの方」じゃなかろう。
    あれは、とか相当にヨメや親や身内は下げねえとなあ。
    そういうのを、大事にしてるんで、とか言わねえよ。
    第三者に対し身内を下げて表現するのは、日本だけなんですかねえ。
    言葉一つも出来んし、こいつは、なんもしないじゃなくて、なんもできないで、さらに実際はなんもない僕だろう。
    こんな奴に側にいて欲しいってのが理解できない。なんでもやらせたくなるなあ。
    そのヨメ、こいつは稼ぎを放棄して毎日知らねえ奴の側にいてなんもねえで帰ってきて、資本主義の世でこれで成り立つかよ。
    ヨメが資産家でこいつは食わせていけるのかな。そんならこいつもう放飼のワン公じゃねえか。
    なんもない僕にモノ頼むのって変人しかいないし、変人VS変人のほのぼのなんざ、もう見たくないね参ったね。
    せめてさあ、なんもしないじゃなくて、なにもしないだよね。なんも、はやばいよ。
    それが屋号だろ。しかも人って付けてるよ。
    己で己を、人様に対し、なんもしない人ですって言ってのけるとは、超人の領域だね。
    しかしあの女になんもしないで添い寝してくださいって言われたら、そらあ受けるよね、でもう喜んでいたしちゃうよね。
    で責められたら、嫌だったのにやられた。
    っていうしかないね。なんもしない、あたし抵抗もしないんで…
    と、むしろこれが狙いか、チキショーやるなあ。と思いました。
    これ、文句の方が、褒めるより長くなりますね。
    全部文句記載してんだから、映画男さんすごいですね。