スポンサーリンク

エルカミーノ・ブレイキングバッドTHE MOVIEは中身がない!感想

※当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています
※当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています
この記事は 約4 分で読めます。

2013年に終わったシリーズをいまさらぶり返したくせに、ちょっとしか進展のないスピンオフ。わざわざ作らなくてよかったです。33点(100点満点)

スポンサーリンク

エルカミーノ・ブレイキング・バッド THE MOVIEのあらすじ

かつてジェシーはマイクと麻薬ビジネスから足を洗い、新しい人生を送ることについて語っていた。マイクはアラスカにでも行って一からやり直すのはどうだ、と提案するとジェシーはそのアイデアを気に入ったようだった。

現在のジェシーは警察に追われる身だった。ジェシーはスキニーとバッジャーの家に転がり込み、トッドの愛車エルカミーノを隠してほしいとお願いする。

そこでバッジャーはスキニーのフォードを、スキニーはエルカミーノを、ジェシーはバッジャーのフィエロをそれぞれ運転し、口裏合わせすることにした。

ジェシーは監禁されていたときのことをしばしば思い出した。檻に入れられたり、ワイヤーにつながれたり、といった経験がトラウマになっていた。

新しい車で逃亡を図ったジェシーが次に目指したのはトッドのアパートだ。そこには大金が隠されていた。

ジェシーは金を使ってアラスカで新しい人生を始めようとしていた。金はなんとか見つけたが、不運にもジェシーは刑事二人と出くわしてしまう。ジェシーは刑事と互いに銃を突きつけ、一触即発の事態に陥るが、刑事を殺すのは御免だとして自ら抵抗をやめてしまう。

ところが刑事は偽物で、そこにある金を横取りしにきたゴロツキだった。

エルカミーノ・ブレイキング・バッド THE MOVIEのキャスト

  • アーロン・ポール
  • ブライアン・クランストン
  • ジェシー・プレモンス
  • マッド・L・ジョーンズ
  • チャールズ・ベイカー

エルカミーノ・ブレイキング・バッド THE MOVIEの感想と評価

ヴィンス・ギリガン監督による、人気ドラマシリーズのその後を描いたスピンオフ映画。

主人公がただアラスカを目指して逃げるだけの薄い物語で、ブレイキング・バッドシリーズによっぽど思い入れのある人しか楽しめない作品です。

懐かしのキャラクターが再び登場する、というノスタルジーが売りで、一つの映画作品として考えると、あまりにも見どころが少なく、無駄が多く、そして退屈です。

あまり効果的ではないフラッシュバックシーンと現在のシーンが交差する面倒くさい構成になっていて、いつまで経っても面白くならないし、気が付いたら主人公がアラスカにいて話が終わってました。

ドラマの作り方の癖が抜けないのか、ワンシーンワンシーンがいちいち長く、話を引っ張るための演出を映画でやっちゃっていましたね。

会話のテンポも悪く、特に笑えない言葉の掛け合いを延々としています。そうやって時間を稼いで、なんとか2時間の映画に仕上げた印象で、本来なら1時間ぐらいに収められる内容です。ドラマ1エピソード分ぐらいの展開しかなかったもん。

ドラマしかり、この映画しかり、主演のアーロン・ポールと の演技が微妙なんですよね。迫力がないし、B級感が漂ってるし、キャラ作りが中途半端なんですよ。アーロン・ポールが大した映画に出演していないのはそれが原因だと思いますよ。

それに対し、肝心なストーリーは、麻薬ビジネスにどっぷり漬かり、数々の修羅場をくぐってきた男が、監禁されていた場所から逃亡し、自由と平和を求めてアラスカに逃げる、というチープな逃避行物語になっていて、アラスカを舐めてるなぁ、という感じがしました。

発展途上国の人たちがアメリカに行けばなんとかなる、と思ってるのと同じくらい夢見心地で、都会出身の人たちが田舎に移住すればストレスフリーの生活を送れると信じてるくらい、想像力に欠ける無計画ファンタジーでした。

無事逃げました。アラスカ行きました。それで?って感じじゃん。よっぽど昔から自然を愛してきて、自然に囲まれた生活をしてきたっていうなら分かるよ。

でも普通に都会で生活してきた男がたった一人であんなところに放り込まれてどうするのよ。金もないのに。

そんな安易な計画の先に幸せな人生がてんで浮かんでこないんですよ。むしろアラスカでの生活にフォーカスしたほうがよかったんじゃないの?

テレビのニュースでじゃんじゃんジェシーのことが流れていたわりには対警察の逃亡劇は序盤のちょこっとで、小物感溢れるチンピラ二人組と大金を巡って争うぐらいしか展開がなく、正直どこをクライマックスにしようとしたのかも分かりませんでした。見せ場少なすぎ。

それにジェシーはアラスカに連れていってもらうためだけにどれだけの大金払ってんだよって話じゃないですか。12万5千ドル? もっと安くできる奴いるだろ。

コメント

  1. RenoBank より:

    13日の大阪は台風の影響も大したこともなく、のどかな日曜の朝となりました。
    それでも、一応は金曜から引きこもり体制を整え、集中して映画鑑賞でした。

    エルカミーノ、冒頭のシーンからちょっと期待したんですけど、
    懐かしい人たちに会えて「うれしかった」だけの映画でしたね。

    • 映画男 より:

      台風の影響で多くの人が映画に浸ることができたようですね。それにしてもこの映画は、中身がなかったです。

  2. 774 より:

    アラスカに連れていくだけで125000ドルってw 掃除機屋さんの受けた仕事理解してないでしょw

  3. カイ より:

    ブレイキングバッドが大きなプレゼント箱ならこの映画はそれを包むリボンのようなものだと製作者は言っていました。
    なので製作者の狙い通りの映画だったと。
    起伏の少ない物語を中身がないか、私のように本編最後の補完としては素晴らしい映画だったと感想を抱くかは、鑑賞前にこの映画に対してどのように期待しているかが影響しているなーと思いましたね。
    脳味噌からっぽでうわーブレイキングバッドの続編だ!絶対面白いぞ!って期待すると中身がないって感想なりますね。