頭のおかしい高校生が、好きな女の子のために、自己ではなく、東京都民を犠牲にする話。まさかこんな映画で感動したなんていう人いないですよね? 27点(100点満点)
天気の子のあらすじ
高校生の森嶋帆高はある日、家出をし、フェリーに乗って東京に行く。フェリーの中で彼はデッキから落ちそうになっているところをライターの須賀圭介に救われる。そして名刺を渡され、何かあったら連絡をするように言われた。
高校生の森嶋帆高にとって東京は怖い場所だった。街はいかがわしさと怪しい雰囲気で溢れていた。
森嶋帆高がお腹を空かして何時間もマクドナルドで過ごしていると、店員の天野陽菜がハンバーガーをくれた。それが怖い東京で彼が感じた唯一の優しさだった。
仕事を探しても未成年だとして誰も取り合ってくれなかった。そんな中、森嶋帆高はフェリーで知り合った須賀圭介の下に転がり込む。須賀圭介は異常気象や都市伝説などに関するカルト雑誌を運営しており、森嶋帆高はそれを手伝うことになる。
ある日、街でしつこいキャッチに少女が絡まれていた。よく見るとそれはマクドナルドで彼にハンバーガーをくれた天野陽菜だった。
森嶋帆高は彼女を悪質なキャッチから救いだし、それをきっかけに二人は仲良くなった。話を聞くと、天野陽菜は天気を操れる晴れ女だという。
天野陽菜には両親がおらず、弟と二人暮らしをしていた。生活に困っていたのを知って森嶋帆高は、雨降りの日に空を晴らす晴れ女のバイトをしようと提案する。
ネットで仕事を募集したところ思わぬ反響があり、天野陽菜は次々といい天気を望む人々のために働いた。
しかしその行為は天野陽菜の体をむしばんでいた。彼女は空を晴らすために自分の命を犠牲にしていたのだ。
天気の子のキャスト
- 醍醐虎汰朗
- 森七菜
- 吉柳咲良
- 小栗旬
- 本田翼
天気の子の感想と評価
「ほしのこえ」、「言の葉の庭」、「秒速5センチメートル」、「君の名は。」、「星を追う子ども」などで知られる新海誠監督による、肝心なストーリーが残念で仕方ない、低レベルアニメーション。
コアなファンじゃないとまともに見れない完成度の低さで、また「君の名は。」以前の新海誠監督の悪い癖が出ていました。
唯一の救いは、RADWINPSをはじめとするBGMに使われている音楽ぐらいで、それにしたって残念ながらストーリーがしょぼいので、音楽の良さを最大限引き出せていませんでした。
前作がバカ売れしたから今回は監督に自由に作らせたんですかね。そうとしか思えないほど、「君の名は。」とは比べ物にならないぐらいひどかったです。
物語は、家出中の男子高校生が東京で、両親のいない女子高校生と知り合い、恋に落ちたものの、実は彼女は天と地をつなぐ天気の子で、降りやまない雨を彼女が止める度に死に近づいていく、という設定になっています。
いわば魔法使いの不思議ちゃんに恋しちゃった高校生の話で、主人公の森嶋帆高の恋愛慣れしていないところや自己陶酔っぷりを強調した気持ち悪いエピソードで溢れています。
「待てよ。これってもしかして俺、女子の部屋に初めて訪問するのか?」などといちいち主人公が未経験アピールしてくるのがうざいですね。
ああいうシーンこそオタクたちの間で共感されるはずだ、と思っているところがまず痛いし、あざといんですよ。
僕、女性との接し方が分からないんですけど、どうしたらいいですか?みたいな男を延々と見せられて誰が喜ぶわけ? 気持ち悪ぅ。
「僕たちは地球の形を変えてしまった」などと大げさなキャッチフレーズを使っている割には話のスケールが小さく、東京の一部の地域で巻き起こる高校生のドタバタ劇を、さも世界規模の話かのように、ものすごくドラマチックでロマンチックに描いていることには寒気がしますね。
よく「人類が滅亡する」などといってほとんどの出来事が大都市の一部の地域で起きるパニック映画とかあるじゃないですか? それと同じくらいの恥ずかしさを感じます。
ほかにも設定のいい加減さにはダメだしせずにはいられません。
- 主人公の森嶋帆高は両親と一緒に暮らしたくなくて家出中(なんで?)
- ヒロインの天野陽菜には事情があって両親がおらず、小学生の弟と二人暮らし(だからなんで?)
- 主人公の森嶋帆高が東京のごみ箱でたまたま拳銃を拾う(東京をどんなとこだと思ってんだよ)
- 主人公の森嶋帆高が拾った拳銃をずっと携帯し、ときどき発砲する(ただのやばい奴じゃん)
- 主人公の森嶋帆高が警察に捕まりそうになると、突き飛ばして逃げる、あるいは銃を向ける(ただの犯罪者じゃん)
- ヒロインの天野陽菜が、雨を止めすぎて体が透明になってきたのに気付く。気づいたときには体が半分くらい透明だった。(気づくの遅くねえ?)
- 18歳だと思っていたヒロインの天野陽菜は実は15歳だった(大して変わらなくね?)
- 東京のラブホテルの値段が2万8000円(高くね?)
- 凶悪犯罪を起こしたくせに森嶋帆高の判決が保護観察処分(司法なめんな)
もうなにからなにまで、なんだよそのエピソードっていうのばかりで、子供が創った空想の話に付き合う親の心境で見るしかなかったです。
アニメファンが喜びそうな神話的な話や環境問題を取り上げているフリしているけど、結局は登場人物を悲劇のヒーローとヒロインにしようしようとしているだけだからね。冷静に見ると高校生が身勝手な使命感と運命を感じてただ迷走してるだけじゃん。
クライマックスシーンなんてもう滅茶苦茶で、森嶋帆高が線路に侵入して走るわ、なぜか仲間に銃を向けるわ、警察を突き飛ばすわ、やりたい放題でしたね。
挙句の果てには天野陽菜にもう一度会えるなら「天気なんて、狂ったままでいいんだ!」などと叫んじゃうし、ただの自己中じゃない? 天気よりも先にお前が狂ってるんだよって。
主人公の心理を翻訳すると、東京都民が洪水で溺れ死んでも俺は知らねえよ、とにかく俺はあの子と付き合いたいんだ!っていうことでしょ?
うーん。東京生まれの僕としてはそれは賛成しかねますね。愛とか語る前に、まず両親を心配させるなよ。犯罪に手を染めるなよ。警察に銃を向けるとかもってのほかだぞ。
そんでもってあそこまでして天野陽菜に会いたいって言ってた奴が、いざ天野陽菜を連れ戻したら、「僕たちはあれから3年間会っていない」ってなんだよ、それ? 会わなくて平気なんだったら最初から連れ戻すなよ。お前のせいで都民の生活環境がビチョビチョになってんだろうが。
都民の中には「もともと江戸時代にはこの地域(東京)は海だったから、ただ昔に戻っただけだよ」って前向きに話してるおばちゃんがいて笑えましたね。どんな理論だよ。お前は江戸時代に生きてねえだろが。お前みたいな奴は恐竜とでも共存してろ。
なにより3年後にあんな頭のおかしい男がヒロインに会いに行っても、まだ相手が当然自分のことを待っているはず、という前提で話が進むのが恐ろしいですね。ストーカーのメンタリティーじゃん。女子高生の心変わりの速さを完全に見くびってるだろ。
あれでラストに天野陽菜が「っていうか私、ほかに彼氏いるし」って言ってくれたら、まだ良かったんですけど、そうじゃなしに、「君の名は。」と全く同じ終わり方したのには唖然としました。新しいもの作る気ないでしょ?
コメント
監督としては「自己犠牲の否定」をやりたかったらしいです。もっと自分本位になってもいいのでは?っての。
「この映画の要諦は滅私だ」と言った若おかみの真逆の感性なのかな?
自己犠牲の否定はいいんだけど、自己中心的な行動はどうかと思いましたね。ただの痛い奴にしか映りませんでした。
今年はアニメ映画ラッシュだったので、他にお気に召す作品はあるのかな?
『バースデー・ワンダーランド』
『海獣の子供』
『きみと、波にのれたら』
『HELLO WORLD』
その他諸々。
ありがとうございます。でも基本的にアニメ映画は苦手なので、話題作が出てきたときしか見ないです。
今頃ですがめちゃくちゃ共感しました。
ていうかこの監督の映画って動き怪しくないですか?アナ雪2で話題のステマもしまくってたと思うんですが。
いまだに座席キープしてリピーターがきてるみたいな演出してるし
興行収入高めでもブームにはなってないのにNHKで特番やったり
裏になにかがついてるとしか思えないんですよね
ヤフー関係では印象操作のためかレビューやコメント削除もしてましたし
こんな糞映画が今年1位ってもはや日本の闇です
日本の映画界もいびつですよねぇ。
まぁ確かに自分勝手ではあるが
映画的には視点が当然だけど主人公の
高校生だし。なんの試練もなく平和に(はい東京が沈みました終わり)だったら
恋愛的な感じで話進んでたのに意味分からんかなるから仕方ないんちゃう。
少なくとも私的には君の名はよりは
良かった。
すごい共感できる。天気の子は面白かったとか言ってる人いて価値観合わないなって思ってた。新海誠の映像技術が凄いだけで話の内容がクソすぎて笑
ほんとに何を伝えたいの?って感じでした。あと関係ないかもだけど最終兵器彼女に影響受けてね?みたいな感じ。世界が壊れても好きな人と一緒にいたいっていうところ。パクリとまでは言わないけどね、でも新海誠の子供の名前はチセって言うんだって。ヒロインの名前だね。最終兵器彼女意識した的なことも言ってたらしいしそうだとしたら全然似通ってないからやめて欲しい。ほかのブログで言ってたけど晴れ女というファンタジー要素と主人公が家出するという現実的要素が絡んで来なくて晴れ女設定いる?って感じだし主人公が銃発砲した時はもう見るのを辞めたかった。なんで新海誠作品が賞賛されるのか甚だ疑問。映像はすごいけど、、あと最後の関係者出すときすっげえ長くてそんなに自慢したいんですか笑ってなった。7割RADWIMPSのお陰な?笑
音楽のおかげで、いい映画って勘違いしてしまうことはありそうですね。
言いたいこといってくれた(笑)
なぜアニメって「恋に慣れない者同士」という子供じみた話が好きなんでしょうね。
それを好きな日本人がたくさんいることにもガッカリですが。
いい加減このパターンから脱却して欲しいですよね。
本作に不満があるなら、劇場版Fate/stay night [Heaven’s Feel.](現状第二部まで)を観るべきです。本作のテーマをより深く突き詰めたものになっています。きっと納得してくれるはずです。
それよりもあんな犯罪やり
まくっている、主人公を
好きなるヒロインのアニメ映画は、
ご都合主義的すぎるし、
何より世話になった人まで、
裏切る主人公は、不快でしかない、
映画男さんは、物事を知っている
人なので、新海誠のアニメ映画が
合わなかっただけ、もっといい
アニメを見れば、正直アニメの
イメージが変わると思います。
もっといいアニメあるなら見たいですねぇ。
もう上映は、終わってますが、
ブレイブストーリーや、
聲の形などですね。
アニメは、鋼の錬金術師
ノラガミですね。
個人的に良かったのわ。
聲の形は見ましたよ。
https://www.tadamonkugaiitakute.com/34510.html
ラブホの値段高くね?は笑った
感想読みました!
僕もホント同感です
劇場で観て「なにこれ?」って感じてたモヤモヤがスッキリしました
RADの音楽は前作よりさらにパワーアップしてたので、音楽とストーリーの乖離が酷すぎ
しかもYouTuber並みのカット割りの速さもストーリーを薄っぺらくしてる要因かと思います
主人公達は絶対正義の前提で進んでくのがしんどかったです
すごい金かけた同人誌みたいな
本当、RADの音楽だけでしたね。
私、作品は観ていません。CMで主人公が叫んでばかり、何故か手錠を半分かけて原付乗り回しているシーンを観て「自己中男がなんかわけわからん理屈で犯罪犯して女に会いに行くストーリーかな」、と思っていました。少し気になりレビューを読んでみると、大筋合ってるとは思わなかった。本編観なくてもCMだけでそこまで予想させる新海誠監督の映像スキルが凄いのか、はたまた単に内容が薄いだけなのか…とにかくテレビ放映されたら観ればいい作品と分かったので、ありがとうございました!
まさに「自己中男がなんかわけわからん理屈で犯罪犯して女に会いに行くストーリー」ですね。
天気の子つまんなそうだから見ないでいたけどこの記事見て爆笑してもっと見る気失せたわw恐竜とでも共存してろは草主人公の男の子はそういうお年頃なんだろ(適当
ゼロ年代のエロゲのアニメ映画化としてみればよいと思いますね
エロゲのアニメはどれも低品質な作画なので…そういった観点ではとても楽しめました
エロゲアニメっていう見方ができるんですね。知りませんでした。
感想にとても共感しました!
知り合いが絶賛してたので見てみたのですが、監督の自己満映画って感じがすごくて期待はずれでした。
主人公は童貞設定しつこいし、自分勝手すぎてついていけない。フィクションだから仕方ないけど、それを踏まえた上で見てもそれはないだろ…って場面が結構ありました。
設定や展開に謎が多くて、キャラクターに感情移入できないからかストーリには全く感動しませんでした。
ただ、作画がとてつもなく綺麗だったのが良かった。それと「君の名は。」の瀧くんと三葉が登場した時はテンションが上がりましたね。
言の葉の庭の雨描写が好きなので、雨のシーンが沢山あったのが嬉しかったです!
確かに絵は綺麗なんですけどね。肝心な設定がついていけませんね。
帆高は考察だと父親と殴り合いの喧嘩をして家出をしてきたらしいですね。そして最大の謎な点がヒロインが不憫で仕方がない。ある日突然「天気の子」にされて人柱にならないといけないとかクソ迷惑かつ無茶振り過ぎる。代々そういう血筋ならまだしも突拍子過ぎて笑えますよね。
設定がもれなくひどいですね。
映画男さん、明けましておめでとうございます。今年もどうぞ宜しくお願いいたします。
この映画、3日に初のテレビ放送があるため、劇場鑑賞時の感想を思い出しました。とても幼稚で不愉快、精神的影響が悪くなる作品でした。二度と見ないと誓いました。
良い点は、映像の綺麗さと劇伴のRADWIMPSの音楽のみです。元々監督自身、「自分の映画は長いMVだと捉えて欲しい」と仰っていたので、こういう見方で良いのだと捉えています。
悪い点は、映画男さんが仰っている内容そのものです。世界観やキャラクターの作り込みが甘すぎ、脚本も引っかかる点が多く、共感できるキャラや好きになれるキャラが1人もいませんでした。
新宿や渋谷などリアルな大都会をテーマにしているにも関わらず、キャラの設定や劇中での行動がリアルから乖離しており、倫理観がブレブレでした。特に、主人公が須賀や警察に銃を向けたシーン、ヒロインが落雷でゴミ収集車を炎上させたシーン、ヒロインの弟が同級生の女子を利用して児相を抜け出すシーン、須賀や警察を殴ったシーン、夏美がバイクを暴走させたシーンで、もうこの作品に高評価をつけることは出来ないと実感しました。
また、他の方も仰っていますが、「そもそも主人公の家出とヒロインの天気の能力がミスマッチ、大人がいない環境の子供を描く題材が貧困なのかもしれないが、それすらメルヘンチックでおかしい(本当の貧困を描くなら、「誰も知らない」くらい落ちていくもの)、主人公絶対正義マンは気持ち悪さしかない」は重ね同意します。
※勿論、人によっては、「ファンタジーにリアリティは不要、実際には起きないから面白い」というご意見もあるようですが、私は作品にリアリティを求める性格なので、いくらフィクションでも「これはない」と感じると途端につまらなく感じます。例えば、魔法や怪獣、宇宙人は実在しませんが、それらとキャラが対峙したときの行動原理をどれだけ実在する私達の感情や行動に近づけられるかが、脚本の技量ではないかと思うのです。
「SoftBank犬を探せ」や、「声優の名前を入れ替える」、「カップ麺は2分が良いんだよ」、「ホテルでのお色気シーン」など、メインストーリーに関係ないことに力を入れるなら、もっと脚本を練って欲しいと心から感じました。
この監督の作品、過去作も鑑賞しましたが、「ずっとボーイ・ミーツ・ガールを描くスタイルは変わらない」タイプの監督だと思います。物語の引き出しが圧倒的に少なく、キャラや設定に深みを感じません。そのため、もし今後も作品スタイルが変わらなければ、右肩上がりの興行収益や評判を得ていくのは難しいと思います。ある意味、以前コメントした「君の膵臓」の監督作品に似ているような…
レビューを見ると、絶賛レビューは、「映像・音楽が良い、泣ける!感動しないやつ、文句言うやつは浅はか」というものが多いのに対し、批判レビューは「設定や脚本の酷さ」を例を挙げて説明していて、何方が物語を読み込んでいるかは明白だと気がつきました。前者のレビューなら、正直誰でも書けると思います。さらに、「原作を読め、書いてないことは想像しろ!」などのレビューも散見されましたが、「原作読まなきゃわからない時点で映画が不完全であることをアピールするようなもの、想像することに投げるのは作者の怠慢」だと呆れました。
私からは、以上になります。長文、大変失礼します。もうこの監督の作品は観ないかもしれません。
新海誠監督は今後どうなるんですかね。君の名は。を超えるものはもうできないのかなぁ。
お返事ありがとうございます。ある意味、次回作次第な監督だと思います。「君の名は。」では隕石の衝突による震災(ある意味東日本大震災や熊本地震)、「天気の子」では豪雨を描いたので、次回作は「ウイルスに侵食された世界」でしょうか?ウイルスに感染した少女を少年が救う?みたいな話なら、また監督のワンパターンになりそうです。
絶賛、見てますがとてもつまらなくて。そろそろお風呂に入って寝ようかなって思ったのですが、皆さんの評価はどうなのかな?って思ってここに流れ着きました。
思ってたこと、言いたかったこと。全部こちらで書いてあったので安心して風呂に入れます。
ありがとうございました。
よかったです。ごゆっくりお風呂を満喫してください。
地上波で見ましたけど、正月三が日のゴールデンタイムに放映して欲しくない話でした。
主人公の行動にひとつも「儀」を感じない。なんだろうラピュタを思い出してパズーがいいやつって思い返しました。
シータを取り戻すにも周りを上手く巻き込むパズーと天気の子の主人公の違いといいますか。同じぐらいの年のジュブナイル作品なのに。
やっぱり駿には勝てないと思いました。
映像以外の完成度がお粗末な相当に惜しい映画だと思います。
世界観設定の作り込みやキャラクターの掘り下げが素人目から見ても甘い部分が否めず、ただ宗教的要素やオカルト要素ばかりが強調されすぎていて、シンプルにストーリーについて来れず、言い方が悪いですが、セカイ系の駄目な点だけが前面に出てしまったアニメという印象が拭いきれません。
主人公の【異性に不慣れな男子像】自体は全然悪くないのですが、描写がいちいち露骨すぎてシンプルに謎の不快感がありましたし、ヒロインとのやり取りに関しても「君の名は。」のほうがずっと見やすく感じました。
新海誠監督は、本当に映像関連のクオリティーにおいては大変に素晴らしい方なので、シナリオのレベルの低さが却って際立ってしまう部分が否めず、本当に勿体ないと思います。
彼、脚本書けないですよね
地上波で初めて見ました。アニメとしては悪くないと思いました。ファンタジー作品にリアルの設定とかそんなに求めてない。。それ求めたらアニメ全般見れない。新海誠の世界観嫌いじゃない
観ていて何も感じない作品。
宣伝はすごいのに驚き。
音楽だけが壮大。
昨日の地上波を流し見していました。ストーリーはほぼ把握していないので、感想を書く資格がないかもしれませんが。
「絵が綺麗でいい」という人が多いですね。私はあの絵がダメでした。背景は確かに細かく書き込まれているのですが、登場人物の描写は平板というか古臭くなかったですか?
背景と登場人物が乖離していて、またやたらと細かい背景の情報処理に目が疲れて、全然内湯が脳に入ってこなかったです。
こうゆう記事書くくらいならもっとこの作品のこと調べてから書いて欲しかったなぁ。小説版なら家出の理由とか書かれてるし、アニメ版で説明されてる部分もあるし…ファンタジーなのにリアル求めすぎても…高校生の葛藤描いてるのに、それを全部自己中とかで片付けんのはなんか違う気がする
映画の評論なのに「小説版では説明されている。もっとよく調べるべき」などと言い出すのはおかしくないですか?
別コンテンツを摂取しないと正しい評価ができないという時点で、映画として「よくできている」とは言えないと思いますが…
ほんと、それ。
設定が幼稚って言ってますけど幼稚にしか見えないような幼稚な脳みそ何ですね僕はこの映画すごく面白いと思いましたよ、そもそも映画つまらないからって作者さんの悪口言うのやめましょうよそんな設定ひどいっていうのなら自分で映画の設定とか作れるんですか?あなたたち本当しょうもないですね心底可哀想です。
映画の批評を映画作る人しかしちゃいけないなら批評家なんて存在しないんですけど。
絶賛する意見しか認めないってなら気持ち悪いし。
天気の子のアイデアのもとになってる「ライ麦畑でつかまえて」の主人公の少年がアウトローでサイコパスな感じでそれなりにヒットしてるみたいだから作品に取り入れてみたって感じでしょうか?
帆高の愛読書がそれだし。
天気の子は大衆からの共感は得られないけど、若い世代が大人たちから与えられた役割の重さ?(経済とか年金や環境破壊のしわ寄せ)で息苦しさを感じているっていう話で、僕らが世界の形を変えてしまったという帆高のセリフは二人だけのせいの話ではなく今までの人々の積み重ねがこの社会を作り出したんだと伝えたかったんでしょうね。
しかし年齢を若く設定しすぎていて伝わりにくいので、新社会人の勝ち組と負け組みの構図であれば少し評価が変わったかも
これ、「ライ麦畑でつかまえて」が元なんですか? 違い過ぎて分かりませんでした。
TV録画していたのを初めて見たところ。既に還暦を過ぎた「アニメ第1世代」としては特に可もなく不可もなく。賛否両論あるようですが「自分の感性」を絶対化して反対派を全否定する(私らも昔やりました)のはやめた方がいいですよ。映画が娯楽の中心であり、かつ多くの人々が価値観を共有していた時代は既に遠い過去で「万人受け=良作」とは限らない。今は「私が共感出来る=良作認識」なので。特に「現代の若者ネタ作品」は世代によっても捉え方は全く異なります。宮さんと比較する向きも多いですが、逆に彼には「現代の若者ネタ作品」は作れない。
(私らにはさほどではないものの)新海アニメが若者の共感を呼ぶならやはり何かはあるのでしょう。今後もそれが続くのか?10年後の評価は?もう少し待つ必要があると思いますね。
ブーメラン
あなたの本作へのレビューは同意し難い部分が多いですが、その激烈さについてはまあこれはこれでとは思います。出来れば今度鬼滅の刃無限列車編の感想を書いて欲しいんですが。
動画配信されたら鬼滅の刃無限列車編の感想も書きますね。
俺としては、そもそもの設定が分からなかった
なんで女の子が天に気に入られたのか?
なんで天は気に入った女の子をさっさと連れて行かなかったのか?
そもそも天に気に入られる云々に関する設定の練りこみ具合が弱すぎる
俺が天なら面倒な事なんてせずにギリシャ神話のゼウスの「可愛い子発見!レイプしたろ!」みたいに「可愛い子発見!拉致ったろ!」みたいな行動になる
最後の雨が降り続けるっていうのも意味不明。
なんというか監督の名前だけで無理やり売った感が強い、無名の監督なら信者なんて湧かなかったと思う
言い方キツイけど大部分理解出来るし共感出来るところもある。マジで話が謎過ぎた。個人的には君の名は。の方が好き。
まあこんな所に共感コメントしてる時点で映画選ぶセンスがお察しなのかもしれない。
コメント失礼します。
私なりの解釈ですが、世間のルールってやつに対する
「意見の調和」が出来ないってテーマでしょうね。
例えば、日本は埋め立てゴミで出来ているって言っても信じてもらえないでしょうが、お台場付近には「夢の島」公園?というところがあると思うのですが、その辺りは人間が生活しやすいように「ゴミ」を海へと「埋め立てゴミ」という大人のルール(みんな!調和しろよ!)って感じで結果ゴミを海に捨ててるわけですが、子供には「海にゴミをすてるな!」って言いますよね?都合のいいルールで生活はしやすくなるのですが、この作品にはそのような皮肉がありそれと向き合う作品だと思います。
長文失礼します。
この映画を「恋愛映画」だと思ってみている人がたくさんいるが、先入観でそうだと思い込んでるだけで、この2人の関係性は「ビジネスパートナー」としてのストーリーであってそれ以上の恋愛話ではないです。映画ラストのその先にその可能性が「あるかもしれない」作品です。
男の子と女の子が一緒にいたら恋愛だろ?って思ってみてる人にはわからないですよ。少なくとも新海監督本人は恋愛とは言ってなくて
「ど、エンタメ」って言ってるんです。
なぜ「ど」をつけるのかの理由は監督本人の心の声(僕、皆さんにもう一度言いますけど、「ど、エンタメ」ですよ?なんで恋愛だと思い込んでるの?)
「君の名は。」も同じで『「エンタメのど真ん中」と言っているので恋愛作品ではないんですよ。今回ももう一度言うけど、「ど、エンタメ」であって恋愛作品として作られていないですよ。』ってことです。
続いてこの作品のわかりにくい陽菜さんの能力について「わかりやすく」ぶっちゃけます。
皆がパクリと言っている「天空の城ラピュタ」←これ新海監督「あえて」露骨にパクってます。とても重要な情報です。
陽菜さんが人柱である理由は母からの継承ですが、母の手首に
「飛行石」が露骨にあります。ただ模様はなくモチーフは雨の雫です。
その「飛行石」を母の形見として、陽菜さんは首のチョーカーにつけて飛行石という「キーアイテム」を継承した結果、人柱という器としての役割を与えられます。
なぜこんな露骨なパクリをしているのか?
新海誠監督を考察したんですが、「あえて」メジャー作品のビジュアルを表面に出すことで、意図的に視聴者に「キーアイテムや能力の継承」を言葉以外での「視覚的情報」で共有させて陽菜さんに役割が継承されたと皆の持つ知識と情報で補完していると思います。
じゃあ晴れる能力があるのはなぜか?これ気づいた人少ないでしょうが(私だけかな?)
ナルトでいう「人柱力」です。「あえて」パクってます。
陽菜さんの「人柱(ひとばしら)」
ナルトの「人柱力(じんちゅうりき)」
文字にするとわかりますが、言葉のルーツが同じなんです。
陽菜は器であり「天の気まぐれをコントロール」できる「人柱力」が流れています。その人柱力が手に入ったのはビルの屋上にあった
神様の祠に祈りを捧げたことが原因です。
豊穣の神であり商売繁盛の神でもある「お稲荷様」の力なんです。
稲などを育てるのには太陽の光などの天気を操る必要があるので、結果晴れを祈ると晴れるのです。
あの祠がお稲荷様なのかというと、商売をしてるビルの上にはビジネスの神(最近はこうも呼ばれるらしい)でもあるお稲荷様の祠があるところにはあるそうです。
これだけの「意図的で露骨」なパクリをやる理由は、お金儲けでもなくアイディアがないわけでもなく映画には「2時間という制約」があるので、皆さんの他の作品で手に入れた知識と情報「キーワード」「キービジュアル」「キーアイテム」といった共感性の持てるもので情報量を補完しないと収まりきれなかったと思います。
「エヴァ」は序破Qと分けてますし、「天気の子」見てる視聴者側が「碇シンジ君」状態になってますが、新海監督もエヴァの影響受けてるでしょうからそんなもん分かる訳ないわ。分かる人は分かるけど。
ちなみに「キーワード」の役割として活躍なさっているのが新海監督の盟友でもある「RADWIMPS」です。ボーカルの野田さんと監督の意見が混ざり合ってこの作品が出来上がりました。
アイディアが天から雨のようにバンバン降ってきて、ファンの方からの期待も降ってきて、降りすぎたらヤバイので一旦アイディアのない晴れの世界を考えたが、ファンからの期待を裏切りたくないので、アイディアや意見を降らす世界を新海監督が選んだ結果、頭の中が大洪水、東京は海に沈みました。
↑
違うって。これ、元ネタは監督が思春期だった頃に発売されてたゲームだよ
人柱で世界を救う。箱庭神秘もの
さすがに長文はみっともないわ
大好きな作品。
駄作と言う意見も良く分かるが私は捻くれているのでひたすらやべーこの映画が大好きです。
「世界とか天気とかそんなん知らねえよ!!!!俺は陽菜が好きだから陽菜を助けるんだあああ!!!!!」
みたいな主人公大好物です。同時に合わない人はとことん合わない映画。
はじめまして、映画男さん。最近、噂を聞いて立ち寄らせて頂きました。
噂どおり、書きたい放題ですね…。
さて本題の『天気の子』なんですが、実は全編観てないんです。母が地上波の放送を観てたのを、傍らから少し観ただけで。主人公の「女子の部屋に初めて入る!」の台詞で、私はドロップアウトしてしまったんですよね…。
何でしょうね? 不思議な気持ち悪さを、あの一言に感じたんですよ。あの気持ち悪さの原因が何だったのか、この記事を読んでようやく理解できました。ありがとうございます。
多分、頻繁にお邪魔することはないと思いますが、『漢江のグエムル』の記事は読みたいと思っています。その時は、またお願いします。
(でも怖いなぁ…。グエムルは私の中で良い作品だから、ボロクソに書かれてたら怒るかも?)
映画、フィクション楽しめない人達かわいそう。
そりゃノンフィクションなら自分勝手だし痛いかもしれないけど、映画として刺さるものはあるけどな。解釈とかそれぞれで、周りを悪く言うはそれこそ自分勝手過ぎ。
あー思う壺か。
映画って人それぞれの解釈・意見があって議論し合うのは凄く良い事と思います。育った環境や性格も違うし。賛否が別れて当たり前。
別に新海誠が好きとかじゃないけど、映画って監督とか原作者とかが伝えたい事を伝える手段であって、視聴者のためだけに作ったお情け作品はあんまり面白くないと感じてしまいます。