「マイ・ブラザー」、「父の祈りを」で知られるジム・シェリダン監督によるハリウッドにありがちな単純スリラー。
恐怖を煽る演出もさることながら、オチの部分がすでにほかの映画がやっていることをコピーしているだけの代物で、オリジナリティーがゼロでした。34点(100点満点)
ドリームハウスのあらすじ
家族と向き合う時間を増やそうと、ウィル(ダニエル・クレイグ)は会社を退社して郊外の家に越すことに。父親以外の家族が殺害されたいわくつきの家だった が、妻リジー(レイチェル・ワイズ)や子どもたちと穏やかな日々を送れることにウィルは満足する。
しかし、不気味な男が家の周辺をうろつき、子どもたちが 幽霊らしきものを見たと騒ぐなど、不審な出来事が相次ぐ。そんな中、ウィルは向かいに住むアン(ナオミ・ワッツ)から、以前の居住者一家殺人の犯人が彼ら の父親で、いまだに捕まっていないと教えられる。
シネマトゥディより
ドリームハウスの感想
ずばり言うと、この映画は「シックスセンス2」と命名できそうです。シックスセンスとの違いは、シックスセンスはオチを最後に持ってきたのに対し、このドリームハウスは結構早めの時間帯に出してしまって、そのためにオチ以降はただの消化試合のような緊張感のないシーンが続くだけでした。
「実はあの人は生きていた」、または「実はあの人は死んでいた」というのがこの手の映画によくある筋書きで、こんな子供だましのサプライズで驚く人がいるんでしょうか。もしかしたらアメリカ人の大半は「オー、ジーザス!!」とか言って狙い通りのリアクションをしてくれるのかもしれませんが、日本人はそうはいかないでしょう。
最近ハリウッドが海外のホラーを度々リメイクしたりするのも、やはりネタが尽きたからでしょうね。スリラー、ホラーといえば旧作のリメイク、もしくは海外もののリメイクかハンディカムで撮った映画か、あとは他の映画のパクリしかなくなってきたのが残念です。
おそらく安定した興行収入が得られるためにこの手の映画が乱発しているんだと思うんですが、あえてしばらくはホラーは撮らないとかにすれば、次に出たときに映画のインパクトが大きくなりそうなんですけどねえ。要するに今は視聴者がホラー自体に新鮮味を感じられない時期に来ていると思いますね。
コメント
ホラーとして見るもんじゃないだろ的外れな。大体過去にあるアイデア=ダメは批評で一番やってはいけない事だ。
なーにがパクり映画だよ。
とんちんかんな批評書くなよ。
説得力ないし誰もお前の批評を
あてにしてないぞ。
妻リジー(レイチェル・ワイズ)が出てきた瞬間に「あ、彼女は死んでるのだな」と、映画好きなら分かるように作ってあるし、続いて出てくる子供達も死んでるんだなとすぐに分かるように作ってある。この絶妙な演出は好感がもてますね。フェアというか、くどいぐらい丁寧につくってある。