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星を追う子どもはパクリすぎ!感想とネタバレ

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この記事は 約4 分で読めます。

純粋な少女をヒロインにして、冒険させれば、いいファンタジーアニメ映画ができると思ってる奴が作った、スタート地点にも立ってないゴミ映画。こんなもんに2時間も使わせるなよっていう話です。0点(100点満点)

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星を追う子どものあらすじ

田舎町で母親と二人暮らしをしている明日菜にとっては、家の近くの山に登って、手作りのラジオで音を聞くのが、楽しみの一つだった。

母親はあまり家に帰って来ず、孤独な明日菜は猫のような動物ミミと一緒に遊んだ。そんなある日、山に行こうと歩いていると、目の前に大きな怪獣が現れる。

すると、そこにどこからともなく少年シュンが登場し、明日菜を助けてくれる。シュンはアガルタから来たといった。

ところがせっかく仲良くなったにも関わらず、シュンは翌日死体で発見される。傷心のまま、明日菜がまた山に登ると、そこにはシュンと瓜二つの少年シンがいた。

ちょうどそこに学校の教員である森崎と武装した組織が現れ、明日菜はシンと共に地下世界へと導かれていく。

星を追う子どものキャスト

  • 金元寿子
  • 入野自由
  • 井上和彦
  • 竹内順子
  • 折笠富美子
  • 島本須美
  • 大木民夫

星を追う子どもの感想と評価

読者の暁さんのリクエストです。

ほしのこえ」、「言の葉の庭」、「秒速5センチメートル」、「君の名は。」、「天気の子」などでお馴染みの新海誠監督による、パクリまくりファンタジー。児童書「ピラミッド帽子よ、さようなら」がモチーフになってるそうです。

ジブリの「風の谷のナウシカ」と「となりのトトロ」と「天空の城ラピュタ」をミックスして、クオリティーを十分の一に薄めたような作品で、とてもじゃないけど、まともに最後まで見れないです。

絵はジブリそのものだし、たぶん新海誠を知らない外国人が見たら、ジブリじゃないことに気づかないでしょう。

世界観は、日本の典型的な田舎町を物語のスタートにしているくせに、途中からカタカナの単語ばかりが出てくるようになり、キャラクターをはじめ、風景が一気に西洋になるのがいけませんね。

東洋と西洋の雰囲気がごちゃごちゃで、バランスを崩したまま、修復されることなく、最後まで突っ走るので、見る気を失うのに長い時間を必要としませんでした。

まず、あの田舎町に似つかない怪獣がいきなり出てきて、なぜかそこに学生服を着たヒーロー少年が登場し、ヒロインを救うっていう下りが、それまでのトトロ風ほのぼの景色を一瞬にしてぶち壊してるんですよ。

それ以降は、アガルタだの、アルカンジェリだの、フィニス・テラだの、シャクナ・ヴィマーナだの、ケツァルトルだの、およそ名前と意味が結びつかないような単語しか出てこないので、監督の自己満に呆れるしかなかったです。

造語だらけの会話を聞かされても、終始、何を言ってるのか、何をやってるのか、さっぱり分からないし、適当に神話とか伝説とかから話を引用したら、よさげなストーリーができると思って作ってるのが腹立ちますね。

一番、分からなかったのは、なんで明日菜が地下世界アガルタに行く必要があったのか、ということです。

森崎先生は、妻を生き返らせたいという理由があるからまだしも、明日菜はなにが楽しくてあんなに危険を冒して付き添いしてんだよ。

それにあいつは未成年なのに家に何日も帰らなくても全然大丈夫な子なんですか?お母さんもほとんど家に帰ってこないみたいな設定になってたし、まだ小さいのに明日菜が一人で家事全般をして、それも作る食事がこれだからね。

どう見ても専業主婦歴30年ぐらいの人が作る料理じゃん。焼き魚に、きゅうりの漬物に、オクラ入りの味噌汁って。おばあちゃんかよ。

シュンと明日菜があんなに短期間で急接近してオデコにチューまでする下りとか全然理解できないし、教員の森崎も森崎で平気で銃をぶっ放したり、なにかと無茶苦茶な展開が多くて、なんでもありだな、という感じでした。あまりにも突っ込みどころが多すぎて、突っ込むのも面倒になりますね。

一体どんなセンスをしていたらこんなものが企業の企画として通るのか、疑問しか生まれませんでした。売れると思ったのかなぁ。

君の名は。」がすごいのは、こういう世に出てはいけないレベルの超駄作まで、見てみようかなと人々に思わせる影響力を与えたことでしょう。

しかしいくら過去作品を振り返っても、ひとつも才能の片鱗をのぞかせる作品がないのがまた驚きで、本当に新海誠監督は、「君の名は。」だけなんだよなぁ。

コメント

  1. より:

    0点!流石です、ゴミ映画とまで言っていただけて超嬉しいです。あー、楽しい。

    この新海誠バ監督はパクリとオマージュの違いを理解した方がいいと思います。

    こういうファンタジー映画って別世界でも言葉が通じるっていう都合のいい設定があるのでよくわからないです。ほんやくコンニャクでも持ってるんですかね。

    主人公も可愛くないし、よくわからん化け物たちはよくわからんし、キモいし、最低でした。
    唯一良かったのは島本須美の声だけです。観てるこっちが恥ずかしい映画でした。

    “どう見ても専業主婦歴30年ぐらいの人が作る料理じゃん”のくだり最高に笑えました笑笑
    こんなステキなブログは他にないです、ありがとうございました。

    • 映画男 より:

      リクエストありがとうございました。次は面白い映画にしてくださいね。

  2. ヒース より:

    映画は千差万別、見る人によって様々な意見が出るからこそ面白いものだと私は思ってます。
    私の意見は完結に言えば面白かったです。
    ジブリっぽいとよく耳にしますが、もっと細かく言えば、「昔の」ジブリっぽいが正しいのかなと感じました。
    映画男さんの言うとおりラピュタやナウシカなどに近く、ジブリがファンタジーに力を入れていた時代と類似していました。
    しかし私は、それをパクったや真似たとは感じません。
    所謂王道ファンタジー、冒険物と捉え、私自身は背景が綺麗な事もあってしっかりと世界観に没頭出来ました。
    新海作品に当たり外れがある事は否めませんが、少なくとも私にとってこの星を追う子どもは外れではなく当たりの部類です。
    冒頭に書かせて頂いた通り映画は千差万別、見る人によって様々な意見が出るからこそ面白いものですので、こんな意見もあるぞという事をご理解頂ければと。

  3. のりのり より:

    パクりをして何億も稼いでいいんですか?おかしいです!!

  4. リクエスト より:

    リクエストします。
    今敏監督作品の「パーフェクト・ブルー」をレビューしてほしいです!
    また、良ければ今年オリンピックなので、映画男さんの最も好きなアニメ映画大友克洋の「アキラ」をやってほしいです!

  5. @in@ より:

    私もクソだと思いました。

    私が特にイライラしたのは…
    すごく細かいのですが、序盤の方でシンがシュンでは無いと言っているのに「シュンくん!」と叫びまくってるのにイライラしました!!!
    1度や2度なら『大切な人が亡くなって悲しかったんだね』くらいになるんですけど、さすがにしつこい!!
    なんでシュンのこと好きになったのかも掘り下げられなさすぎ。顔に一目惚れ?吊り橋効果?
    よくわかんないけど、主人公全然可愛くないし全体的にメソメソしてて、個人的にめちゃくちゃ嫌いでした笑

    ゼロ点、ありがとうございます!

  6. Rap1 より:

    よくぞ言ってくれたの一言です。他のレビューを見ても好評価が多くて、世間の頭はおかしいのかとずっと思ってました。「君の名は」だけが別人のように全く違う。アルジャーノンみたいです。ここのレビューはほんとにスッキリします。

  7. 一般通過ピーポー より:

    ご存じないかもですが、あれはそもそもポストジブリに制作を任せたものですよ。
    ジブリのオマージュが多かった「すずめの戸締まり」は違うでしょうけどね(登場人物が女性主人公と猫を車に乗せた際に「猫と言ったらこの曲でしょ」と言って”ルージュの伝言”を選曲)。
    世の中的にはウケてるようですが正直、私はジブリのオマージュなんて止めてほしかったです。
    新海誠らしさが欠片もない凡庸な作品でした。

    「君の名は。」は新海誠が異常執着している「叶わぬ恋」はあったものの、現代の若年層受けを意識し過ぎた作品になりました。
    「すずめの戸締まり」ではそのアイデンティティさえ完全に消え去っていました。

    世の中のニーズに応える事は商売に於いて最も重要視するファクターですが、映画の場合は原作者並びに監督が独自に創り出す世界観をどれだけ魅力的に世間に届けられるかを重要視すべきだと思います。

    ufotableが作った劇場アニメには基本ヒット作しかありません。
    その理由が世間に媚びず作品の魅力を最大限まで引き出した結果ではないかと思います。
    例に出すなら社会現象を起こした「鬼滅の刃」も漫画的にはとてもありふれた良くある少年漫画ですからね。

  8. 一般通過ピーポー より:

    新海誠作品は入った作品によって評価作品が全く異なります。
    例えば私の様に処女作から入った人間ですと「ほしのこえ」「雲のむこう、約束の場所」「天気の子」の評価が圧倒的に高く、「君の名は。」の評価は圧倒的に低いです。
    その「君の名は。」から入った新規層ですとやはり「君の名は。」が最高傑作で昔のは駄作だと言っている人が多い印象を受けます。
    少し遅れて入った女性層ですと「秒速5センチメートル」の評価が高いです。

    因みに処女作の「ほしのこえ」は新海誠自身がほぼ全てを自身で作り上げた作品で、最も新海誠作品だと言い切れる作品となっています。
    2作目の「雲のむこう、約束の場所」は一次脚本・絵コンテ、仕上げの編集を新海誠が一人で作っています。

    「秒速5センチメートル」で有名になり、「君の名は。」、「天気の子」で更に有名になり、人が増えて行った結果が今の新海誠です。
    私が敬愛してやまなかった新海誠は最早何処にも居ません。
    ジブリもまた同じです。鈴木Pに乗っ取られてからはジブリ本来の良さが希釈され、酷い有様です。