最初から大きな規模で描いてしまったがために、その後のシリーズの話がどんどん飛躍していくきっかけになったヒーロー映画。それでも最近のヒーローものに比べると、まだましです。39点(100点満点)
アイアンマンのあらすじ
トニー・スタークは、戦争で使われる兵器の製造会社スターク・インダストリーズの若社長。世間からは有能な武器を作り、アメリカの国益を守る天才としてもてはやされていた。
そんな彼はある日、新しいミサイル、ジェリコのデモンストレーションのためにアフガニスタンに在中するアメリカ軍を訪れる。
デモンストレーションは大成功に終わったものの、その帰り道でトニー・スタークを乗せた車はテロリストの攻撃を受け、彼は瀕死の重傷を負う。
目を覚ますと、トニー・スタークはテロリストのアジトで身柄を拘束され、ジェリコと同じミサイルを作れ。さもなければ殺すと言われる。
ところがトニー・スタークはジェリコを作っているふうを装い、高性能のアイアンマンアーマーを作ってテロリストを撃退しようと考える。
アイアンマンのキャスト
- ロバート・ダウニー・Jr
- テレンス・ハワード
- ジェフ・ブリッジス
- グウィネス・パルトロー
- レスリー・ビブ
- ショーン・トーブ
アイアンマンの感想と評価
「ジャングル・ブック」、「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」、「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」で知られるジョン・ファヴロー監督によるアクションヒーロー劇。「アベンジャーズ・エンドゲーム」を最終章としたマーベル・シネマティック・ユニバースシリーズの第1作目です。
最近のスーパーヒーロー映画と比べると、CGや爆発が少なめで前半は割と楽しめます。それに対し、後半になると、ストーリー性が薄くなり、話がダレてつまらなくなっていくのがもったいないですね。
ヒーロー映画もヒーロー対テロリストぐらいまでならまだ楽しんで見れる、ということに気づきました。しかしそれがヒーロー対エイリアンとかロボットとかになると、結構どうでもよくなってきますね。
この映画の場合、トニー・スタークがアフガニスタンのテロリストを相手にアイアンマンのスーツを自作して戦うところまでは、一種の戦争ドラマやテロ映画といった感じで話が進み、ストーリーのテンポもとてもいいんですよ。
それがアイアンマンのスーツがあまりにも早く進化を遂げて、アメリカからアフガニスタンまでの距離も難なく飛べてしまうぐらい、なんでもできるようになると、急激にダメな映画になっていきますね。
あと、アイアンマンのデザインや動きがロボコップと被りまくってるんですよね。ロボコップを飛べるようにしただけじゃん。まあこういうこというと、コミックのアイアンマンのほうが先に出たとか言ってくる輩が必ずいるんだけど。
もし先に発表したんだから、こっちのほうがオリジナルだとか言うなら、ちゃんとコスチュームも当時のデザインにしろよって話じゃん。鉄のブリーフを履かせないと。
アイアンマンスーツが完璧になっていけばいくほど、キャラクターに欠点や弱点がなくなっていき、魅力がなくなることになんで気づかないんだろう。
また、それに合わせてどんどん敵まで進化させて強くさせなくなるから最後はロボット対決にするしか選択肢がなくなるのが悲しいですね。
シリーズ1作目でこんな状態だから、話が進むに連れて宇宙とかエイリアンとかの話になっていくのがむしろ仕方ない、という感じがします。だから話がどんどんスケールアップしていって訳が分からなくなるんですよ。
世界とか宇宙とか言う前にもうちょっと小さな地域を守る地元のヒーローのストーリーから始めないと。早起きして近所を掃き掃除してはゴミ出しのルールを注意するおっさんをヒーローにするぐらいが規模的にはちょうどいいんですよ。
ドラゴンボールだってストーリーの序盤、悟空がまだ未熟だったときが一番面白かったじゃないですか。それと同じでアメコミのヒーローたちも未熟で弱点を持っていたほうが共感できると思うんだけどなぁ。
トニー・スタークがいくら天才だからといっても、アフガニスタンの洞窟でミサイルを作れっていうテロリストの無茶振りには笑うしかなかったです。
材料は全部揃ってるから作れるはずだっていっても、爆発物はあるかもしれないけど、製造のためのツールとか機械とかなにもないからね。あんな環境でミサイル作れるわけねえだろって。テロリストすげえバカじゃん。
あの限られた資源と時間でどうやってアイアンマンのマーク1をトニー・スタークが製造したのかもいまだに謎だけど。
あといつもアイアンマンを見るたびに思うのが、トニー・スタークのスーツの中の視点いらなくないですか? 毎回、あの窮屈な姿を見せられてもって思うんですよ。
なんでわざわざAIとお喋りしながら戦わないといけないような面倒くさいスーツを創ったんですかね。戦闘中、あいつずっと喋りっぱなしじゃないですか。そんな余裕どこにあるんだよ。
コメント
私はこの映画がとても好きです。ストーリーの深みを全般的に求める見方としては浅く見えてしまうのもわかりますが、ヒーローという概念の内で「どんなに手強くても負けないかっこよさ」といったものを意識して観る見方もあって、そういう所で言うととてもよく描かれていると思います。とくに最後の氷結では、マーベルヒーローズの中でもスマートさが際立つアイアンマンにとってのまさにアピールポイントで、惚れ惚れしてしまいます。メカ的なリアルさ好きなどのような子どもっぽい魅力の感じ方かもしれませんが、それだけでは片付けられない部分もあります。なので、私からすれば悪いとは思いません。あえて分かりきったことを言うようですが、このブログを見るにおいての姿勢としては、一般論というより、一個人の感想として見るといったものでよろしいでしょうか?そもそも評価という時点で一般論という表現は語弊があるかもしれませんが。一個人の感想として見るのなら、どんな内容の意見でも見てて面白いなと私は思います。
もちろん完全なる個人の意見ですよ。
だったらお前が映画を撮ってみろ。撮るのが無理なら面白い脚本を書いてみろ。だいたいこんなクソレビューをスマートニュースに載せるな。不愉快、邪魔。
A「俺が選んだ料理、超うまかった~!お前のは?」
B「まずかった」
A「だったらお前が作ってみろ!作るのが無理なら美味しい料理のレシピを書いてみろ!」
B「??」
やはりそうなんですね。このブログが好きだ、痛快に文句を言ってくれて面白い、と楽しんでる方の為にも、これからも自分なりを貫いてください。意見の相違なんて当たり前すぎることですし。私は応援してます!
ありがとうございます。今後とも応援よろしくお願いします。
ただの言い掛かりじゃん
もっと映画見た方がいいよ
目の付け所が終わってる。映画を評価するの、やめた方がいいと思います。もともと貴方の中にアイアンマンに対するよくない考えがあって、それに引っ張られているようにしか見えません。アイアンマンの映画は特に好きでも嫌いでもないけど、貴方の文章はただただ読んでて胸糞悪いです。
ただの言いがかりじゃん
もう少し映画を見た方がいいよ
いつも思うんですが、マーベルファン、アメコミファンって狭量ですよね。
これと同様、もしくはこれ以上に批判的批評に対しても反論コメがつかないことがほとんどなのに、ことマーベル作品となるとキィーッ!っといきり立った反論コメが連続する。
こんなに熱狂的で盲目的なファンがくっついてるんだもん。そりゃマーベルも粗製濫造になるわと思います。どんな適当な仕事でも勝手に深読みしてありがたがって金落としてくれるんだから羨ましいシステム構築したなー。
まさに冷静さを失った信者ですね。
ロボコップは宇宙刑事ギャバンのパクリで、
日本だとガキがゴッコ遊びのためにみる番組を、何故だかアメリカは金をかけて大人向けに作ると受ける。
それを日本人がまた夢中でみる。
だからそれはギャバンだって。
そんでアイアンマン、あんなのウルトラセブンそのものじゃないですか。
胸の青いのはカラータイマーそのまんま!
セブンにはカラータイマーねえんだよ!
混ぜんなよ!
でもアイアンマンでかくなれないから、ウルトラマンより弱いぜ。
そしたらアントマンがデカくなるんだっけ?
やるなあマーベル!
その宇宙刑事ギャバンも厳密に言うと、MARVELと東映が一時的に業務提携をしていた事によってかつて東映で映像化される予定があったMARVELの「シルバーサーファー」から来てるんだよ。
アイアンマンに関してはちょっとよく分からないけど、ギャバンの元になっているのはシルバーサーファー。共通する設定もあるし、企画があったのも同じ年だからもうほぼそういう感じ。
ゆにねさん!
なるほどありがとう!
そうだったんだー!
脚本家エドワード・ニューマイヤーは「アイアンマン」みたいなのがやりたいなーって言ってロボコップの脚本書いたんじゃなかったでしたっけ??
勘違いだったらすみません。
そうなんですか?
ポール・ローランドのエドワード・ニューマイヤーへのインタビュー(EDWARD NEUMEIER TALKS ABOUT ‘ROBOCOP’)にコミックのアイアンマンからの影響への言及がありました。
どのインタビューですか? どうせコミックの話でしょ?
映画男さんがMARVEL映画に感じる良いところとはなんでしょうか。返信おねがいします
映画男さん、メタルマンという映画を知っていますか?
一部で有名なアイアンマンのパクり映画なんですけど、
冗談抜きで薬物を大量にキメながら作ったとしか思えない
マジモンのZ級映画なので是非観てもらいたいです。
メタルマン、知らないです。Z級映画ってどんだけひどいんだろう