スコットランドが生んだ、恥知らずミュージカル。よくもまあこのレベルで長編映画にしたなあ、という完成度の低さです。13点(100点満点)
アナと世界の終わりのあらすじ
高校の卒業を目前にしているアナは大学に行く前に1年間海外を旅行しようと計画していた。しかしシングルファザーの父親からは大反対されていた。
アナの友人たちもまたそれぞれ卒業を前にそわそわしていた。密かにアナに恋心を抱く親友のジョン。クラスの課題がなかなか終わらないクリス。 ソーシャル・ジャスティスのレポートを提出しようと奮闘中のステフ。意地悪なアナの元彼のニック。
学校ではクリスマスのためのイベントが行われようとしていた。舞台は学生たちによるパフォーマンスが行われ、クリスマスムード一色だった。そんな中、街にはゾンビが現れ、生徒たちは学校に閉じ込められてしまう。
一方、ボーリング場でバイトをしていたアナとジョンは翌日、ゾンビたちの出現を目の当たりにし、驚愕する。どうやらウイルスの感染によって世界中でゾンビが溢れかえっているようだった。やがてボーリング場でステフとクリスと遭遇した彼らは増殖していくゾンビたちに囲まれ、追い込まれていく。
アナと世界の終わりのキャスト
- エラ・ハント
- マルコム・カミング
- サラ・スワイヤー
- クリストファー・ルヴォー
- ベン・ウィギンズ
- マリル・シュー
- マーク・ベントン
- ポール・ケイ
アナと世界の終わりの感想と評価
短編映画『Zombie Musical』を基にしたジョン・マクフェール監督による、ゾンビとクリスマスとミュージカルをミックスした、見るに値しない映画。
話に脈略が全くなく、歌って、踊って、ゾンビと戦って、というグダグダの展開が続くだけの駄作です。
とにかくなんでもごちゃ混ぜにすればいい、というノリで作られていて、クリスマスである理由もなければ、ミュージカルにする必要もなく、ゾンビが出てくる背景も全く語られません。
歌や踊りは三流だし、ストーリー性はゼロ。ゾンビはしょぼいし、なにもかもが中途半端で、最後まで見るのはかなりきつい類の映画です。
ちなみに元ネタはこれです。正直、この動画を見るだけで充分だと思います。
あのストーリーなんなんでしょうね。学校がゾンビに襲われる>外にいる高校生たちが仲間を助けに学校の中に突入する>突入したはいいけど、誰も助けられなくて生き延びた三人だけで車で逃げる。
結局、学校に被害者を増やしに行ってるだけで、救出でもなんでもないし、最後は普通に自動車に乗って逃げるっていうね。じゃあ最初からみんなの分の車を用意すればよくない?
車で遠くに行ったら何の解決になるのかよく分からないし、最後まですっきりしないのがむかつきいます。ヒロインをめぐる三角関係を臭わせておいて、誰の恋も発展しないし、まじでなにがしたいんだよ。
本当、ゾンビ映画ってひどいの多いですよね。「カメラを止めるな」と比べたら、どっちのほうがきついかなぁ。似たり寄ったりだけど、演技のレベルではこっちのほうがやや上回っているかな。
それでもほとんど見どころはないし、笑いのネタは低レベルだし、結構救いようがないですね。
有名人の名前を出して、ジャスティンビーバーもゾンビになったとか、アイアンマンを演じたロバート・ダウニー・Jrはきっと大丈夫だろう、とか会話が高校生というか小学生レベルで、笑えないんですよ。
おばあちゃんゾンビが女の子の頭の上に座ってきた下りだけ、ほんのちょっと笑えたぐらいです。ほんのちょっとだよ。
歌も踊りも下手なくせにミュージカルシーンの割合がかなり多くてタチが悪いですね。家で見たら飛ばすか、映画館で見たら寝るか、スマホを見るかしか逃げ道がないでしょう。
ゾンビとのアクションシーンにしても、中途半端に笑いを取ろうとするから、緊張感も迫力もないし、ハラハラしないんですよ。
おそらく笑いとアクションと青春と歌と踊りをお届けしようと狙ったんだろうけど、これだけクオリティーが低いと、何も与えてないのと同じですね。
コメント
面白いか面白くないかの評価は別として文句が稚拙すぎるし、この人は映画を楽しんで観ようとする心持ちが無くただ批判することだけに時間を費やしていて、つまらない人生送ってるのだなと思いました。
レビューのつもりなのでしょうか? 自分は他人より偉い、と思っている幼稚な人間性が丸見えで、論理的に書かれている文章ではありませんが・・・。
他人を見下すことでしか自分の価値を定義できない。かわいそうな人間だと思いました。
映画は、文句をいうのは構いませんが、粗を探すために見るものではありません。こういう人は文句を言うことが目的で映画を見ているようなものなので、冷静にレビユーすることなど一生できないと思います。