どこかで見たことのあるシチュエーションホラー映画の場所を韓国の精神病院に移しただけの作品。これを見て怖がれる人はただただ幸せだと思います。38点(100点満点)
コンジアムのあらすじ
二人の少年がある晩、カメラを回しながら閉鎖されているコンジアム精神病院で肝試しをする。その場所ではかつて医院長が患者を大勢殺害していたという噂が流れていた。
少年たちはコンジアム精神病院の402号室に入ろうとしていた。すると中から卓球の玉の音が聞こえたかと思うと、突然カメラが止まり、二人は行方不明になってしまう。
その動画を見たユーチューブチャンネル、ホラータイムズの主ハ・ジュンは、ライブ配信をするために志願者を集め、7人でコンジアム精神病院へと向かう。
ハ・ジュンは視聴者数を増やすためにやらせなどをしながら場を盛り上げていくが、やがて次々と怪奇現象が起こり、参加者は恐怖のどん底に落とされる。
コンジアムの感想
チョン・ボムシク監督による、よくあるハンディカムホラー。ユーチューブ動画の撮影という態で、閉鎖された黒い病院内を若い男女が探索していく肝試しです。
いわば「ブレアウィッチ・プロジェクト」の韓国版といったところで、設定にもシナリオにも演出にも新しいところはありません。
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登場人物の顔をドアップで撮り、大声で悲鳴を上げ、涙や鼻水をたらしているところを見せて、恐怖を伝えようとしているだけです。
ロケーションは、韓国に実在する場所で、日本の青木ヶ原樹海と並ぶ世界7大心霊スポットの一つとして挙げられているようです。
韓国では大ヒットしたらしいんですが、いかんせん新しい要素が何もないので韓国以外で売れるかどうかは甚だ疑問です。
韓国人にとってはコンジアム精神病院と聞くだけでも、恐怖を連想させるんだろうけど、そうじゃない人にしてみれば普通のスポットだしね。
もうこれ以上どんなハンディカムホラーが出てきても「実際に起きたこと」っていう設定は通じないし、面白いのは作れないんじゃないかなぁ。
「パラノーマル・アクティビティ」しかり、「REC/レック」しかり、「アンフレンデッド」、「ヴィジット」しかり、全部ゴミじゃないですか。結局、アイデア映画って最初にやったもん勝ちで、それ以降は二番煎じだからね。
この映画をつまらなくしている原因の一つは、登場人物たちがいかにもプロっぽいからです。男女7人そろってみんな美男美女で男子はモデル上がりの韓流アイドルみたいな顔してるし、女子なんて整形顔だし、もっと素人ぽっさを出さないと。
あと、精神病院=心霊スポットっていうのもベタですね。そろそろ心霊スポットにもバリエーションが欲しいですよね。病院とか学校とかお墓とかじゃなくて、ネットカフェとかコーワークスペースとか近代化していかないと。
現場にいたらそりゃあ怖いんだろうけど、終始暗いところで撮影しているから目が疲れるし、全体像があまり伝わってきませんね。
だから終始ギャーギャー言って怖がっている登場人物をこちらは冷静に見るという温度差が生じてしまうのが残念です。まるで自分もその場所にいるかのような恐怖なんて全くないからね。
まあ1時間30分ぐらいに短くまとめてあるので最後まで見れないことはないです。でも怖くないホラーに残された楽しみって滑稽さを笑うぐらいしかないので、それでもいいっていう人は見たらいいと思います。
コメント
記事自体は2点くらいの価値しかない内容だな、ネタバレ言うくらいなら詳細書けや
見てないんだろどうせ
ただただシーンや演出を列挙して具体的にどういったところがどうだったのか述べずに小学生並の感想しか並べられていないのが非常に残念でした。うーん、0点!w
確かに想像していた怖さは無かったけどこの記事は映画見ないで書いたか飛ばしながら見たんだろうな〜って感じ。
そもそも精神病院がベタって・・・これは韓国の実在する最も有名な心霊スポットが舞台なんだけど。日本で言うなら犬鳴トンネルが舞台の映画にトンネルとかベタ過ぎって言うようなもんで、正直何言ってんだこいつってレベル・・・。なんでもそうだけど見る人のオツムのレベルって大事よな。