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真夜中のパリでヒャッハー!は笑えるバカ映画!感想とネタバレ

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この記事は 約6 分で読めます。

そこそこ笑えるフランスコメディー。残るものは何もないけど、暇つぶしにはいいかなという映画です。50点(100点満点)

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真夜中のパリでヒャッハー!のあらすじ

出版社勤務のフランク(フィリップ・ラショー)は社長からの依頼で、自分の誕生パーティーを諦めて一晩だけ子守を引き受ける。社長の屋敷で彼を待ち受けていたのは、チヤホヤされて育ったわがまま息子のレミだった。レミは、自分の父親の部下であるフランクに理不尽な要求ばかりを突き付け……

シネマトゥデイより

真夜中のパリでヒャッハー!の感想

読者のポリゴンZさんのリクエストです。ありがとうございます。ポリゴンZさんからはこんなコメントをいただきました。

映画男さん、今回どうしてもリクエストしたい映画があったのでメッセージを送らせていただきます。

実は以前私は映画男さんが投稿した「世界の果てまでヒャッハー!」のレビューを観たのですが、私も以前観たこともあってか大体は正論を言っていて素晴らしいレビューだと感心しました。

世界の果てまでヒャッハー!

しかしながら、映画男さんはこの「世界の果てまでヒャッハー!」(原題:BABY SITTING2)が作られる前にできた「真夜中のパリでヒャッハー!」(原題:BABY SITTING)を映画男さんが見逃している。または記事にしていないので可笑しいなぁと思いました。

真夜中のパリでヒャッハー!

この「真夜中のパリでヒャッハー!」は原題の通り、「世界の果てまでヒャッハー!」の前日譚です。すなわち日本の配給会社が「テッド」「ハング・オーバー」シリーズのような下ネタを盛り込んだコメディー映画を狙ったのか、敢えてこの続編である「世界の果てまでヒャッハー!」を劇場公開してからあとから「真夜中のパリでヒャッハー!」を前日譚として公開しちゃってるのです。

つまりは分かりやすく言えば先に「アントマン&ワスプ」を公開させてから「アントマン」をあとだしじゃんけんのように公開するといった感じで、ちょっとずれたことをやっていたのです。

なので映画男さんには改めてこの「真夜中のパリでヒャッハー!」を一度観賞してからこの「世界の果てまでヒャッハー!」二部作を総括してほしいです。

ただ、「真夜中のパリでヒャッハー!」が「世界の果てまでヒャッハー!」よりも素晴らしいのは下ネタが少ないところです。まあ主人公とその悪友がやってきてからたいへんなめに遭ったり、POV視点でやるところは変わらないのですが、「世界の果てまでヒャッハー!」は余計に局部を露出させた下ネタは一切なく、主人公の恋人は特に下ネタ要員にもならずにこの映画としてメインで活躍してるのでちゃんと面白味がありました。

そしてなんと言ってもB級のコメディー映画かもしれませんが、中盤で主人公と恋人、そして悪友が主人公が勤務している出版会社の社長の息子と遊園地のシーンは何故か感動して文句が出ませんでした。

具体的には、あの社長の息子が父親と家族の時間が出来ないという背景があることであのPOVに意味があるし、息子に感情移入してしまい、なかなかと言っていいほど素晴らしいのですね。

ちなみに、この「真夜中のパリでヒャッハー!」は昨年DVDでレンタルして観てみたのですが、ハッキリ言って昨年ベスト級の映画でした。私にとってはこれまでの人生で最も素晴らしい一本だったと思います。

この「真夜中のパリでヒャッハー!」の出演者兼監督のフィリップ・ラショーが作った映画は他にも「世界の果てまでヒャッハー!」を含めて結構あるのですが、多分ですが何度も次回作が世に発表されてもこの「真夜中のパリでヒャッハー!」が絶対にフィリップ・ラショー史上最高傑作かもしれません。

なので、私は「世界の果てまでヒャッハー!」よりもこの「真夜中のパリでヒャッハー!」を猛プッシュします!どんな点数でも受け入れたいと思っています。是非ともこの「世界の果てまでヒャッハー!」の前日譚である「真夜中のパリでヒャッハー!」に文句を言ってください!

熱いなあ。ここまで言われたら見るよ。正直、本当は見たくなかったんだけどね。しょうもない映画ってわかりきってるから。

結論からいうと、確かに続編の「世界の果てまでヒャッハー!」よりは大分ましで、そこそこ笑えるフランス映画でした。

監督は「世界の果てまでヒャッハー!」と同じフィリップ・ラショーとニコラ・ブナムのコンビです。

物語は、出版社の受付で勤務しているフランクが社長から家を留守にする間、息子の子守を頼まれ、仕方なく引き受けるところからスタートします。

しかしその日はフランクの誕生日。友達と誕生日パーティーを開く予定だったため内緒で社長の家を使うことを企みます。

ところが友達があまりにも大勢の人を呼びすぎてパーティーは滅茶苦茶になっていく、というのがストーリーの流れです。

いわゆる、お馬鹿コメディーで、下ネタ、皮肉、ブラックジョークなんかを交えつつ、フランクと生意気な社長の息子の交流を描いた、清々しいドタバタ劇になっています。

基本、アホしか出てこないので、それに付き合えるかどうかが鍵となるでしょうね。でもアホって考えようによっては癒しにもなりうるので、何も考えずに笑いたい人にはいいかもしれません。

僕的には爆笑はできなかったです。ハハハと笑える箇所は多々あったけど、全体的にフレンチギャグのレベルが低いです。会話は基本、誰と誰がやったとか、そんなのばっかりだもんね。ドラッグを飲まされた魚が超高速で泳ぎだしたのは笑えたけど。

あと、大部分はハンディカムによる映像になってるけど、ハンディカムにこだわる必要はあったかなあ、という気がします。ハンディカムだと、どうしても安っぽくなるのと無理やりな展開が多くなるんですよね。それが狙いなのかもしれないけど。

はっきり言って感動するシーンは一つもないですよ。遊園地の下りは確かに楽しそうだけど、あんなので感動しちゃだめだろ。

息子に感情移入? 無理無理。確かに素直だったら可愛い男の子だし、久々に外で遊んで楽しそうにしている姿は微笑ましいですよ。でも息子目線で見れるかって言ったら見れませんね。

お父さんと息子が一緒に過ごせる時間がないのはお父さんが無関心なだけで時間の問題じゃないしね。それを見直すきっかけがあの事件だったっていうハートフルなオチなんていらないです。

一番の突っ込みどころはラストをラブコメのような締めくくり方にしたところですかね。恋も実って、漫画家としても成功してってもはや「子守」関係ないじゃん。

コメント

  1. ポリゴンZ より:

    約半月経って本当に申し訳ないのですが、レビューしていただき誠にありがとうございます。まさか私の「真夜中のパリでヒャッハー!」の感想をまるまる論破するとは想定外でしたが、最低でも続編の「世界の果てまでヒャッハー!」よりマシと思えてもらえただけでも私は嬉しいです。

    今後も映画男さんの映画レビューには出来るだけコメントしたり、このブログで高評価できるような邦画・洋画をリクエスト出来たらと思うので今後ともよろしくお願いいたします。そのときはリクエストの際に「リクエストありがとうございます。」という感謝のコメントはなるべく早く投稿するのと、リクエストの際はまた長文の熱血コメントを送りたいと思っております。