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となりのトトロの都市伝説信じる奴は病院行け!感想とネタバレ

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この記事は 約5 分で読めます。

子供から大人までいつ見ても楽しめる不朽の名作アニメ。日本人だけじゃなく、外国人も好きなアニメに挙げるやつです。80点(100点満点)

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となりのトトロのあらすじ

小学生のサツキと妹のメイは、母の療養のために父と一緒に初夏の頃の農村へ引っ越してくる。

引越し先の空き家には小さな黒いオバケが沢山住んでいた。最初はビックリした二人だったが、隣のおばあちゃんからそれは子供にしか見えず、害もなく、人が住み始めるといつのまにか居なくなるという話を聞いてサツキは拍子抜けし、メイは「つまんない」とぼやく。

サツキの通う学校が田植え休みの日、入院している母の見舞いに行った二人はオバケ屋敷のことを報告する。母がオバケ嫌いであることを心配したが、少しも怖がらずに「自分もオバケに会いたい」と言ってくれる母を見て、心強さを感じた二人は母が早く退院して一緒に暮らせることを願う。

wikipediaより

となりのトトロの感想

火垂るの墓」と同時上映されたスタジオジブリ製作で、「崖の上のポニョ」「風立ちぬ」「風の谷のナウシカ」「千と千尋の神隠し」「ハウルの動く城」「もののけ姫」「天空の城ラピュタ」「紅の豚」「魔女の宅急便」の宮崎駿監督による日本が世界に誇るほのぼの家族ドラマ。公開から30年がたった今でも決して色あせない名作アニメ作品です。

普遍的なストーリー、久石譲のBGM、覚えやすい主題歌、インパクトのある声優の声。どれを取ってもものすごいバランスが取れていますね。

日本で知らない人とかいるのかなっていうぐらい子供も大人も見ている作品ですよね。ひと昔前は毎年のように「火垂るの墓」と交互にテレビ放映されていたけど、今はどうなんだろう。

今思うと、この作品も「火垂るの墓」も兄弟を描いているんですね。また戦争と平和のコントラストがものすごく効いていて、二本立てにしてはうまくできすぎた二作品といえそうです。

何年も見ていなくてもストーリーがずっと頭に残っているのが不思議です。田舎町に引っ越してきた4人家族。お母さんは病気で入院中。お父さんは大学の講師をしながら、家でも机に向かって仕事をします。

姉妹のサツキとメイは大自然に囲まれたボロボロの家を見て興奮し、森の中トトロと出会ったことをきっかけに不思議な体験を重ねていく、といった感じで話が進んでいきます。

トトロをはじめ可愛くて、ファンタジックなキャラクターと子供たちの交流が見どころではあるものの、実はものすごく日常的なエピソードで勝負しているんですよね。

それも数少ない出来事の中に起承転結を生んでいて無駄のない会話とテンポで最後まで一気に走り抜けるところがすごいです。

ストーリーを簡単に説明したら、家族が引っ越してくる>トトロに出会う>お母さんの容態が悪化する>メイが迷子になる>トトロが助けてくれる、ぐらいなもんじゃないですか。これだけ単純なことをあそこまで魅力的に描けるのはなかなかできないですよ。

やっぱり子供たちに人気のキャラクターってトトロ、猫バス、メイなのかな? 僕も子供のころはこれらのキャラにしか目が行っていなかったけど、大人になって見返すと、一番の癒しキャラは近所のおばあちゃんであることに気づきました。

おばあちゃんは何があっても決してアタフタせず、それでいて子供たちの未熟さを理解してあげる懐の広さを持ち合わせた、なかなかいいキャラしてます。あとあの方言にやられちゃいますね。癒されるわー。

お父さんもなかなかいいですね。知らなかったんだけど、あれ糸井重里が声をやってるんですね。

あと、みんな気づいたかな、お父さんが脱いだらすごいムキムキなことに。あのギャップはずるいだろ。

トトロも可愛いんですけど、お父さんの傘を持って行ったまま結局返さなかったですよね。あいつ、傘泥棒じゃん。

手書きアニメの最大のメリットは、何年たっても古く感じないことです。例えば今、改めて「トイストーリー」を見ると、どうしても絵の粗さとCG技術の未熟さに目が行ってしまうんですよ。でもジブリアニメはその点、いつ見ても絵的にはほとんど劣化しないですよね。

だからストーリーさえよければいつの時代の人が見ても通じるものがあります。それだけ当時のジブリのアニメが最先端をいっていたということもあるのでしょう。やっぱりこのときの宮崎駿監督は神がかってますね。

それに対して現在のジブリの衰退ぶりはなんなんでしょうかね。古いスタイルを貫くのもいいけど、いつまで職人気質でこの現代を生き抜くつもりなんだろう。そもそも社員に給料払えてるのかなあ?

あえてこの辺でフルCGアニメを作るとか意表を突いたことすればいいのに。VR動画に挑戦とかね。

宮崎駿監督独りに頼ってきたのがそもそもの問題だし、新人が育ってこない環境って会社的にやばいですよね。なんでもいいけどせめてストーリーは自分たちで考えようよ。海外の小説を基にするとかもってのほかだろ。

ジブリは80年代がピークだったんですね。

となりのトトロの都市伝説がうざい

本作もまたいろいろと都市伝説が広まっている作品の一つですね。よく聞くのはこんな感じかな。

  • トトロは死神で死が近い人にしか見えない
  • サツキとメイは死んでいる
  • 猫バスはあの世に人を運ぶ乗り物
  • となりのトトロには原作がある
  • 狭山事件がモチーフになっている

やれサツキとメイには影がないだの、やれトトロのモチーフはトロールだから死神だとか、お父さんが書いてるものは死んだ娘たちが生きていたときの妄想の物語だとか、やれ池で見つかったサンダルはメイのだとか、よくもまあそんな捻くれた解釈ができるなぁ、深読みバカたちよ。

笑えるのがジブリはこういった都市伝説を真っ向から否定しているところです。作者って案外何も考えてなかったりするんですよ。もちろん細かく計画立てて作る人もいるけど、感覚的に作っている部分は多々あるはずです。

それなのに受け取る側が意味や答えを探しだして、ありもしないことを想像し始めるというのはよくあることで、まあ一種の病気ですね。

いるじゃん、そういう奴。何気ない普通の会話でも全部逆の意味で解釈しようとしたりする輩。

捻くれているということでいったら僕も相当捻くれてるかもしれないけど、さすがにとなりのトトロを恐怖の不幸物語にするほどの重度の病気にはかかっていないですよ。

そこまで来たらもう病院に行ってください。七国山病院みたいな木造の病院で妄想を膨らませながら最期を遂げたらいいと思います。

コメント

  1. 阿良々木暦 より:

    今日の金曜ロードショーでトトロやってた
    みたいですね
    見忘れましたけど

  2. eggmobile より:

    風立ちぬ以降はジブリをたたむ方向で整理を進めてたみたいですよ。
    (最近また方針が変わってよくわからん感じですが。)

  3. わっか より:

    いつ見ても核心ついてて、しかも短い文章できれいにまとめられるのは才能ですね!うらやましいです。
    私はジブリは紅の豚まででしたね。映画男さんの言うとおり最近のは二番煎じて、なかなか見ようという気にならないです。好きな会社なんで、なんとか盛り返して欲しいですね。いつも更新ありがとうございます

  4. アクション より:

    映画男さんって、こういうアニメも低いと勘違いしてました。申し訳ありません。質問なのですがジブリの作品で一番好きなのはなんですか?私は、ラピュタか紅の豚です。

    • 映画男 より:

      アニメを低評価してるって思われがちだけど、そんなことなくて僕も子供のころはたくさんアニメ見たし、漫画も読んできたんで、いい作品はいいと思いますよ。ただ、最近のアニメがひどいだけで。一番、好きなのなんでしょう。もしかしたらトトロかもしれません。それかナウシカ、ラピュタあたりですね。

  5. ダブル より:

    フィクションに勝手にフィクションを付け足して都市伝説ってかなりイッテる思考回路の方々ですね。

  6. まる。 より:

    くだらない都市伝説には辟易しますが
    ねこバスの正体についてはあながち間違って無いんですよねぇ…

    ねこバスはお化け達を極楽浄土へと運ぶバスです。
    ソースは「めいとねこバス」という
    ジブリ美術館で観られるショートムービーです。
    参考までに。

  7. 通行人 より:

    都市伝説にこれだけムキになってイライラしてる人も珍しい

  8. 批評家です より:

    ズバッと斬りますよ。都市伝説だの考察はこの作品には不要です!
    トトロはトトロとして純粋に楽しみましょう。
    深く考えちゃダメです。素敵な冒険が台無し。

    作品として特別面白いわけではないが、ゆったりとした田舎の風景が流れていて、トトロという不思議な存在感が子供にだけ見える、とにかく設定が良いですよねー。

    自分の幼少期の頃も、森には何か得体の知れないものが潜んでいるのではないかという少しの恐怖心と、好奇心があり、トトロを見るたび幼少の頃に感じていた感情が蘇ってくるのですよ。

    定期的に観たくなる映画です。
    音楽もマッチしていて良いですね。
    これは未来永劫語り継いでいきたい名作だと思いますよ。