ビャンバスレン・ダヴァー監督による上質の動物ドキュメンタリー。らくだが涙を流す瞬間を捕らえた嘘のような本当の話です。71点(100点満点)
らくだの涙のあらすじ
モンゴル遊牧民の家族が飼っているらくだがある日、全身白い毛の赤ん坊を産んだ。姿、形が気に入らないのか難産を終えた母親はなぜか自分の赤ん坊を冷たくあしらおうとする。わが子に決して近づこうとしない母親らくだ。
どうしていいか分からなくて困惑している赤ん坊らくだ。そんな状況に困り果てた遊牧民の家族は、母親らくだに琴の音色を聞かせて治療を試みることに。そのため家族の子供たちが離れた町まで演奏家を呼びにいく。
らくだの涙の感想
モンゴルを舞台にした我が目を疑うような信じられない映像の数々が飛び出す記録映画。とても現実の話とは思えないおとぎ話のような作品です。
映画を通じてでしか分かりのようのない異次元の世界を伝えてくれていてありがたいですね。
もう、情報で溢れかえっているアメリカのことはいいからあまり知られていない国についてのドキュメンタリーを見たいです。そう思っている人には最適ですね。
モンゴルの遊牧民の生活はあまりにも平和で、あまりにも緩やかで、本当に幸せそうでした。
らくだを人間のように接している家族が優しくて見ていて心が綺麗になります。彼らにとってはらくだは家族の一員なんでしょうね。
話を追っていくうちに段々らくだが人間のように見えたけど、あれは気のせいかな? あれはらくだじゃなくて、中に人間が入っていますよね。
それかサーカスで訓練を相当受けた演技派のらくだかどっちかでしょう。じゃないとあんなにタイミングよく、上手く泣けるわけないでしょ。
嘘だ、茶番だ、まやかしだ! ストーリーが上手くできすぎていて、これはやらせに決まってる! でも面白かったからこの際どっちでもいいや、と思わせる作品でした。
コメント
コメントありがとうございました。この作品を含め、観た事のない作品も色々あって面白かったです。ここまでバッサリ斬ってると気持ち良いくらいでした。(笑)
今後ともよろしくお願いします。こちらからはリンク済みです。
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