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映画ウィスキーはウルグアイの名作!ネタバレと感想

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フアン・パブロ・レベージャ監督による東京映画祭でグランプリを受賞した作品。これをグランプリに選ぶなんて東京映画祭も捨てたもんじゃないです。84点(100点満点)

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映画ウイスキーのあらすじ

ウルグアイで小さな靴下工場を営むハコボは、マンネリした日々を淡々と過ごしている。そんなある日ハコボは、ブラジルに住む弟をウルグアイに招待する。

弟と会うためにハコボは工場の従業員マルタに妻のフリをしてもらう。そのことがきっかけでハコボとマルタによる偽装夫婦の旅が始まる。

映画ウイスキーの感想

ストーリーは終始静かに、そしてけだるい感じで進んでいきます。そのスローペースについていけないと、イライラするか、眠ってしまいそうだけど、注意して見ていると、ところどころにユーモアと憂鬱を表現するスパイスが散りばめられています。

登場人物が間抜けすぎて笑ってしまう一方で、胸の底から身近な悲しさや寂しさがこみ上げてくるのが不思議です。

毎日が同じことの繰り返し、でもどうにもできない、という誰もが一度は感じたことのある普遍的な苦悩を見事に描いていました。

映像やロケーションがかなり素敵です。ホテルの場末の雰囲気とかやばいです。ウルグアイに行きたくなる数少ない映画とも言えます。

皮肉にも同作品のフアン・パブロ・レベージャ監督は、この映画を最後に2006年に32歳の若さで自殺しました。

「ウィスキー」の中ではユーモアたっぷりだったのに、実生活では退屈な毎日に嫌気がさしてとても笑えっていられなくなったのでしょうか? 次回作がすごく見たかっただけにとても残念です。

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コメント

  1. banana split  より:

    おもしろかったですよね。
    結構前に見て、忘れてました。
    誰かと共有したかったのを覚えてます。
    静かで、ユーモラスでした。