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映画アウトローは邦題と中身が酷い!感想とネタバレ

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終わったときに思わず嫌味を込めて拍手を送りたくなる、無敵の主人公が強さを誇示するだけの物語。無茶苦茶な展開と、幼稚な設定にため息しか出ないです。9点(100点満点)

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映画アウトローのあらすじ

ペンシルベニア州ピッツバーグ、男が運転する白いバンがアレゲニー川沿いにあるPNCパークの対岸の立体駐車場に入り、駐車料金を払った後スナイパーライフルで無差別に人々を狙撃していく。

すぐに警察が到着し、エマーソン刑事たちは薬莢と支払いに使われた硬貨を発見する。硬貨の指紋から元アメリカ陸軍のスナイパー、ジェームズ・バーが容疑者として浮上する。彼の家に突入するとバンと犯行に使われたライフルが見つかり、バーは逮捕された。

エマーソン刑事と地方検事のアレックス・ロディンによる取り調べの中で、バーはメモ帳に「ジャック・リーチャーを呼べ」と書く。ジャック・リーチャーは元米軍憲兵隊捜査官で、現在は流れ者となっていた。リーチャーはバーや狙撃事件のニュースを見た後、ピッツバーグに着く。

リーチャーは、証拠の提示は拒否されたが、バーに会うことは許された。バーは、護送中に他の受刑者から暴力を受け昏睡状態に陥っていた。そこでリーチャーは、バーの弁護士で地方検事の娘であるヘレン・ロディンと会う。

wikipediaより

映画アウトローの感想

クリストファー・マッカリー監督、トム・クルーズ主演のハードボイルド小説の実写版。

トム・クルーズが格好付けるだけのアクション映画で、お約束の展開が続く悪者退治の話です。

物語は、ペンシルベニア州ピッツバーグである日、突然銃の乱射事件が起こり、元軍人ジェームズ・バーが容疑者として逮捕されるところからスタートします。

黙秘を続けるジェームズ・バーが呼んだのは同じく元軍人のジャック・リーチャー(トム・クルーズ)で、ジャック・リーチャーはジェームズ・バーの面会に行ったことがきっかけで、凶悪な組織犯罪に巻き込まれていく、というのが筋書きです。

ストーリーは辻褄が全く合わず、実はあいつもグルだった的なご都合主義で成り立っています。

警察は低脳で、無実の男を逮捕し、真犯人を逃し、やることといえばカーチェイスだけ。結局、誰も捕まえられないからジャック・リーチャーが自己解決しちゃうっていう警察いらずの話です。

ハリウッド映画でお馴染みのヒーローが女を救うために悪と戦うという図式を無理やりねじ込んだために最初は無差別殺人犯を追う話だったのにいつのまにか最近知り合ったばかりの女を救う話に方向転換していく下りには笑うしかないですね。

それも恋仲になった女ならまだしもまだ何の関係も築いていない、いわば赤の他人を助けに行く主人公のモチベーションが理解できませんでした。

そもそも誰とも関わらずに生きてきた流れ者のジャック・リーチャーがあんなにがっつり赤の他人たちのために無償で働く理由がないもんね。

もしかして寂しかったの? それなら寂しいって言ってくれればいいのに終始俺は流れ者だ、みたいな顔してるからさ、こっちだって気になるじゃん。

命がけで女を救ったくせに最後にキスもしないっていうのはそれが正義の男の振る舞いだっていう演出なんでしょうか。あれじゃあアウトローとかいいながらただのボランティア精神に溢れるいい人じゃん。つまんねえの。

そのくせ最初にジャック・リーチャーが画面に登場するときは娼婦との一線を交えてベッドでくつろいでいるシーンなんですよ。女好きのキャラにしたいのか、硬派にしたいのかキャラ設定がごちゃごちゃですね。

トム・クルーズは演技が上手いんだから、いい歳してしょうもないアクション映画なんかに出なければいいのにねぇ。もうかれこれ10年以上ろくな映画に出てないからね。

この映画がすごいのは続編があるのに続編の邦題が「アウトロー2」じゃなくて「ジャック・リーチャー NEVER GO BACK」なんですよ。そんなのありなの?

後になって「いやあ、あれアウトローじゃなかったなぁ」って思ったんですかね? それも続編のサブタイトル「NEVER GO BACK(決して後戻りしない)」だからね。後戻りもなにも前作ないことになっちゃってるじゃん。

ここまでタイトル違うと続編だってこと知らない人いるんじゃないのかな。少なくとも僕は知らなかったですよ。

コメント

  1. tt より:

    私この映画好きなんです…

  2. jack より:

    原作のジャック・リーチャー・シリーズ9作品目”One Shot”はかなり売れた作品なんですけどね。
    MIシリーズのように都合よく進んでゆく作品、海外では人気です。
    私は好きです。

  3. アオヤンマ より:

    どうせアウトローで金的攻撃やる男を演じるなら、眼球も狙う非情さを出せば、ミッションシリーズと違う感じが出たのかと思いました。
    何が何だか、なんで女助けたのかわからない映画でした。