タクシー運転手を主人公にした映画ファンの間で何かと話題になる作品。好き嫌いがかなり分かれる映画で、僕は嫌いです。35点(100点満点)
タクシードライバーのあらすじ
ニューヨークにある小さなタクシー会社に運転手志望の男性が現れた。ベトナム戦争帰りの元海兵隊員と称するトラヴィス・ビックル(ロバート・デ・ニーロ)は、戦争による深刻な不眠症を患っているため定職に就くこともままならず、タクシー会社に就職。
社交性にやや欠け、同僚たちから守銭奴とあだ名されるトラヴィスは、余暇はポルノ映画館に通ったり、深い闇に包まれたマンハッタンを当てもなく運転する、という孤独の中にあった。そして、そこで目にする麻薬と性欲に溺れる若者や盛り場の退廃ぶりに嫌悪を示していた。
ある日、トラヴィスは次期大統領候補、チャールズ・パランタイン上院議員の選挙事務所付近を通りかかる。彼はそこで勤務するベッツィー(シビル・シェパード)に魅かれ、彼女をデートに誘う。
徐々に懇意になっていく二人だったが、トラヴィスは日頃の習性でベッツィーとポルノ映画館に入り、激昂させてしまう。以来、どうなだめても応じず、思うようにことが運ばない彼はついに選挙事務所に押し掛け「殺してやる」と罵るのであった。
トラヴィスの不眠症は深刻さを増し、心は荒んでいく一方であった。そんな中、トラヴィスのタクシーに突如幼い少女が逃げ込んできた。ヒモらしい男が彼女を連れ戻すが、トラヴィスは方向性を定めるにいたった。
裏のルートから拳銃を仕入れ、射撃の訓練と肉体の強化に励んだ。「俺に用か? 俺に向かって話しているんだろう? どうなんだ?」トラヴィスは鏡の前で、半狂人と化した自身の鏡像を前に不敵な笑いを浮かべ、あるいは怒りに満ちた表情で瞬時に拳銃を突き出すのであった。
wikipediaより
タクシードライバーの感想
「キング・オブ・コメディ」、「沈黙 -サイレンス-」、「ウルフ・オブ・ウォールストリート」、「アビエイター」、「カジノ」などで知られるマーティン・スコセッシ監督によるタクシー運転手の狂気を描いた人間ドラマ。
ロバート・デニーロの代表作で、映画史上に残る名作の一つに挙げられる作品ですが、僕にはどこが面白いのかさっぱり分かりませんでした。何十年前に見てつまらなくて、今回また見直したけどやっぱりつまらかったです。
時代性もあるんでしょうが、全体的にスローで退屈でじれったいです。ロバート・デニーロの演技に頼りっきりで、他のキャラがあまり生きてないですね。
物語は退役軍人のトラヴィスがタクシードライバーとして働き出すところがスタートします。
タクシードライバーとしてニューヨークの街を見るうちに無口で友達もいない彼は強い孤独と世の中の腐敗ぶりに悲観するようになり、いつしか体を鍛え、たくさんの銃を買って武装する、というのが話の流れです。
小柄で華奢な冴えない主人公が、みるみる狂人になっていき、モヒカン姿に変わっていく様子はなかなかの演技です。
ただ、あれだけ極端に危ない男になっていく動機と理由がいまいち伝わってこなかったですね。もっと決定的なきっかけがあればよかったのに。
女に振られたからというのは理由としては薄いし、世の中がクズの集まりだからというのも今に始まったことじゃないだろっていう感じがしました。
狂ったトラヴィスは大統領の暗殺を目論み、未遂に終わったかと思うと今度は未成年の売春婦を助けようとする、といったように話が飛び飛びになるのもいただけません。どちらもトラヴィスによっては正義だと解釈するのは僕には無理でした。
いくら社交性がないからって最初のデートで彼女をポルノ映画に連れて行かないだろって。女も女で外に売春婦が立ってるようなゴリゴリのポルノ映画館なのに「ここ本当に大丈夫?」とか言いながら一応中に入っていくのが笑えますね。
ラストも殺した相手が悪者だからってなんで罪に問われないのか意味不明です。やけくそに飛び込んで行ったのなら悲劇とした終わったほうがすっきりしたのに。
唯一、見ごたえがあったのは当時のニューヨークの映像ですかね。当時のニューヨークは今とは比べ物にはならないぐらい治安が悪かったそうだし、映像からも無秩序な感じが出ています。映像だけは今見ても色あせていない。でもただそれだけの映画でした。
あと、当時12歳だったジョディー・フォスターはなかなか存在感がありますね。ロバート・デニーロより彼女のほうが良かったんじゃないかな。
このときのロバート・デニーロはまだ若いからか渋さがないし、彼が格好良くなるのはもっと後の作品ですね。
一番鼻に付いたのは音楽ですかね。何回同じ曲流すんだよっていうぐらいこの曲が流れるんですよ。好きなのは分かったから使うならせめて二回までにしようよ。
タクシードライバーのトリビアの解説
マーティン・スコセッシ監督が出演している
実は劇中に監督がちょい役で出演しています。その役とは威張ったタクシーの乗客。浮気している嫁のところにまで行って彼女を殺してやると意気込むのが監督本人です。
マーティン・スコセッシ監督の両親が登場する
ラストシーンで、自分の娘を救ってくれたトラヴィスに感謝の手紙を読み上げるアイリスの両親の写真が登場しますが、実はあれはマーティン・スコセッシ監督の両親です。
ロバート・デニーロのギャラは3万5000ドル
当時まだあまり知られていなかったロバート・デニーロのギャラは3万5000ドルだったそうです。
しかしながらタクシードライバーの撮影が開始された頃にはロバート・デニーロはゴッド・ファーザーIIでアカデミー賞を受賞しています。
それもあってロバート・デニーロがギャラを吊り上げてくる可能性もありましたが、彼は当初の契約どおり、安いギャラで仕事をこなしました。
ロバート・デニーロは役作りのために実際にタクシー運転手をした
ロバート・デニーロはこの役をやるために実際に1ヶ月間タクシー運転手の仕事をしています。
また、精神病について勉強したり、アメリカ中西部の退役軍人のアクセントを真似るために軍施設を訪れて、軍人たちのインタビューをテープレコーダーに録音するなどしています。
ジョディー・フォスターは12歳にして売春婦を役を演じた
これも時代性でしょうが、当時まだ12歳だったジョディー・フォスターが未成年の売春婦を演じています。今だったらそれ自体がアウトでしょうね。
未成年だったため性的なシーンではジョディー・フォスターの姉がダブルとして登場しています。
ポール・シュレイダーの実体験
タクシードライバーは脚本家であるポール・シュレイダーのいくつかの実体験が基になっています。
ポール・シュレイダーはその昔、恋人に振られ、友達にも恵まれず、何ヶ月も一人で映画館でポルノ映画を見たりして過ごしていた末に銃を所持することに取り付かれていったそうです。
トラヴィスはダスティン・ホフマンが演じる予定だった
主人公のトラヴィス役にはもともとダスティン・ホフマンの名前が挙がっていたそうです。
しかしながら主人公のキャラがあまりにも狂っていたのでダスティン・ホフマンはオファーを断り、ロバート・デニーロに白羽の矢がたちました。
タクシードライバーがその後話題になってからはダスティン・ホフマンはこのことを長らく後悔したようです。
ロナルド・レーガン大統領の未遂事件はこの映画がきっかけ
トラヴィスが劇中、大統領候補を暗殺しようとして失敗するシーンがありますが、あれを見た視聴者の一人、ジョン・ヒンクリーは後にロナルド・レーガン大統領の暗殺未遂事件を起こしています。
ジョン・ヒンクリーは本作にあまりにも夢中になり、ジョディー・フォスターにストーカー行為を繰り返し、トラヴィスのキャラクターを真似て大統領の暗殺まで実行しようとして逮捕されるほど狂っていて、むしろジョン・ヒンクリーを映画化したほうがいいんじゃないかと思いますね。
コメント
駄作ねぇ笑
もっと映画見てから採点しろよ^^ ダサ男くん
別に好き嫌い別れるのはいいとして嫌いな理由があまりにも幼稚すぎる。ということで、私が貴方が疑問に思ってることを書くのでそのちっぽけな脳みそで理解して下さい。(まぁちっぽけな脳みそだから理解できないと思うけどねw)
まず動機と理由がいまいち伝わらないとかではなく“ない”んですよ。意味わかりますか?つまり殺害する対象は誰でも良かったということです。だから、大統領暗殺未遂の後、暗殺の対象を大統領から未成年の売春婦を雇う店に移したんです。決定的な理由があれば映画が面白いって勘違いしてません?だったら映画見ないで日本のヤラセ番組でも見てたらいいんじゃないですか?
次に何故罪にとらわれないのか?悪者を倒したからですよ。今の時代では考えられませんが貴方は平和ボケしてるようなので時代背景を調べたほうがいいかと。下調べもせずに文句言ってんなや。
そして最後、音楽が鼻につく?この音楽こそがタクシードライバーという映画、トラヴィスという人物を引き立ててるんでは?
ということでつまり私が言いたいのはちゃんと調べもせずに文句しか言えない奴は人間としてゴミだということです。
あと、趣旨を理解してない人が多いとか言ってるけど、文句言われるの嫌なら最初からこのブログ作らなくて良くない?
ベトナム戦争帰り、これが一体どのくらい心を傷めるのかってのが計り知れないから、トラビスの心がどのくらいぶっ壊れてるのかがわからない。
しかし観てるとだんだんわかる。
悪を憎む自分勝手な正義感があるが、病んでる。
そんな男が、そんな男でも恋がしたくて、しかしやっぱりしくじり、それを大統領候補のヤロウのせいにして、その殺害を狙うもまたしくじり、気がおさまらずに未成年娼婦を救うために、ムキムキのハーベイカイテルも客も皆殺しにして、死んで散るつもりで乗り込んで、皆殺しと娼婦保護はついに叶ったけれども、撃たれて死ねずに弾切れで自死もできないから、血だらけの指ピストルでヘッドショットやってる時の狂気のツラが、忘れた頃にまた観たくなるねえ。
普通に生きようとするんだけど、心の内に潜む闇があって狂気があって、うまくやれない。
それが自殺願望も抱えながら爆発した。
偶然、たまたまそれが良い方に向いたもんだから世間から感謝されてしまい、それがトラビスの心に良い結果を与えたのかな。
振られた美女がタクシー乗り込んで来た時の無関心は、己が彼女をポルノ映画に連れ込んだ失態を、こいつもようやく理解して、もう思い出したくもない感じがあまりにトラビスらしく、下ろした後、バックミラー越しに眼光を向けるのは悲しみなんだろうかな。
タクシー会社の連中と折り合いがつかないところ、デートでしくじるところ、鍛えるしかないとなるところ、悪行を成敗したくなるところなんかが、ゆるぎなくこの男らしくて観ていて面白く、忘れられない。
思い出して、あれ、あの時何であんなになったんだっけと、こうして記載しててまた観なけりゃならなくなる。
観なけりゃだな。
誰しもが鍛え上げ最強となって悪をまっしぐらにぶっ殺してそのまま死んでしまいたくなったりするもんだろう。
そんな暗い夢をみんな持ってるってのを映画にしたんじゃないのかな。
何度も流れた音楽ってやつが、全く思い出せない。
ロッキーならあのトンチキなやる気音楽が、アタマにすぐ流れるのに。
タクシードライバーはどんなつまらない音楽だったかまた聞かなきゃですたしかにつまらん曲だった気がしますが。
タクシードライバーの感想は初めてしてみたが、先生の文句に触発されて、なんか良い感じで思い出すことができました。
何年か観てないのでちょっとまたみるかな。DVD980円くらいで買ってあるです。
靴を磨くシーンが、かっこいいね。
火で炙ってよ。
死のうとする野郎はカッコつけるもんだね。
と思いました。
しかし、めっきり映画を見なくなってしまいました。
先生の文句のおかげでほとんど観ない、時間も無駄にせず良いことなのでしょうが、数少ない先生の高評価は観なければと感じるとこです。
「ハニーランド永遠の谷」観ますよ、録画してあるので。
しかし今となってはレズ宣言までした女監督ジョデーホスター!
エリジウムでは憎い司令官で豪快に死に、インサイドマンでは憎い弁護士でやりこめられ、悪役もまた凄いところで、コンタクトの一人演技には、私はやられました。
そんな彼女にお姉さんがいたんですか!
お姉さんも美人なんですかね。
最近のデニーロ映画はあんまり観ませんなあ。
アイリッシュマンは観ました、面白かった!
主人公の爆発のきっかけがインパクトに欠けるってのはちゃんと観てないだろ。
命を懸けて名誉除隊したにもかかわらず仕事は無く、友達も居なく、女にはフラれ、人々には相手にされない。それらが募って募っての爆発だからなぁ
ストーリーをただなぞり、いちゃもんを付けるだけの表面的な感想。小学生の読書感想文じゃないんだから。
安易に好き嫌いが分かれる作品と言ってしまうのはいかがなものか。
趣味趣向に千差万別があるのはもちろんだが、駄作だと評する材料が弱々しく合点がいかない。
映画を沢山観てこられた方の感想とは思えないくらいに稚拙で読んでいるこっちが恥ずかしく思えた。
音楽は同じリズム隊、コードでずっと進行していて
セクション毎に曲抑揚があって映画を通して一つの曲を演奏してるような感じなんだけど
それを分からず同じ曲流しすぎとかいってる時点で時点でセンスがないからくだらないブログやめた方がいいよ
この映画の音楽プロデューサーは日本人のようです。
エンディングの字幕に出てきます。
びっくりです。
そうだったんですね。
『ジョーカー』観た後、インスパイアされた映画と知って観ました。
主人公もそうですが、前半のヒロインのベッツィーも好きになれませんでしたね。
まぁデニーロ程の男前に口説かれたらしょうがない気もするけど、ホイホイ誘いに乗っちゃうバカ女って感じ。
「これ褒めとけば、自分も映画分かってます風に映るな」という人間にはお勧めですね。
確かに映画通が好きな作品に真っ先に挙げますね。
この人見たすべての映画にただ難癖付けてるだけでしょ。
そういうブログですよ、
タイトルに「ただ文句が言いたくて」ってあるのに。
それをわかって楽しませていただいています。
映画の見方はその方、その方、さまざま。
映画男さんの見方と違う方は、ご自分のブログでやSNSで
発信なさればいいのに。
何よりも ブログの趣旨を理解なさってない方が 多いと思います。
フォローありがとうございます。趣旨を理解していない人が多くて困ります。
文句は言うけど文句を言われるのは嫌ってか
あまりじっくりと映画をご覧になっていないように思われます。
トラヴィスが凶行に走った理由をトラヴィスの外に、つまり彼女にふられたとかそういうところに求めていらっしゃいましたが、僕はそうは思いません。映画のうちのかなりの時間がトラヴィスのモノローグにさかれているように、これは孤独のなかで鬱屈としてゆく男の心理を描いた映画であり、彼女はただきっかけにすぎなかったのです。
最初トラヴィスが「自分の殻にとじこもっていきていくなんて馬鹿げてる」「人並みにいきるべきだ」と言っていたように、彼は居場所がほしくてもがいていました。そこで、自分と同じように孤独だと思った(「きみはひとりぼっちだ、誰ともつながりがないのはみてすぐにわかった、必要なのは友達さ」)ベッツィと仲良くなろうとしたのですが、フラれてしまったので「彼女も冷たい人々なんだ」と、ますます誰にもわかってくれないという思いが溢れてしまったのです。
他にも正直よんでいてこちらが恥ずかしくなるようなところが多々あるようにおもいます。主人公の「もがき」を全く理解しようとせずただただその行動だけをみていては筋道が通らないように見えてしまうのはあたりまえです。あなたはアクション映画をみるような気分で映画をみていらっしゃるのではありませんか?この映画は大好きな作品なので、それがなにも理解しようとせずにただ外面だけ追っているために駄作と評されてしまうのはとても悲しいです。
これは今で言うストーカーですよね。選挙女に惚れて、告白が受け入れられたものの付き合い方は分らず振られ、ナイフで切りつける代わりに、単身事務所に乗り込み、暴れる。分かりやすい。
この女はバカでなけりゃあいけない。選挙に熱上がるバカミーハー、トラビスはこのミーハーの美しさに魅かれ、やりたくてポルノ映画連れてく。
そしてしくじり思いっきり振られ、沈む。しかし心を切り替え、自己啓発へ、この男のそれが戦闘力強化、ベトナム帰りが再度鍛え凶器とかしてゆく。
たまに格闘家が元オタクだったりするが、女に振られた奴が、格闘家習いたくなったりするのと似てる。分かりやすい。
怠惰や堕落を嫌悪する生真面目さが強すぎ、人付き合いが下手で、内なる自尊心が強く繊細な男が、小娘の売春を知る。
心に残る。
一方、選挙女を忘れておらず、自分をなめやがったクソ女に後悔と恐怖を与えてやりたい、大統領候補を殺ってやろう。
出来ねえと思ってんのか、殺る。なめてんじゃねえ。自分はそいつを殺って、撃ち殺されればいい。
狂気に酔い狂気を表したくなりモヒカン刈りにし、現場へ。
警備に速攻マークされ逃走、射殺失敗。
このままではいられない、考えついたのが、友達になった少女の救出。
ジャンキー、ポン引き、未成年少女売春客共を皆殺しにし、少女を逃し自決へ。
現場に乗り込み、ムキムキハーベイカイテルを撃ち、銃撃戦のうえ少女を奪還、少女の迷惑そうな顔がいい。そして自決を図ろうにも弾丸が付き、素手でヘッドショット。
そのあと、何故かヒーローにされ、相変わらずタクシードライバーを真面目に続ける。
すると、バカ女が偶然乗ってくる。バカ女はバカだから今度はトラビスに心を開くが、もう関心も示さず、さらりと下ろす。もうおまえに興味はない。
そして最後にバックミラーを鋭く見て、ラストになったのはなんだったのでしょうか。
って感じで、
面白かったじゃないですかー!
これは面白いですよー!
むしろ、トリビア読んでみて、面白いわけだと思いましたよ。
レーガン暗殺未遂がこれの真似!
そいつのノンフィクションなんか作るより、そんなやつまで生んだこのオリジナルの狂気性は最高じゃないですか。
ダスティホフマンの後悔!
おまえじゃ無理だダスティ、わらの犬でのドタバタが限度で、この狂気は出せない。
でもそれほどの映画だってことじゃないですか。
私は今観ても、トラビスの心の流れが見えて面白いです。
あと、ジョディフォスターが、なんかマチルダとかぶる気がしてくるのは変でしょうか。
通しで見るのは流石に退屈ではありますが。
私もこの作品は一回見てもう一回見ようとはならないですね。評論家の淀川さんはこの主人公は中学生が大人になったような感じっと言ったのを覚えてます。まさに中二病映画ですね(笑)
何度も見る映画じゃないですよね。
2020年4月に記載させて頂いたのを全く忘れていてたようです。
初めてじゃあないよきみ。
失礼しました。
社会を風刺している作品である以上
映画の撮られた時代を考慮しないと理解できないことを映画に問題があると取るか視聴者に問題があると取るか
難しいですね
ベトナム戦争がそうさせたのか。
元々彼にそういう狂気性があったのか。
元々あった狂気性がベトナム戦争で加速したのか。
常人とは掛け違ったボタン、そこからさらに加速する独特の思考回路を体現するデニーロの狂気満ちた演技は素晴らしいと思います。
あれだけ大事になったにも関わらず表面上は現実世界に戻ってきたように思わせて実は…というラストの目線の演技も良いです。
しかしこの映画自体の引き込む力は認めますが私自身は好きではありません。
僕も好きじゃないです。
Netflixでも見とけクソガキ
平和ボケである
もうすぐネトフリでの配信が終了するのでこちら見てみました。
ジョーカーの元ネタとなった作品のようですね。
例のシーン、時期が時期だけにちょっと安倍元首相銃撃事件がよぎってしまいました…。
二回目は観ないかな。
今見ると、銃殺事件と被っちゃいますね。
色んな見方があるのですね。自分はブログ主とは理由が少し違いますが同じくこの映画が嫌いです。
多分この映画の主人公の動機の元となる理由2つに、自分が正反対な性格だからだと思います。
1つは主人公が孤独への耐性が無いことですが、好んで1人で行動することの多い自分にとってこれで狂うのは理解できなかったです。(もちろん誰かと居ても楽しむことはできます。)
2つ目は承認欲求的なものだと考えています。自分の知識不足か理解不足かもしれませんが、誰かを殺害しようとして今度は誰かを助けようとする。この行動が正義感で動いてるというのは矛盾しすぎていて、自分はただ注目を浴びたかっただけの人間に思えました。
この前の山上容疑者などは事件後の話から、曲がりなりにも自分の復讐の信念みたいなものが伝わってきましたが、この映画からはそういうものは感じませんでした。
総じてただ慢性的な他人からの承認不足に飢えた、注目されたいがためにバイクに乗ったり事件を起こすヤンキーとかと自分には同じにしか見えませんでした。
だからこの映画が嫌いです。
この映画にインスパイアされて殺人を起こした人物にジョンレノン殺害の容疑者がいますが、彼の動機もただ注目されたかっただけと言われており、一説によると別にジョンレノンでなくても良かったという話があります。