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映画「密偵」はソフトな反日映画!感想とネタバレ

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日本軍に屈しなかった韓国の男たちをこれでもかというぐらい格好良く見せるスパイサスペンスドラマ。わざとらしいスパイがたくさん出てきます。40点(100点満点)

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映画密偵のあらすじ

日本統治下の1920年代の朝鮮半島、朝鮮独立運動団体「義烈団」を監視する特命を受けた朝鮮人の日本警察官イ・ジョンチュル(ソン・ガンホ)は、義烈団のリーダー、キム・ウジン(コン・ユ)に近づく。一方、義烈団は主要施設を破壊するため爆弾を京城へ輸送する作戦をひそかに進めていた。義烈団と日本警察の諜報(ちょうほう)戦が展開する中、爆弾を載せた列車は京城に向かい……。

シネマトゥデイより

映画密偵の感想

悪魔を見た」のキム・ジウン監督による、ソフトな反日韓国人向けスパイドラマ。日本の統治下にありながら、命を懸けて独立を目指した熱い男たちのお話で、愛国心の強い韓国人の大好物といってもいいプロパガンダ映画です。

物語は、朝鮮を支配下に置く大日本帝国と、日本の警察に仕える韓国人警察官、そして地下活動をして独立を企む韓国人グループによる諜報戦を追っていきます。

悪役にして最大のボスは日本警察の幹部ヒガシ(鶴見辰吾)。彼は日本にはむかう韓国人を捕まえては容赦なく拷問にかける冷酷な男です。

そんな日本人の部下である韓国人警察官が、命を賭けて戦う地下組織の韓国人たちと出会っていくうちに祖国愛と民族意識を取り戻していく、といったストーリーになっています。

善悪の描き方がハリウッド的で、ハリウッドでありがちなアメリカ人はヒーローで、ロシア人やアラブ人はテロリストといった表現をそのまま韓国人と日本人に置き換えています。

ただ、商業映画感丸出しで、格好いいアクションやスリリングな展開を売りにしているので、特に日本人を悪意を持って表現しているとは僕は受け取りませんでした。

しかし悪意があろうとなかろうと、やめて欲しいのは日本人役を韓国人俳優にやらせてるところでしょうか。彼らがまた赤ちゃんみたいな可愛いコリアンアクセントで日本語を喋るもんだから笑うしかなかったです。

まともな日本語を話しているのは、日本から参加している鶴見辰吾ただ一人です。それ以外はエキストラに数人日本人がいるのかいないのかっていうぐらいで、残りは全員韓国人が日本人役をこなしています。

おかしなのは日本語だけじゃなくて、着物だとか、軍服だとかがいちいち韓国風、あるいは西洋テイストの”日本”なのがダメですね。

中でも橋本君には一番がっかりさせられました。ほぼ何を言ってるのか理解できなかったもん。

橋本君は演技はいいし、眼つきはやばいし、存在感のある俳優なのに、なんであんな設定なんでしょうね。

キャストは橋本君を演じたオム・テグをはじめ、ソン・ガンホ、コン・ユ、イ・ビョンホンなど韓国映画でお馴染みの面子を揃えています。

なんでも韓国で750万人を動員した大ヒット映画らしいんですが、おそらくメンバーの豪華さと韓国VS日本の構図と、愛国心を煽る演出が成功の秘訣じゃないでしょうか。

それにしても最近、「お嬢さん」やこの映画のように韓国人同士で日本語を話させる映画が流行ってるんですかね。

たとえ韓国で人気が出たとしても、あんなクオリティーの日本語に仕上げていたら、日本ではもちろん通じないだろうし、欧米でも誰が日本人で誰が韓国人かの違いなんて分からないだろうから、この手の映画は韓国以外ではまずヒットしないでしょう。

ああ、でも日本には「その下手な日本語が可愛くて大好きぃー」とか言っちゃう、おば様たちがいるんだった。どうだろうなぁ。おばちゃんパワーすげえからなぁ。

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