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エリート・スクワッドはリアルなブラジル警察ドラマ!感想とネタバレ

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「バス174」のジョゼ・パジーリャ監督による第58回ベルリン国際映画祭金熊賞受賞作品。

警察の特殊部隊の活躍を綴った映画で、ブラジルで大ヒットし、社会現象となったアクション・社会派ドラマ。81点(100点満点)

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エリート・スクワッドのあらすじ

リオ・デ・ジャネイロにローマ法王が来訪することになった。警察のエリート特殊部隊BOPEの隊長ナシメントは、法王が宿泊を希望した場所の近くにある、危険なスラム地帯にはびこる麻薬ディーラーを一掃せよとの命令を受ける。

妻が妊娠し、過酷な部隊を引退しようとしていた彼だったが、この最後の仕事だけは、断ることができなかった。

一方、正義心に燃える新人警官のネトとマチアスは、高い志を持って警官の任務を始めるが、腐敗し、堕落しきった警察の実態にショックを受ける。彼らはやがて、最も過酷で、最も死に近い任務をこなす超エリート部隊、BOPEへの入隊を希望するが…。

エリート・スクワッドの感想

犯罪組織や警察の裏側など知られざる真実に恐怖を覚えること間違いなしのクライムドラマです。

僕はブラジルに住んでいるだけに余計に身近な話なので心臓がバクバクしました。スラム街から一般社会にまではびこる麻薬や犯罪の様子が心理的に恐怖を煽る一方で銃撃戦もかなり臨場感があってアクション映画としても十分に楽しめます。

こういう映画は「警察24時」のようなドキュメント感が強く、いつ自分の身にふりかかってくるか分からない恐ろしさがあって見ていてヘトヘトになります。

それでも日本で見たら所詮遠い外国で起きている事件を映画化しただけの話になるんでしょうか。

映画はあくまでもフィクションだ、というのは簡単だけれど、こういう映画を鑑賞中、もしくは鑑賞後、少なからず数時間はブラジルで生活していくのに悲観的な思いになってしまうのが嫌です。

社会現象になった映画なので、それこそテーマソングはブラジルのそこら中で流れ、劇中のセリフなどもなんどもメディアに取り上げられ、普段の生活の中でも子供がエリート・スクワッドごっこをしたり、大人たちがナシメント隊長の真似をしたりするのを目にしました。

それだけ国民に影響を与えた作品なのです。中でもナシメント隊長を演じたヴァグネル・モウラ(上の写真の俳優)の迫真の演技は評価に値し、この映画でさらにブラジルのトップ映画俳優としての地位を確固たるものにしたと言えるでしょう。

ブラジルは何気にいい俳優がたくさんいるんですよ。ちなみに「ナルコス」で麻薬組織のボス、パブロ・ エスコバルを演じたのもヴァグネル・モウラです。

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コメント

  1. トンボネコ より:

    その、ブラジル人スターの素行、ヲ、知るコトにナルのガ、
    このレビュウのお陰で、ブラジル人、ヨリモ、日本人のほうガ、多いダロウ、

    というトコロ、ガ、面白い!デス、ネ!

    • 映画男 より:

      コメントありがとうございます。あくまでも噂の域を超えませんが、俳優も一人の男としていろいろな寂しさを抱えているということでしょう。