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映画ブレードランナーは意味とかどうでもいい駄作!ネタバレと感想

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SFブームに乗っかったら、たまたまマニア受けした作品で、内容自体はつまらなくて眠くなる映画。30点(100点満点)

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ブレードランナーのあらすじ

2019年、環境破壊により人類の大半は宇宙に移住し、地球に残った人々は人口過密の高層ビル群が立ち並ぶ大都市での生活を強いられていた。宇宙開拓の前線では遺伝子工学により開発されたレプリカントと呼ばれる人造人間が、過酷な奴隷労働に従事していた。

しかし、レプリカントには製造から数年経つと感情が芽生え、主人たる人間に反旗を翻すような事件が多発する。レプリカントを開発したタイレル社によって安全装置として4年の寿命が与えられたが、後を絶たず人間社会に紛れ込もうとするレプリカントを「解任」する任務を負うのが、専任捜査官ブレードランナーであった。

タイレル社が開発した最新レプリカント「ネクサス6型」の一団が人間を殺害し脱走、シャトルを奪い、密かに地球に帰還した。タイレル社に押し入って身分を書き換えブレードランナーを殺害して潜伏したレプリカント男女4名(バッティ、リオン、ゾーラ、プリス)を見つけ出すため、ブレードランナーを退職していたリック・デッカードが呼び戻される。デッカードは情報を得るためレプリカントの開発者であるタイレル博士と面会し、彼の秘書レイチェルもまたレプリカントであることを見抜く。人間としての自己認識が揺さぶられ、戸惑うレイチェルにデッカードは惹かれていく。

wikipediaより

ブレードランナーは面白くない!

エイリアン」、「エイリアン: コヴェナント 」、「ブラックレイン」、「悪の法則 」、「オデッセイ」などでお馴染みのリドリー・スコット監督による退屈で暇になるSF映画。フィリップ・K・ディックのSF小説「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」を基にした、警察官とアンドロイドの対決を描いたSFドラマです。

1982年公開の映画にして、舞台は2019年。そこではアンドロイドが人間に代わって奴隷労働をこなし、やがて自らの意思や感情を持ち始めます。まさに今で言う人口知能にあたるアイデアを当時から持っていたのはすごく革新的ですね。

一方でそのアイデアをストーリーに上手く適応することができていないのが残念です。暴走したレプリカントと呼ばれるアンドロイドと、彼らを処分する役割を担うブレードランナーのバトルを描いていくのはいいけど、アクション、ユーモア、ドラマチックさに欠けます。

そもそも戦いの規模が小さすぎませんか? アンドロイドが反乱を起こすって人間の世界にとっては結構一大事なのに彼らを追うのがたった一人のブレードランナーって。警察ももっと本腰入れろよって話ですよね。本来だったら軍隊を挙げて取り組むぐらいの深刻な問題なのに窃盗事件ぐらいの優先度なのかなとしか思えませんでしたね。

事の重大さが伝わってこないのはストーリーだけでなく、テンポの悪さも影響しているでしょう。追う側も追われる側もみんな急いでないんですよ。アンドロイドなんて寿命が残りわずかなのになんであんなに暢気でいられるんだよ。

ワンシーンが無駄に長く、会話の掛け合いにもリズム感がありません。それなのにBGMのセンスがないから眠気を誘ってきます。

アンドロイドが無表情なのはまだいいとして、人間たちまで表情に乏しいせいで、見ているこっちまで生気まで奪われるようでした。

そんなアンドロイドの女レイチェルと、主人公リック・デッカードが恋に落ちます。レイチェルはニコリと笑いません。会話をしても弾みません。もちろんギャグも通じません。

それなのにあろうことかキスはもちろん、体まで求めるリック・デッカードの趣味を疑いますね。アンドロイドとやりたいか?

目を見張るのは空飛ぶ自動車、超高層ビル、巨大な電光掲示板など、表面的な未来ばかりです。中国語、韓国語、日本語などをごっちゃにしたエセ歌舞伎町も登場します。いまだにダメな未来都市型SF映画がこの映画の世界観をパクってますよね。「ゴースト・イン・ザ・シェル」とかね。

未来都市のビジュアルに力を入れているわりにはキャラクターのデザインがダサいんですよ。何度も言うけど、SFは敵キャラが格好良くなかったらダメですよ。ラスボスがこいつですよ。ダメでしょ、こんなの。

なぜかこのおっさんが最後にパンツ一丁で走り回るんですよ。お前は脱ぐ必要ないだろ。

SF映画の困ったところはつまらない作品ほど、一部の深み読み馬鹿たちの間ではカルト的な人気を誇ったりするところです。「メッセージ」とかもそうだし、この映画も例外ではありません。

そしてやれリック・デッカードも本当はレプリカントだったとか、やれユニコーンがそれを象徴してるとか空想を膨らませたうえで、実はこれは哲学的な映画で、壮大なヒューマニティーを描いてるとかほざきだします。

でもね、リック・デッカードがレプリカントだろうがなかろうがつまんないんだよ、この映画。以上。

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>>ブレードランナー2049

コメント

  1. 小笠原 巧 より:

    本作がつまらないとは、残念です。
    少なくともルトガー・ハウアーは存在感たっぷりだと思うのですがね。
    「エセ東京」とのことですが、私はそのこと自体が面白いし、そもそもロケは大阪でやっているので、東京ではないです。

    感じ方は人それぞれですから仕方ないですけどね。
    ただ、文句言うほどつまらないかどうかは疑問です。
    それも、価値観、感性の問題ですかね(苦笑)。

    ただ、貴殿が90点以上と評価している作品のうち、「草原の実験」「長い旅」は未見ですが、「長江哀歌(ちょうこうエレジー)」以外の作品は私も傑作だと思うので、それほど貴殿と価値観、感性が大きく違うとは思えないのです。

    「メッセージ」もダメだということは、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督もダメで、「ブレードランナー 2049」も期待薄ですか?
    私は、すごく楽しみにしています。

  2. モチスイ より:

    ダメでしたか(笑い)

    公開当時はおっしゃる通り、不評でしたよ。CMで「レプリカントが人類に宣戦布告!」といった派手な印象だったので尚更です。

    後のビデオリリースで評価が上がっていった感じで、評価の主は画期的なビジュアルイメージでした。現在からの地続きの建築物と未来的な建造物が存在する混沌は、それまでのSF映画にはあまり存在しなかったので。

    あとどのバージョンをみましたか?劇場公開版は主人公の独白があったので、変な間があるのはその為です。正当SFというよりSFを背景にしたフィルム・ノワールの世界観ですね。なんだか怪しい美女と、タフではあるけどそれほど強くないやさぐれた主人公。

    結末もバッサリとカットしてます。

  3. タラヲ より:

    わたしは安易に近未来のデザインや風俗をブレードランナー風にする映画や漫画に問題があると感じます。あとマッドマックス2風です。核戦争、ミュータント、実は壮大な実験でした、街をかこむ巨大な壁と外の知られざる世界、極め付けはゾンビ大量発生の終末、対向するレジスタンス、主人公のイレギュラーな特殊能力・・・最近はこんなのばかりでうんざりします(笑)

  4. はるさめ より:

    30年ぶりくらいに観ました。当時と同じ感想で全く面白くなかったです。映画好きの人と話すと評価が高いので(特に50歳代)モヤモヤしていましたが、映画男さんの感想を見てなんかスッキリしました。

  5. 冬至君 より:

    深読み馬鹿は草
    僕もそういう人苦手です
    2001年宇宙の旅とかもそんな感じで腹立ちました

  6. はち より:

    自分も全く内容が頭に入ってこなかったです。
    バランスが悪いんじゃないでしょうか。脚本、監督、美術など、向いてる方向バラバラで映画全体の雰囲気をちぐはぐにしちゃってんじゃないかなと思いました。
    自分が思うバランスいい映画って「セブン」「キック・アス」などです。えらそうにすみません

  7. tomo より:

    俳優さんが亡くなったという事でそういえば名前だけ知っていて見た事なかったという本作を見てみました。
    この感想にほぼ同意です。爽快感に欠けて無駄に辛気臭い、やけに規模の小さい話でメッセージ性もあるような無いような、見るのが正直苦痛でした。
    amazon primeで見ましてそこの評価は580ものレビューで平均が4/5というあり得ない高さでした。多分、思い出補正で高評価つけている50代以上の老人たちの仕業だと思いますが、10代、20代がこれに高評価つけたらウソだろと自分は思ってしまいますね。

    • 映画男 より:

      この作品を誉めると、自分は理解力のある知的な人間だという優越感に浸れるからだと思います

  8. ハイジ より:

    サイバーパンクの評価の基準が間違ってると思います

    ストーリーや人物を見てしまったつまり普通の映画の見方をしてしまった
    のが敗因です

    世界観やガジェット等を見るものなのです

    最初に出てくるロサンゼルスが気に入らないと
    この映画は合わないと判断して観るべきじゃないでしょう

    この映画の監督はcm畑なので見栄えのみに拘りました
    演者が適当に演技をしても見栄えがokならokになりました

    雨がよく降ってるのも街の路上に溜まった水が
    街を映すのでヴィジュアルを広げる事に成功しました

    世界観に魅了された人が徐々に増え
    公開当時は見向きもされなかった物が世界中の
    人々に認知されるにいたりました

    ゴーストインザシェルの原作は映画の(実写アニメどちらも)
    内容よりもさらに意味不明です
    2巻にいたっては何度読んでもまるで何をやってるのか
    マジで分かりません

    しかし何度も見ますストーリーはある程度わかるようになってきましたが
    なんかよく分からない事も多々あります
    しかし何度も見るのはサイボーグ 電脳 メガストラクチャー
    など世界観を見るためです

    優越感のなんかの為に何度も観ません
    甲殻機動隊の2巻なんか見ていて苦痛しかありません
    しかし見るのです

    ブレードランナーも世界観これだけです

  9. アオヤンマ より:

    中学生くらいのときに観たのか、手塚アニメ的な明るい未来都市のイメージが、こんなに陰湿で不気味なことになるのかと、酸性雨が止まず、暗く、なんかショックだったなーと思い出だす。
    それが一番の印象。
    レイチェルがなんか鈍臭くて美しいと思わなかったし、ルトガーハウワーが恐ろしくなかった。当時、シュワの筋肉が凄くて、なんかそれと比べて怖くないな、と思ったというのが素直なところ。
    私見としては、後に多くが真似たくなるような、あの暗い未来のイメージを作り上げたということが、色々と評価されたことなんじゃないでしょうか、なーんて私は分りもしませんが。
    2049でしたっけ、観に行ってしまいましたが、観終わって、踊らされてたな、と思いました。

  10. ヒマジン より:

    いろいろな評価があっていいと思いますが、私は大好きな作品です。

    コメントを読んでいると、ストーリー、テンポ、バトル、アクションなどに関する批判が多いようです。逆に私は、そうした部分で”良く出来た”映画は退屈です。
    うまく言えませんが、散文が好きか詩が好きか、たくさん点が入る試合が好きか1-0の試合が好きか、といった違いかと思います。

    ちなみに、人間とアンドロイドにどんな違いがあるのか、人間の赤ん坊が感情や言葉を持ち始めるのとアンドロイドがそれを持ち始めるのと、どう違うのか、なんて考えながら観てました。

    • 映画男 より:

      僕の中ではテンポは結構大事ですね。退屈と感じるポイントも人それぞれですね。

  11. ヒマジン より:

    そうですね
    それは、お金を払って映画館に足を運んだ時代の違いかも知れませんね。

    私が映画をよく観ていたのは1960年代後半~80年代前半でした。今見ると確かに退屈な映画ばかりかもしれません。

    SF映画(いまはそんな風に言わない?)でブレードランナー以外に面白かったのは当時小学生だった息子と10数年振りに映画館で観たメン・イン・ブラックです 笑

    因みにそれ以来、映画館では映画を観ていません。なぜか見る気が起きないのです。年を取ると記憶で生きるようになってしまうのでしょうか?

  12. アヒル より:

    自分もつまらなかった派です。堂々と言ってくれる人がいてある意味スッキリ。当時は先輩が「衝撃を受けた!」とか言ってたのが逆に衝撃で。
    ただしそれ以来、映画の見方が変わり、「ここをみればこんなに凄い」と思う作品に出会えるようになりました。ストーリーだけ追えばつまらないんだけど、色がやたら綺麗とか、役者の芝居が渋すぎるとか。

  13. ポッコリ。 より:

    脚本が悪い、というよりオカシイ。
    生殖能力を付与したいのにできないとの設定は完全に論理破綻している。
    レプリカントは遺伝子工学により能力強化したデザイナーズベビーのはず。
    旧人類の脅威となるため、ヒトの遺伝子から生殖機能と寿命(4年)を制限していた。
    創造主たる神(旧人類)のための兵器であり、のちに少子化補填の奴隷労働力となる。
    そこで寿命を取り払い、反乱防止のためにマインドコントロールを徹底していた。

    生殖能力の復活はいとも簡単であることは明白である。ただしそれを行うことは、体力頭脳ともに劣る旧人類の終焉を意味するであろう。
    最初の設定も破綻し、両者の立ち位置も矛盾している。
    SW続編と同様にみごとに初期設定を崩壊させた残念作に感じる。

  14. 雨男 より:

    たった今ファイナルカットをアマプラで観ましたが、単純につまらなかったです。
    早く終わらないかなと思って観ていました。
    いろんな所の評価を見ると、これをつまらないと感じるのは映画を解ってないヤツだ!とか、公開当時は革新的だったけど、今初めて観たらつまらなく感じるのは当たり前だ!とか、派手でテンポの良い映画が好きな感性が子供っぽいヤツだ!とか、1回観ただけじゃこの映画の良さはわからない!みたいな意見を言っている自称映画通の方が沢山いらっしゃいますが…。
    いや、つまらないモノはつまらないんですよ。
    良い作品はいつの時代に観ても何も考えずに観ても面白いんですよ。
    つまらないと感じたならつまらない映画って事だと思いますね。

  15. パイン好き より:

    テレビでやっていたし、未視聴でしたので、見ました。やっていたのはディレクターズカットだったんですけど、つまらな過ぎて開始30分でリタイアしました…。会話パートが無駄に長くて、見せ場も来ないから退屈でした。すぐに前日にテレビでやっていたターミネーター2を見たのですが、ターミネーター2の方が断然面白かったです。会話シーンでも飽きさせなかったのは良かったです。名作と言われるだけあるなぁと思いました。

  16. より:

    昔の人が想像する現代ってこんな感じだったのか。未来感あったんだろうなぁ。
    え、急におわった…🤫ハナホジ

    って思いました

  17. 非映画通 より:

    攻殻機動隊やその他のサイバーパンク物が好きなので勉強のつもりで見てみました。
    全く面白くなかったですね。
    ただ、これがなければもしかしたら数々の面白いサイバーパンク的な作品が生まれなかった可能性もあるかもしれない、ということで感謝の念だけは持っておこうかなくらいの感想です。