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孤島の王は実際にあった更生施設の暴動事件を描く!感想とネタバレ

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実在したノルウェー青少年更生施設の内情を描いたサバイバルドラマ。暴力、虐待、強制労働が当たり前という恐ろしい世界に話です。71点(100点満点)

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孤島の王のあらすじ

1915年、罪を犯した元船乗りの少年エーリング(ベンヤミン・ヘールスター)が、ノルウェー本土からバストイ島に送り込まれてくる。外界から隔絶されたその島には、11歳から18歳までの非行少年を更生させる施設があり、少年たちは過酷な重労働を課せられていた。

かなり高圧的な院長(ステラン・スカルスガルド)や寮長(クリストッフェル・ヨーネル)への反発と脱走を繰り返すエーリングの姿は、抑圧された少年たちの心を突き動かしていく。

孤島の王のあらすじ

マリウス・ホルスト監督による実際にあった暴動を基にしたノルウェーの監獄映画。演出、ストーリー、少年たちの演技がすばらしく、終始緊張感と重い空気を創り上げることに成功している秀作です。

施設の厳しい規律や労働を経験し、脱走、そして暴動へと移行していく流れがとても自然で、映画の中に引き込まれるのに時間がかかりませんでした。

どの少年もリアルで良かったんですが、特にエーリングを演じた主役の少年の存在感はピカイチで、あの反抗的な顔といかなる圧力にも屈しないというあの闘志に圧倒されました。彼は大人になってもさらにすごい俳優になりそうですね。

問題点といったら、少年たちがそれぞれ何の罪を犯して施設にいるのかが明確にされていないことぐらいでしょうか。

みんな無邪気な顔をしているのであたかも社会の被害者のような映り方をしていましたけれど、実は犯罪者なわけで、あれで大部分の子供たちが過去に2、3人殺してる極悪人とかだと、また見方が変わってきそうです。

軽犯罪であそこまで過酷な状況にさらされるのは問題でも凶悪犯罪ならむしろそれを支持するような意見もでてきそうですね。だからこの話をそこら辺の施設や学校の虐待問題とかと同列に考えると危険ですね。

この映画は一方的に子供たちは被害者というような描き方をしていて暴動を正当化しているような姿勢が見られる点においても共感できなかったです。

子供だろうとなんだろうと凶悪犯罪を犯したんだったら厳しくしたって全然いいと思うし、国にあのぐらい厳しい施設がないほうが逆に怖いです。

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