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ナルコス・シーズン3は最後まで見ちゃう!ネタバレと感想

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この記事は 約4 分で読めます。

世界のコカインビジネスを牛耳るコロンビアの麻薬カルテルをテーマにしたクライムドラマ。緊張感と臨場感たっぷりの一度見たら病み付きになるシリーズです。68点(100点満点)

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ナルコス・シーズン3のあらすじ

アメリカのDEA(麻薬取締局)エージェントのハビエル・ペーニャはパブロ・エスコバルを殺害したことで警察の間ではヒーロー的存在となっていた。

しかしパブロ・エスコバルがいなくなった今、コロンビアはカリ・カルテルが急激に力を付け、国中の麻薬ビジネスを牛耳っていた。

カリ・カルテルのボスはヒルベルト・ロドリゲス・オレフエラ。彼は弟のミゲル・ロドリゲスやパチョらと幹部と共に邪魔者は片っ端から排除する。

ところがある日、ヒルベルトはコロンビア政府と交渉し、半年後には麻薬ビジネスから引退することを宣言する。その前にできるだけ荒稼ぎをして資産を増やそうとするヒルベルトに周囲は猛反対する。

一方でハビエル・ペーニャは他のエージェントや地元警察と協力し、ヒルベルト捕獲作戦に乗り出そうとしていた。

ナルコス・シーズン3はやっぱり面白かった!

ネットフリックス製作による「ナルコス・シーズン1」、「ナルコス・シーズン2」に続くシリーズです。パブロ・エスコバルのいないシリーズなんてどうせ面白くないだろうと思っていましたが、普通に面白かったです。俳優や製作スタッフがいいんでしょうね。

パブロ・エスコバルのような世界的に有名なぶっ飛んだ麻薬王は出てきません。サッカーチームを買収したり、飛行機を墜落させたり、大統領になることを目指したりといった仰天エピソードはないものの、ヒルベルト・ロドリゲス・オレフエラも弟のミゲルと並んでロドリゲス・ブラザーズとして悪名を広めた実在の人物でメディア、電話会社、金融機関など複数の企業を所有するカリにおけるアンタッチャブルな存在です。

舞台はコロンビアをはじめ、ニューヨーク、メキシコ、欧州など世界各国に広がります。一時期カリ・カルテルはアメリカのコカイン市場の80%、欧州市場の90%のシェアを握っていたそうですが、国境を越えた麻薬ビジネスとマネーロンダリングのスケールの大きさに圧倒されるでしょう。

また、そのスケールの大きさに見合った迫力ある映像と素晴らしいキャストによる迫真の演技のおかげで、興奮と怖さと面白さが入り混じった上質のドラマシリーズになっていました。

主人公はDEAエージェントのハビエル・ペーニャで、全シリーズに引き続き、彼と麻薬組織の対決風に描いていきます。カリ・カルテルの内部紛争。そしてアメリカ政府とコロンビア政府の思惑が交差する展開はハラハラドキドキです。

残念ながらイケメンの相棒ステファン・マーフィー(ボイド・ホルブルック)は今回出てきません。それでも彼の抜けた穴を他のキャストがしっかりカバーしていますね。

カリ・カルテルのセキュリティー責任者のホルヘ・サルセード役のマティアス・バレーラの演技なんてすごくいいです。

また、麻薬組織の幹部の一人パチョがゲイだというのも面白いですね。あれは実際そうだったのか、それともストーリー上そうしたのかは分かりません。

いずれにしてもあんなに権力を握った組織のトップクラスにゲイがいたら部下のほとんどがやられちゃいそうで、怖いですね。実際、ちょくちょく若い男の子に手を出していたし、違う意味で恐怖がありました。

さすがにインパクトでは前シリーズとは比べ物になりません。残虐性もちょっとソフトになった印象がありました。それでも普通に面白いし、ネットフリックスのお金のかけ方は尋常じゃないですね。

シーズン4があるかも、といった含みを持たせて終わっていくのも上手いですねぇ。あるとしたら、次の舞台はメキシコになりそうです。

>>ナルコス・シーズン3はネットフリックスで視聴できます。

コメント

  1. タライ より:

    タイムリーで観ています。
    ブラジルでは、麻薬やコカインの争いで、一時期ひどい治安だと知りましたが、現在は生活に支障はないですか?

    「シティオブゴッド」並みに酷い環境ではないにせよ。

    • 映画男 より:

      ブラジルで治安が危ないのは仕方がないことだと思って生活しています。日々様々な事件を見聞きしますが、自分が気をつけるかどうかだと思っています。

  2. タライ より:

    返信ありがとうございます。
    やはり自己責任は世界では常識なんですね。

    いつも人のせいにする日本人とは、比べるまでもないのが、よくわかりまかす。

    ところで、映画男さんは「ハウス・オブ・カード」はご覧になりました?

    シースマ5のフランクが、法廷で暴露したシーンは久しぶりに笑いました。

    • 映画男 より:

      ハウス・オブ・カードはちょっと見ました。プロデューサーいわく、ハウス・オブ・カードはブラジルの政治と比べたら、冗談みたいなものだって言ってましたが、僕もそうだと思いました。現実のほうがよっぽどスキャンダラスです。

  3. タライ より:

    ということは、政治に詳しい人ほど
    退屈なドラマに見えてしまうわけですね。

    たしかにそうですね。めまぐるしく変化する政治状況をドラマに収めるのに無理がでてきますし、ましてやブラジルの視点でみたらリアリティーに欠ける内容かもしれません。

  4. ナッツパンピー より:

    今回は映画男さんのレビューを見ないで先にシーズン3を一気に観ました。ホルヘ役の俳優さん、スペイン語も英語も全く分かりませんが喋り方や表情が群を抜いて素晴らしく、シーズン3の主役はある意味彼なのかなと思ったので映画男さんのレビューでホルヘ役の俳優さんに触れているのを見て「やっぱり!」と勝手に盛り上がってしまいました。
    逆に、ミゲルの息子ダビド役の彼は何だか顔つきが優しい感じが拭えず配役とのアンバランスさを少し感じました…でも後半の執念深さや狂気な部分など演技は素晴らしかったです。シーズン4が決定してるとのこと、ペーニャがメキシコに行くのか、それとも1-2の主役イケメンさんが戻ってくるのか、とにかく心から楽しみなドラマです。

  5. 本読み より:

    パチョは実際にゲイでした。パチョ本人も当時からそう公言しています。

    カルテルの歴史では河出書房新社刊、ロベルト・サヴィアーノ著『コカイン ゼロゼロゼロ 世界を支配する凶悪な欲望』などを読むと、より『ナルコス』が楽しくなるのでお勧めです。次のメキシコではシナロア・カルテルの〈エル・チャポ〉ことホアキン・アルチバルド・グスマン・ロエラが主人公かな?と勝手に予想しておりますが、なんにせよナルコス第4シーズンが楽しみですね。