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ドラゴン・タトゥーの女は辻褄が合わない!感想とネタバレ

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そこそこ見れて、そこそこ面白いけど、よおーく考えると辻褄が全然合ってないサスペンス劇。41点(100点満点)

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ドラゴン・タトゥーの女のあらすじ

月刊誌「ミレニアム」で大物実業家の不正行為を暴いたジャーナリストのミカエル(ダニエル・クレイグ)。そんな彼のもとに、ある大財閥会長から40年前に 起こった兄の孫娘失踪(しっそう)事件の調査依頼が舞い込む。連続猟奇殺人事件が失踪(しっそう)にかかわっていると察知したミカエルは、天才ハッカー、 リスベット(ルーニー・マーラ)にリサーチ協力を求める。

ドラゴン・タトゥーの女の感想

Mank/マンク」、「ゴーン・ガール」、「ファイト・クラブ」、「セブン」、「ソーシャル・ネットワーク」、「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」、「ゲーム」などで知られるデヴィッド・フィンチャー監督によるスウェーデン映画のリメイク。「蜘蛛の巣を払う女」の前編です。

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40年前に起きた事件を昔の資料だけに目を通してジャーナリストとハッカーが解決する、といういかにも小説的ストーリーと犯人は身内にいるというありがちな結末がいまいちでした。

サスペンスのくせにこの映画に関してはほとんどサスペンス性やミステリー性は重要じゃなかったような気がします。

事件がどうのこうのというより、天才ハッカー、リスベットのユニークなキャラと特異な行動を見世物にしている印象が強く、他の部分がかなり甘くなっていました。

リスベットが後見人になんでも許しちゃう軽率さが理解できません。あれだけの凄腕を持っているなら飯代をもらうために体と交換しなくても普通に稼げるだろうし、それこそ終盤でやるように他人の銀行口座荒らしてしまえば大金持ちになれそうな気がしますけどね。

ミカエルとリスベットのベッドシーンもそこに行きつくまでの前ふりがなにもなくストーリー内に強引に押しこんだだけで、その強引さは手錠をかけてリスベットをレイプした後見人のそれと等しいです。

ベッドシーン自体は悪くないのに、なんで二人が絡んでいるのかが解せなく、いくらリスベットが変わった女だからって、今さっき撃たれたばっかりの男の部屋に入っていっていきなり下着脱がないだろ。どれだけ自分に自信があるんだよ、あの女は。

あれで男から断られてたら面白いんだけど。「いや、おれ彼女いるし、パンク系とか苦手なんですけど」とか言われてね。あのシーンはまさしく「スウェーデンじゃあ、女はみんな積極的だよ」的な幻想を抱いたおじさんの発想です。

長い映画にはベッドシーンを2回入れとければOKというハリウッド的マーケティングです。もしくはちょっと仲良くなった登場人物の男女はみんな愛し合うという村上春樹的マーケティングです。

ラストシーンもまたどうかと思いました。リスベットがせっかく社交的に、人間的になってきたのに、革ジャンぐらいすんなり渡さしてやれよ。

あそこでちょっと監督の意地悪さが出ましたね。いきなり下着脱ぐぐらいの度胸のある女なら、他に女がいようとずかずか割って入っていって革ジャンぐらい、「はいプレゼント」って渡せそうなものですけど、やはりその辺の行動に統一感がなかったですね。それとも革ジャンより下着だったらすんなり渡せたんでしょうか。

コメント

  1. mamarin42 より:

    映画館で観ました。怖いシーンは必死で手で隠しながら観ていました。家で見るなら座布団で画面を隠すんですけどね。(苦笑)

    強姦シーンは最高に怖かったですね。私ならあんなこと強要されたら、多分…噛切る。

    私は結構この映画は好きでしたね。暴力シーンを何とかしてほしかったけど。リスペットの生まれた生い立ちやアスペルガーなんじゃないか?という想像力で見てたらさほどSEXを誘った彼女の行動は理解できましたね。
    この女優さんは私は好きでしたね。他の作品で彼女を見てみたいです。最後の革ジャンのシーンは彼女の生い立ちを表してるようで理解できました。
    この手の映画を映画館で観るのは久しぶりですんなり楽しめましたが映画館内の女性は暴力シーンはみんな目を覆っていましたね。

    • 映画男 より:

      そうですか、暴力シーンに目を覆うほど残虐でしたか? 女性からするとそうかもしれませんね。僕の場合、こういう映画はいかにも映画だなって思って観るせいか、ああいうシーンでは特に何も感じませんでした。それよりもセックスシーンとか、ラストシーンとかを見て笑っちゃいました。

  2. 名無し より:

    キモっ

    童貞ってこんなこと考えながら映画見るんだ…

  3. 映画男のファン より:

    個人的には、革ジャンを怒って捨てちゃうのは、彼女の「本気で好きになっちゃった」感が出てて結構好きでした。

    自分で観て気になった作品を映画男さんがどう捉えてるか気になって、気付いたら検索してしまう今日この頃ですが、

    映画男さんにとっての「女性観」が結構赤裸々に書かれている事が結構あって、よくこんなこと書くなぁ〜って、その都度感心しちゃいます。

    今回もそうなんですけど、「エル ELLE」とか「ブルー・バレンタイン」「時計仕掛けのオレンジ」の時なんかに顕著で、

    結構ストレートに男尊女卑というか、何らかのコンプレックスの裏返しなのか、ブラジリアン・マチズモが炸裂しているのか、

    もしくは名無しさんの仰る通り「童貞」をこじらせていらっしゃるのか…。

    「映画をポルノとして消費したい!!」欲があまりにダダ漏れで。。。

    大丈夫ですか?

    彼女とかいた事ありますか??