3歳児しか到底楽しめない、中身スカスカのシリーズ最低作品。行かなくてもいい島に探検に行って、今度はそこから脱出するために必死になるバカな探検隊の話です。19点(100点満点)
キングコング:髑髏島の巨神のあらすじ
コンラッド(トム・ヒドルストン)率いる調査遠征隊が、未知の生物を探すべく、神話上の存在とされてきた謎の島に潜入する。しかし、その島は人間が足を踏み入れるべきではない“髑髏島”だった。島には骸骨が散乱しており、さらに岩壁には巨大な手の形をした血の跡を目撃する。そして彼らの前に、神なる存在であるキングコングが出現。人間は、凶暴なキングコングに立ち向かうすべがなく……。
シネマトゥデイより
キングコング:髑髏島の巨神は見ないほうがいいぐらいつまらない
キングコングのプロレス化に歯止めがかからなくなっている作品で、サブタイトルを付けるとすればキングコングVS サミュエル・L・ジャクソンです。
あの二人に睨み合いをさせるとか、まさにプロレスじゃないですか。シュールすぎてゲラゲラ笑っちゃいました。キングコングなんかより、サミュエル・L・ジャクソンに睨まれた方が全然怖いですけどね。
あまりの中身のなさに絶句しましたね。脚本がかなりすべってます。格好いいセリフはないし、ユーモアも狙ってはいるものの、ことごとく外していて、全く笑えなかったです。
アホが涎たらしながら10秒で思いつくようなストーリーで、謎の島に行ったらキングコングがいて、危ないからやっぱり逃げ出そう、というお話です。自らトラブっておきながら、後から必死になられてもって感じで、探検隊の隊員たちそれぞれ一体何がしたいのかさっぱり分かりません。
キングコングというより、ジュラシックパークにキングコングがゲスト出演しているみたいで、島に生息する古代動物たちがしょぼくて笑えます。
脚が長すぎる蜘蛛とか、凶暴なタコとか、何十メートルはあろうかというバッファローとか、大トカゲ(スカル・クローラー)とか、全部ただ身体が大きいだけで、スーパーサイズ大好きアメリカ人の頭の悪さを表しているみたいでした。
見所というか、唯一目を開けていられる箇所がアクションシーンです。強いて褒めるなら、キングコングのデザインや映像が美しかったことでしょうか。筋肉のディテールとか動きとかはまあまあ良かったです。それ以外では眠気でウトウトしてくるほどつまらないです。
一番ダメだったのが、第二次世界大戦からずっと島で生活してるというアメリカ人軍人のハンクです。こいつが島のガイド役みたいになってて、島のことを親切に説明し出すのが、ダメ映画の典型パターンですね。
やれこの島の原住民はほとんど口を聞かないとか、彼らにとってキングコングは神様だとか。そんなこと言っておきながら、ほとんどあの原住民たちは神様を守ろうとしてないじゃん。
ハンクも島でずっと暮らしてたんだったら、原住民と同じ格好でもしてたらいいのに、分かりやすく軍服着てるんですよ。全然現地でやっていく気がないじゃん。なぜか原住民にも英語で話してるし、なんであれで意思の疎通ができるんだよ。
不思議なのはキングコングがいい人と悪い人の区別が付くところです。キングコングからしたら、人間なんてみんな同じじゃないの? あれでヒロインの女を平気で踏み殺すぐらいだったら面白いのに、変なところで猛獣ぶりが萎えるのが嫌ですね。
いやぁ、それにしてもつまんなかったですね。眠気が止まりませんでした。
キングコング:髑髏島の巨神のエンドロールおまけシーンのネタバレ
本作のエンドロールの後にはおまけのシーンがあります。主人公のコンラッドとメイソンは秘密機関モナークに身柄を拘束され、「この世界に生息するモンスターはコングだけじゃない」と告げられます。王様はコングだけじゃなく、ゴジラ、モスラ、ラドン、キング・ギドラ等がいるんだぞと映像を見せられるのでした。
そしてその後、モンスターの叫び声が聞こえます。もちろんそれはゴジラの声です。つまり、これは次回作ゴジラVSキングコングを意味しているのでした。めでたしめでたし。
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コメント
ホントクソ映画でしたよね、あんなんで喜んでいることに恥ずかしさを感じて欲しいです
同感です。
ただの次回へのつなぎですよね。それでももう少しきちんとつくってほしかったです。
スタイリッシュ映像詐欺。いつものパターン。いらいらしてエンドロール見なかった。
確かにイライラしましたね。
もうほとんどの映画はつまらないので、映画に時間を費やすのは人生の無駄使いなのでは?