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映画ローガンのネタバレと感想とヒュー・ジャックマンについて思うこと

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マーベル作品の中では一番シンプルで、CG頼りじゃないところに好感が持てるヒーローアクション劇。大物俳優だけでなく、チビミュータントたちも頑張ってました。50点(100点満点)

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ローガンのあらすじ

時は2029年、ローガンはすっかり歳を取り、彼の治癒能力も衰えてきていた。ローガンはリムジンのドライバーとして生計を立て、カリバンと共にメキシコとの国境沿いの家で プロフェッサーXことチャールズ・エグゼビアの世話をしていた。

そんなある日、ローガンの前にメキシコ人ナース、ガブリエラが現れ、少女ローラをロース・ダコタにあるエデンと呼ばれる隠れ家に連れて行くように頼み込んでくる。

ローガンは渋々ローラを引き受けると、ローラの後を追うドナルド・ピアース率いるサイボーグ集団リーバーズに襲われ、カリバンが捕まってしまう。やがてローガンはガブリエラが殺害されたことを知り、秘密機関トランシジェンがミュータントのDNAを子供たちに使って実験をしていることを告げられる。

子供たちはX-24プロジェクトが完了するとそのまま殺されてしまう計画だった。そのことを知ったガブリエラが施設から子供たちを逃がすことに成功し、その一人がローラだったのだ。あろうことかローラはローガンのDNAを注入された彼の”娘”だった。

なんとしても子供たちを捕まえたいリーバーズに対し、ローガン、ローラ、 プロフェッサーXは追っ手から身を隠しながら、存在するかどうかも分からないエデンを目指す、、、、

ローガンのレビュー

フォードvsフェラーリ」や「アイデンティティー」のジェームズ・マンゴールド監督によるマーベルコミック「X-MEN」のキャラクター「ウルヴァリン」を主人公にした逃走劇。悪者がヒーローを追いかける、単純なアクションドラマで、良くも悪くもない作品です。

舞台は2029年、つまり近未来なのですが、それほど風景も設定も未来的でなく、あまり映像にこだわりは感じられませんでした。

その一方で最近のマーベル作品と比べると、SF要素が少なく、ミュータントの攻撃や能力もやりすぎ感が少なく、登場人物たちがやたらめったら、超能力に頼らないのが良かったです。

ただ、マーベル映画を見ていつも思うのが、映画一本がドラマシリーズの1エピソード分くらいしか話が先に進まないんですよね。

それを一年に一本ぐらいのペースで新しい作品を公開するから、とんでもない長いドラマを見せられているような気持ちにさせられます。

次から次へと古いキャラが死にまた新しいキャラがでてきて、永遠に終わらない物語。あのビジネスモデルってすごいですよね。それならいっそのことドラマシリーズでやればいいじゃんって思います。

本作を持ってウルヴァリンを演じた、ヒュー・ジャックマンとプロフェッサーXを演じたパトリック・スチュワートは引退するそうです。

ダラダラシリーズもので大変なのは、なんとか同じ俳優たちを引き止めないといけないことですよね。今回も二人が契約を更新したくないから辞めるのか、シナリオ的に最後だから辞めるのかはインタビューでどう語っていようが、実際のところは謎です。

契約交渉がこじれたから、仕方ないからあいつのキャラクターを物語の中で殺すかみたいなことも十分にありうるでしょう。

今回も様々な俳優が演じる新キャラクターが登場します。「ナルコス」で刑事役を演じたボイド・ホルブルックがドナルド・ピアース役をやっていてかなり存在感があります。彼はそろそろ人気が爆発しそうな予感大です。

ローラことミニ・ウルヴァリンちゃんの動きも可愛くて、小さいのに乱暴で豪快なところが良かったです。ローガンのことグーパンチで思い切り殴ってましたね。

ただ、あの子にスペイン語を話させる意味が全くなく、終盤までずっと無言でいるのも意味不明でした。英語を話せるなら、最初から普通に話せよって感じですね。それともあの旅路の間に言葉を覚えたんですか?

ローガンのネタバレ

本作はマーベル作品でお馴染みのエンドロール後のおまけシーンはありません。それも一つのサプライズでした。しかし最大のサプライズは、やはりウルヴァリンのクローンであるX-24が登場することでしょう。ウルヴァリンVSウルヴァリンもどきの戦いが見られます。

女ウルヴァリンが出てくるんじゃないかといった噂もありましたが、ウルヴァリンと瓜二つのクローンをヒュー・ジャックマンが一人二役こなしています。

そして最後のサプライズは、プロフェッサーXとウルヴァリンが劇中に死んでしまうことでしょう。前述したように契約の問題なのか、ストーリー上のことなのかは分かりません。でもヒュー・ジャックマンからしたら、「あーこれでやっと解放される」と思ってラストシーンに臨んでそうな気がしてなりませんでした。

ヒュー・ジャックマンもパトリック・スチュワートもご苦労さまでした。

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コメント

  1. みー より:

    日本公開されたので見てきました。
    チャールズを介護するローガンの哀愁漂う背中にグっときました。
    これからはチビミュータントたちに期待します。

    • 映画男 より:

      チビたちは可愛くてなかなかよかったですね。ただ、彼らだけに主役が務まるかどうかは微妙ですね。