飼い主が家を出てから帰ってくるまでの間のペットの一日を描いたアクションアドベンチャーアニメ。
「ズートピア」と「トイストーリー」をミックスさせたような物語でストーリー性に欠けるものの、キャラクターの可愛らしさとユーモアだけでも子供には受けそうな作品です。50点(100点満点)
映画ペットのあらすじ
犬のマックスは、ニューヨークで大好きな飼い主のケイティと最高のハッピーライフを送っていた。ところが、ケイティが大型犬デュークを新たに連れてきたことから、マックスの生活環境はガラリと変化する。マックスとデュークが何とか自分が優位に立とうと頑張っていたある日、ひょんなことから彼らは迷子になってしまい……。
シネマトゥディより
映画ペットの感想
怪盗グルーシリーズでお馴染みのクリス・ルノー監督と「ミニオンズ」のスタッフによるハチャメチャ動物アニメーション。
よくある動物を擬人化させて人間の言葉を喋らせ、コメディータッチに描いた友情の物語で、雰囲気やノリはほぼディズニー映画です。
ストーリーは、人間たちがいなくなると玩具たちが喋りだして好き放題やる「トイストーリー」を彷彿させますね。主人公の犬マックスは飼い主のケイティのことが大好きで、彼女がいなくなるといつも寂しい思いにかられます。
ある日、ケイティがもう一匹の大型犬を連れてきたことでマックスの生活は変わり、外を散歩している途中、保健所の職員に野良犬と間違えられて捕まえられてしまいます。
一方、姿を消したマックスのことを心配したメス犬のギジェットは仲間を集めてマックスを探しだそうとします。しかし彼らの前には悪い動物の集団が立ちはだかる、というのがあらすじで、大部分のシーンは人間対動物、あるいは動物対動物の追っかけっこに終始します。
まさにアメリカアニメの成功パターンに沿って作ったという感じの映画ですね。当たり障りのない商業映画とも言えそうです。内容は薄いし、結局登場キャラクターが行ったり来たりしているだけで、動物が車を運転したりする下りは「ズートピア」や「ファインディング・ドリー」みたいでした。
しかしそれぞれのキャラクターに親近感を覚えれば子供ならそれなりに楽しめるでしょう。大人が見たらどうでしょうか。僕は「ミニオンズ」で大いに笑ったので、どうしても「ミニオンズ」と比べてしまいます。するとキャラクターが個性に欠け、いまひとつといった印象が残ります。
唯一良かったキャラは悪党ウサギのスノーボールぐらいでしょうか。
黒人のコメディー俳優、ケヴィン・ハートが声を担当していて、コテコテの早口お喋り芸で、ちょっと笑わせてくれます。それはそれで黒人に早口で喋らせて笑いを取るというアメリカンコメディーの王道パターンですが、小さなウサギとケヴィン・ハートの声のミスマッチ具合が逆に面白かったです。
子供向けの映画ということもあり、日本語吹き替え版で見る人も多いかもしれませんが、日本語吹き替え版になるとどうなるんでしょうね。バナナマンとか出てるそうですが、雰囲気が全く違うものになりそうですね。
ちなみに「ミニオンズ」の短編作品「ミニオンズ:アルバイト大作戦」が本作の前に同時上映されるのでファンの人は映画館で見てもいいかもしれません。
どうせならこの映画にもミニオンズのキャラを登場させちゃえば良かったんですけどね。ミニオンズの隠しメッセージはたくさんありましたが、実際の出演はありませんでした。
おそらく今後ミニオンズに勝るキャラクターを作るのは相当難しいでしょうね。少なくともただの犬や猫といったキャラクターではたとえそのときは面白くても人々の記録には残らないでしょう。
関連記事
コメント