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死霊館エンフィールド事件はキャーキャー叫ぶだけ!ネタバレと感想

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登場人物がキャーキャー叫ぶだけのお化け屋敷風ホラー映画。家に住み着いたお化けをめぐって住人たちが恐怖に陥るところを永遠と見せられるだけの全く怖くないお話。23点(100点満点)

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死霊館エンフィールド事件のあらすじ

ロンドン北部に位置するエンフィールドで、4人の子供とシングルマザーの家族は、正体不明の音やひとりでに動く家具が襲ってくるなど説明のつかない数々の現象に悩まされていた。助けを求められた心霊研究家のウォーレン夫妻(パトリック・ウィルソン、ヴェラ・ファーミガ)は、一家を苦しめる恐怖の元凶を探るため彼らの家に向かう。幾多の事件を解決に導いた夫妻ですら、その家の邪悪な闇に危機感を抱き……。

シネマトゥディより

死霊館エンフィールド事件の感想

死霊館・悪魔のせいなら無罪」の前編にあたる「ポルターガイスト」や「エクソシスト」などの映画で見たことのあるようなアイデアとストーリーを借りてきただけのつまらない作品。監督は「ソウ」シリーズでお馴染みのジェームズ・ワンです。

舞台は被害者家族の自宅でみんなが寝静まった頃、子供たちが目を覚まして、懐中電灯で明かりをともしながら、奇妙な物音がする方に歩いていったり、急にドアがばたんと閉じたり、タンスが動いたり、おっさんが出てきたりするだけの演出しかありません。

家の中がメインなので、お化け屋敷の様子を見るのと同じ感覚でしょうか。一番ひどいなあと思うのが、子供や女が甲高い声で終始キャーキャー叫んでいるところです。アメリカのホラーって昔からキャーキャー映画ばかり、最近日本のホラーまでそれを真似しますよね。あの演出が耳障りで、ただうるさいだけなんですよ。本当に怖いときって背中に冷や汗かいてむしろ声とか出なかったりするんですけどね。

こういうバカなホラー映画の影響のせいか日常生活のちょっとしたことでキャーキャー叫ぶ女とかいません? 虫が出たらキャー、皿を落としたらキャー、みかんが腐ってたらキャー。ただ、キャーキャー言いたいだけじゃん。

ちなみにこの物語の家族の家に住み着いている成仏できないお化けはビルというそうです。ビルはときおり娘の体に乗り移って、低いガラガラ声で喋りだします。あれもワンパターンですよね。乗り移ったら声が変わるみたいな。どうせならソプラノで喋ってくれればいいんですよ。お化けの声は案外きれいだったとかなら意外性があって面白いんですけど、アメリカ人にそういうアイデアないでしょ?

ビルがあんまり頻繁に出てくるもんだから、家族たちはだんだん慣れてきて、途中からみんなソファーに座りながらビルの喋るところを聞いていたりしてアホすぎます。あそこまできたら普通に共同生活したらいいじゃん。それが嫌だったら引っ越せばいいのに。あいつらみんなドMじゃないですか。

コメント

  1. よし より:

    全く同感します。このシリーズの幽霊は家族を驚かせるだけで何も起こりません…まさに子供だまし
    昔感動ポルノのアルマゲドンとかで号泣した人達がいるようにこんなバカ映画で怖がれる人がいるのはある意味幸せ…うらやましい。

    • 映画男 より:

      よしさん

      コメントありがとうございます。ほんと、キャーキャー言うだけでしたね。

  2. きのこ食べ過ぎ より:

    ホラー映画ファンの間で評価が高かったから観てみましたが、何か…。
    「いつになったら面白くなるんだろう?」と思って観続けていましたが、結局最後までメリハリの無い通俗オカルト展開でした。
    こんなんだったら、普通に「エクソシスト」の方がインパクトあります。

  3. 桐島 より:

    結局、最後あの細長男が除霊されたのか分からないし、11歳の女の子が可愛くなかった