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映画館は時代遅れ!映画好きの僕が早く消えてなくなれと思う5つの理由

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Cinema theater seat

最近、常々考えていることがあります、それは映画館ってぶっちゃけ必要ある?ってことです。僕は映画は好きですが、映画館は早く閉めるべきだと思っています。その理由とは?

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1、映画館が高すぎるから

まず映画館の値段って高すぎやしませんか? 日本の映画館の値段って世界でも間違いなくトップクラスです。同じ映画を見るのでもアメリカだったら7,8ドルで見れるのに日本だったら1800円っておかしくないですか?

そもそもどの映画を見ても一律の値段というのがおかしいです。名作と駄作が同じ値段って、それはすなわち高級レストランと場末のまずい料理屋が同じ値段っていうことと同じですよ。

DVDやブルーレイは作品によって値段が違うのになんで映画館の値段は一律なんですかね? 価値観の違いがあるから視聴者が値段を決めるのは難しくても作り手が値段を決めたらいいと思うんですよ。その値段に納得する人が見に行けばいいだけで、値段が自由化されれば「1800円の割にはつまらなかったね」とか「200円の割りには面白かったね」とかって映画の見方も変わってくると思います。

そうしたらいずれは映画が無料化される時代が来るかもしれません。その代わりに最初の1時間はコマーシャルを延々に見せられるっていうシステムになったりして。どっちにしても1800円は高すぎますよ。

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2、映画館が傲慢だから

好きなものを好きなときに手に入れられるのが当たり前になりつつあるこの時代に映画館側が指定した時間に見に行かなくちゃいけないサービスって時代遅れも甚だしいです。そのせいでたかが映画を見るために、映画館に行くまでの時間、チケットを買うために並ぶ時間、映画上映時間、映画館から家に帰るまでの時間で合計3、4時間ぐらいは平気で奪われるんですよ。

時間も向こう都合だし、座席も向こう都合で好きなところにも座れません。もっとひどいのになると映画によっては吹き替え版(ディズニーアニメなんかがそうだったりします)しかなかったりして、オリジナルの楽しみさえ奪う傲慢なことを平気でします。

そう考えると、映画館ビジネスって客目線ではなく、完全に映画館主導の殿様サービスだといえます。

3、映画館のせいで映画界がクソみたいなしがらみから解放されないから

映画はおよそこのような流れで視聴者のところに届くようです。

製作会社>配給会社>映画館>視聴者

正直、配給会社と映画館なんて必要ないと思うんですよ。そこをすっ飛ばして作り手と視聴者を直接結ぶべきなんです。そしたら余分なコストが削減される分もっと安く見られるだろうし、やり方によっては無料にすることも可能なんじゃないでしょうか。

このシステムって出版業界のシステムと似ていませんか。

出版社>取次>書店>読者

取次ってなんだよって話なんですけど、映画でいうところの配給会社に近いものだと想像します。作り手と視聴者の間にこうした意味不明な仲介業者が入ってくると、当然値段は跳ね上がり消費者の負担が増える一方で作り手の儲けが減るというシステムが出来上がります。

そして一度システムができあがってしまうと誰かしらが権力を握り、力のない者に圧力をかけ、それが作品の内容にまで影響してしまいます。

例えば映画配給会社に権力が集中したとします。するとある配給会社が特定の芸能プロダクションとズブズブの関係にあったら、製作会社に圧力をかけてキャスティングを全てそのプロダクションのタレントにするなんてこともできるかもしれません。「じゃなかったら、お前らの映画は配給しないぞ」って言われたら、製作会社からしたら困るからです。

こんなくだらないシステムはとっとと取っ払って作る人と見る人だけがいればいいんですよ。

4、映画は全部ネット配信にするべきだから

それをいち早く実現しているのがネットフリックスじゃないでしょうか。ネットフリックスはすごいですよ。映画やドラマを自主製作して、自分のプラットフォームでネット配信して視聴者に直接届けているんです。それも他の製作会社に負けないようなクオリティーの高い作品を作っていて、アカデミー賞にノミネートされたりしています。(2016年は「What Happened, Miss Simone?」がドキュメンタリー部門にノミネートされました)

それでもまだネットフリックスでは自主製作映画以外の作品が大部分を占めていますが、将来的には全部オリジナル作品だけでやっていこうと考えているんじゃないでしょうか。

ネット配信になると視聴者として嬉しいのは場所や時間を問わず見れることですね。製作者側にもメリットはたくさんあります。字幕さえつければ世界同時配信もできるし、世界中のマーケットを相手にできるわけです。

日本映画だって見たいと思っている外国人はたくさんいます。でも外国の映画館では上映されないことが多くて映画製作会社からしたら毎回大きなチャンスを失っているんですよ。配給会社が見つからないから海外では上映できないってそんなもったいないことありますか?

ただ日本もこれからは少しずつ変わっていくでしょう。早く日本の製作会社はネットフリックス型のサービスに変えていくべきです。U-NEXTは「リップヴァンウィンクルの花嫁」を劇場と同時配信しましたが、とてもいい試みですね。映画館に行く時間のない人にもアピールできるし、映画館よりは安い値段設定にしてあるので、製作側にも消費者にもメリットがあります。

おそらく全ての作品がこのように劇場とネットが同時で公開されるようになれば、映画館はそのうちキャストと握手できる権利とかを売らないと客を集められなくなるでしょう。そうなってから映画館側が焦りだしても手遅れですよ。

5、家でも十分映画館になるから

誰もが大型のテレビを所有するようになった現在では、大きなスクリーンで見るためだけに映画館に行く必要はほとんどなくなったんじゃないでしょうか。「ホームシアター(プロジェクター)買ったら人生変わった!」でも紹介したとおり、僕は自宅ならプロジェクターで映画を見ています。セクシーだし、趣もあっていいですよ、ホームシアターは。

ちなみに僕が使っているのはこちら。

映画館と自宅で見る最大の違いは、好きな人とだけ一緒に見られるという点に尽きます。どこかの知らないマナーの悪いおっさんおばさん、若者、子供たちと同じ空間を共にしなくてもいいというだけでも最高です。

まとめ

以上が映画館なんて早くなくなってしまえ、という理由でした。映画館によく行く僕だけに愛憎を込めて声を大にして言わせていただきました。みなさんは映画館についてどんなふうにお考えですか?

コメント

  1. うめちゃん より:

    初めましてです。
    私は映画館大好きです。
    40年以上通ってます。
    一時期、テレビで充分と思った時もありましたが数年前からまた通うようになりました。
    自分の行ける時間を探して、場所を探して、仕事帰りなら、見る前に何を食べるか考えたり。
    週に1、2回は映画館に行きます。
    プロジェクターで見る場所を持てない人間の言い分けかも分かりませんが。
    あの空間が大好きです(*^^*)
    そして、1,800円では見ません!
    1,100円の水曜日や会員になると火曜日、金曜日1,000円の所に通います。
    6回見ると1回タダになるところとか。

    • 映画男 より:

      うめちゃんさん

      コメントありがとうございます。40年以上も通ってるなんてすごいですね。その映画館の様子もかなり変わったんじゃないでしょうか。映画館の割引は女性ならレディースデイとかあっていいですよね。

  2. あんこ より:

    映画大好きでここを発見しました。
    たくさん記事読んでますw

    若い頃から本気で見たいものは映画館、まー家でいいやと予測したものはレンタルかBSにしていましたが、最近は映画館がいいのかなぁなんて思います。なにせ主婦になっちゃったら家で見てるとジッと見れなくてw家事初めてしまうんですwwww
    あたしが悪いんだけどねw

    ただ高いのはちょっと…子供と2人で行ってポップコーンやらジュース買うと1万円仕事になっちゃうので…主婦には大打撃です。

    映画館のモラルもイライラします。ドラえもん見に行った時に子供が多いのである程度のうるささは想定済みだったんですけど、セリフが聞こえないほどの大音量のおばさんが子供と騒いでて、我慢の限界が来て「少し静かにしてください」って言ったら、なんかあたしが悪い雰囲気になりました。(子供が見る映画なんだからいいじゃん的な)すっごい不快で映画どころじゃなかった。お金返して欲しいですw(何年も前だけどw)

    つらつらと愚痴を書いてしまいましたがw
    これからも応援しています。

    映画のコメントには毎回大爆笑させていておりますw

    • 映画男 より:

      あんこさん

      コメントありがとうございます。日本の映画館は高いですよね。子供の映画だとそんなにうるさいんですね。知りませんでした。

      • あんこ より:

        レス早いですね(*´╰╯`๓)♬
        こちらこそありがとうございます。

        毎回ウルサイわけではないでしょうが…
        それなりに子供がキャッキャ言ってるのはいいんですが、
        大人が映画館では静かにする。
        とかそういうモラル教えられず(姿勢を見せずに)に大人がウルサイのに唖然でしたねw
        (子供は静かに見てましたw)

        ジュースとか持ち込み禁止!
        映画館に持ち込むものは全部映画館で買って!
        このシステムだけでもなんとかしていただきたいものです…

  3. まるよ より:

    映画館という箱に入ることで、自分だけの時間を作り、いい意味で現実逃避できることに気づきました。
    地震で、映画館全てが休館になってわかったことです。
    やっと開館した映画館で、今の自分の現実から約120分だけ離れたのに、なんだか気持ちがリセットできました。
    人間は、実際に経験しないとわからないこともあるのだとつくづく思います。「映画館再開⇒文化的復興の第一歩」という意味も持つのかな。

    • 映画男 より:

      まるよさん

      この度は被災されたようで、大変ですね。そんなときに映画が少しでも気晴らしになればいいですね。非現実体験をするには映画はもってこいじゃないでしょうか。

  4. おつき より:

    映画館というのは、言わばレストランのような物です。
    食事をするなら自宅で調理したほうが安くすむし、
    酒を呑むのも家で飲んだ方がはるかに安上がりです。
    でも人はわざわざレストランに行って食事をするし
    居酒屋に行って酒をのみます。
    映画館の存在価値も、それに似た事に有ります。
    だから人はわざわざ映画館に映画を見に行くのです。
    なので決して映画館に価値がないとは私は思いません。
    あなたもこのように文句をいいつつも映画館に足を運んで
    いますよね?

  5. まゆまゆ より:

    映画は観るが映画館には行かない高齢者です。
    理由①見知らぬ人たち(静かにしていられる人たちや健康な人ばかりとは限らない)と空間を共有する勇気がない。暗闇が恐ろしい。
    その②年齢的に二時間前後をじっとしては座れない。注意力が続かない。くたびれる。(読書ならブックマークして次回に続きを、と出来るんだが)
    その③好きに飲み食いしながら、時に突っ込みを入れながら観たいな~江戸時代の歌舞伎のようにね。しゃっちょこばるのがもううんざりの年齢なので。

    視聴の形態は時代と共にゆっくり変化するでしょうね。
    私はもっぱらwowowで、それも録画。さらに吹き替えが嬉しいです。

    映画が誕生してはや一世紀が過ぎました。これからどう変化するか楽しみですね。行く末は見られませんが・・・

  6. 茶々 より:

    レディースデイなんていう、性差別的なことを平然と行う所には、全く行かなくなりました。
    女の子っぽい格好して、レディースデイ利用したり、ビアガーデンを女性料金で使ったこともありましたけど(笑)

    • 映画男 より:

      茶々さん

      僕もレディースデイは不公平だなあって思います。メンズデイがあるならまだしも、女性だけっていうのが意味不明です。

  7. より:

    ようは貧乏性ですねw
    高いですよね食べ物とかも

  8. 天仙 より:

    映画館側の説明によると、レディースデイを行う理由は「女性は、女性同士二人以上で来ることが多い。男性は男性同士で来ることが少ない」からだそうです。営業的にメンズデイを作っても利益が出ないからだそうです。意味不明じゃありません。意味があるんです。
    メンズデイを作ってほしいということであれば、メンズデイならば男性もたくさんくるという状況をつくらないと「映画館にとって不公平」な理屈ということになりますよね。

  9. より:

    初めまして。
    僕個人としての意見ですが、納得いくところもあれば、正直自分の考えでしかないなって思うこともありました。
    例えば、名作と駄作の値段を変えるとなった場合、仮に駄作200円、名作2000円、可もなく不可もなくな作品1000円とします。
    駄作と呼ばれる人でも気に入ってる人が0ではないと思います。そう思うと、その人たちからしたらその評価はおかしい。という意見が生まれます。
    また、1000円の映画が多かった場合、名作2000円は少し高いって考え方もできます。
    そうなった場合、名作と呼ばれるものが今現在との同じ集客が取れず、1000円の映画と集客が同じになる可能性もあります。そうすると、これで2000円は高いとの考えも生まれます。また、集客が通常の場合、名作と評価ができるのかという考え方もできます。

    内容を否定するつもりもないですし、嫌なら見なければいいと思いますが、個人的に映画館はいずれなくなると思っていますので、そういう考え方で興味がありました。
    また読ませていただきます。

  10. 気狂いテリー より:

    私は昔映画館に行くのが億劫でしたが、
    最近では映画館で映画を観るのが好きになりました。
    ホームシアターを個人で持つのは下手をすれば観に行くだけよりお金がかかりますし映画館と言うのは天文学的にお金をかけてホームシアターでも敵わないスクリーンと音響設備を揃えていますから、ホームシアターの設計でも映画館に行った経験が役立つでしょう。
    したがって映画館で映画を観る習慣を持つのは大事ですね。

  11. アクション より:

    サウンドだったり、映像の質だったり、今は、ネットと映画館のその差は縮まってますけど、それでもネットと映画館は違いますからね。個人的には映画館自体はまだまだなくならないと思いますよ。爆音上映とかIMAXとか映画館ならではの上映方法も確立しつつありますからね。4Kリマスターとか爆音のアクション映画って中々の臨場感で面白いですからね。言い換えれば、アクション映画がある限り映画館は無くならないと思いますね。
    まぁ、映画館で静かにしましょうみたいな空気は少し苦手ですね。笑いの沸点が低いので笑っちゃうんですよ。
    「男はつらいよ」の山田洋次監督は、「家族はつらいよ」を映画館で見て、観客が笑わないから、これが今の観客のルーズにあってるか分かりにくいと愚痴をこぼしましたからね。
    だから応援上映とかもあるんだけど、
    まぁ、映画館の個人的な苦手な部分は、そこの静かにしましょうが苦手ですね。
    あとカット割りもテレビと映画で違ってて、映画のほうがワンカットワンカットが長くなれるんですよ。テレビだと、視聴者らが飽きると観なくなるから、ワンカットが短いんですよ。たまに違うのがあるけど基本的にそうなるんですよね。
    個人的には、溝口健二のような長回しが結構好きなので、映画館のほうがいいです。
    ネットは、大半の作品がテレビ的なカット割りになるので、

  12. りう より:

    昔は配給会社や映画館はやむなく
    だったでしょうが今はなくとも構\築できますから

    直接見たい方に届くのがいいですね。

    アニメなどが大都市に偏るのも時代遅れ甚だしいですし

    そういった点でも直接届くように変わっていってほしいです。

    • 映画男 より:

      確かに映画館のない田舎の人のためにも、いつでもどこでも見たい映画をリアルタイムで届くのが理想ですよね。

  13. ヒポスキー より:

    確かに、他の国の映画料金に比べて日本はくそ高い
    洋画と邦画が同じ値段なのも?マークです。
    名画座がどんどんなくなって、安い値段で映画館に一日中入れなくなるのもなんだかなーと思います

    • 映画男 より:

      高いですよね。でも近々映画館月額使い放題サービスが導入されるらしいですよ。

  14. 映画男のファン より:

    僕は観られるものなら全映画作品を映画館で観たい派です。

    やっぱり映画は映画なので、あの真っ暗な場の大スクリーンで観る事を前提に作られているので、同じ作品でも劇場とDVDでだいぶ印象が変わりますよね。

    あと映画は総合芸術なので、ストーリーや役者の演技以外にも、音響やライティング等々映画館でないと味わえない作品も多々あります。

    なんか映画男さんの話を聞いてますと‥‥

    「モナリザ」を観たいけど、ルーブル美術館まで行くには金もかかるし、他の観光客もガヤガヤうるさくて集中できないから、Googleの画像検索で見ればいいや。

    で、ちょっと奮発して劣化版のコピーを買ってみて、それに「文句」を言ってる感じですね。

    映画男さんの文句(ブログ)が凄く表面的なのも納得というか、

    つまるところ映画男さんはそこまで「映画」に対する愛はないんだなぁって思いました笑

    よく「映画男」なんて名乗ってますねー。

    「ホームシアター男」に改名すべし!